「祭りのあと」
桑田佳祐 の シングル
初出アルバム『TOP OF THE POPS』
B面すべての歌に懺悔しな!!
リリース1994年10月31日
日本
規格8cmCD
カセットテープ
12cmCD
デジタル・ダウンロード
ストリーミング
録音猫に小判STUDIO
VICTOR STUDIO
ジャンルロック
時間4分53秒
レーベルタイシタレーベル
作詞・作曲桑田佳祐
プロデュース桑田佳祐
ゴールドディスク
プラチナ(日本レコード協会)[1][注釈 1]
ゴールド(シングルトラック、日本レコード協会)[2]
チャート最高順位
オリコン
週間2位
1994年11月度月間6位
1994年12月度月間9位
1994年度年間91位
1995年度年間69位
桑田佳祐 シングル 年表
月
(1994年) 祭りのあと
(1994年)奇跡の地球
(1995年)
『TOP OF THE POPS』 収録曲
ヨイトマケの唄
(12)祭りのあと
(13)
ミュージックビデオ(Full ver.)
「祭りのあと」 - YouTube
ミュージックビデオ(Short ver.)
「祭りのあと」 - YouTube
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「祭りのあと」(まつりのあと)は、桑田佳祐の楽曲。自身の5作目のシングルとして、タイシタレーベルから8cmCD・カセットテープで1994年10月31日に発売された。
2001年6月25日に12cmCDとして再発売をしている。2016年2月26日にはダウンロード配信、2019年12月20日にはストリーミング配信を開始した[3][4]。 前作「月」から2か月ぶり、アルバム『孤独の太陽』から1か月ぶりとなる作品[5]。 本作の発売以降はソロでライブ活動を行ったり、1995年1月にはMr.Childrenとコラボした「奇跡の地球」(桑田佳祐&Mr.Children名義)を発売した。同年5月には再びサザンオールスターズとして活動を再開している[5]。 オリコンによる累計売上枚数は81万枚を記録している[6]。
背景・リリース
チャート成績
収録曲
収録時間:9:14
祭りのあと (4:53)(作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:桑田佳祐 & 小倉博和)日本テレビ系ドラマ『静かなるドン』主題歌。自身出演のキリン『JIVE』CMソング。TBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』エンディングテーマソング。タイトルや歌詞にある『祭り』とは男女関係を意味する[7]。歌謡曲のテイストを感じさせるメロディが切なく響く楽曲であり[8]、とても丁寧に作られた日本的感覚のロッカ・バラードともいわれている[9]。当時は全国ツアー『桑田佳祐 LIVE TOUR'94 さのさのさ』が開催されることが決まっていたため「ツアーのテーマ曲を作ろう!」という意気込みと「ライブ会場で、みんなも一緒に歌って欲しい」という桑田の意向から、覚えやすい歌詞とメロディで作られたという[7]。ミュージック・ビデオは当時行われた全国ツアーのライブ映像を中心に構成され、この曲を熱唱したり、ステージで派手に暴れ動き回るシーンのほかにもリハーサル、移動中、楽屋などのオフショットも収録された[10]。back numberの清水依与吏はこの楽曲を気に入っており、自身の作風にも影響を与えたことを述べている[11]。
すべての歌に懺悔しな!! (4:20)(作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:桑田佳祐 & 小倉博和)自身出演のキリン『JIVE』CMソング。アルバム『孤独の太陽』からのシングルカット。音楽評論家の田家秀樹が言うには「高級外車にふんぞり返ってる音楽業界に対しての強烈な皮肉の歌」である[12]。斉藤和義はこの楽曲を気に入っている[13]。また、スージー鈴木はこの楽曲での桑田のボーカルを圧倒的にかっこいいと評している[14]。一方で論争も起こり、歌詞が長渕剛と矢沢永吉を揶揄していると決めつけられマスコミなどで話題になり、桑田が記者会見を開き報道を否定し釈明したのち、長渕と矢沢に謝罪文を送る事態となった[15]。矢沢は桑田を気遣う対応をしたが、長渕は桑田を糾弾する発言をし、最終的に1995年1月24日に長渕が大麻取締法違反で逮捕されて、事態が一気に沈静化するまで論争が続いた[16][17]。音楽評論家のスージー鈴木はこの論争を「つまらない騒動」と評しており、その理由を「桑田の歌詞の意味を具体的に解釈しようとすることの意味の無さを感じるから」としている[18]。また、泉谷しげるは「別に謝ることじゃねえだろ」とコメントし[15]、桑田と長渕の音楽性に大きな影響を与えた吉田拓郎は「ボクは桑田クンのファンとしていえば、桑田クンは何も説明しなくてもいい、謝る必要なんてない」などと桑田の肩を持つ発言を行い、長渕をトーンダウンさせた[19]。薬物事件以前にも長渕に暴力や女性問題などを始めとしたスキャンダルやダーティな噂が多かったこともあり、業界人の多くがそういったことに無縁な桑田を支持していたとされ[注釈 2]、以後二人は絶縁状態となったとされる[26]。