神様家族
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神様家族
ジャンル
ラブコメ[1]ファンタジー[1]
小説
著者桑島由一
イラストヤスダスズヒト
出版社メディアファクトリー
レーベルMF文庫J
刊行期間2003年6月25日 - 2008年1月25日
巻数全9巻(本編8巻+短編1巻)
漫画
原作・原案など桑島由一
作画たばり
出版社メディアファクトリー
掲載誌月刊コミックフラッパー
レーベルMFコミックス フラッパーシリーズ
巻数全5巻
アニメ
シリーズディレクター地岡公俊
キャラクターデザイン真庭秀明
音楽武井浩之
アニメーション制作東映アニメーション
製作神様プロジェクト
放送局アニマックス
放送期間2006年5月18日 - 8月10日
話数全13話
ゲーム:神様家族 応援願望
ゲームジャンルアドベンチャーゲーム[2]
対応機種PlayStation 2[2]
開発元ドラス[2]
発売元ドラス[2]
メディアDVD-ROM[2]
プレイ人数1人[2]
発売日2006年9月21日[2]
レイティングCERO:12歳以上対象[2]
セーブファイル容量200KB以上[2]
キャラクターボイス無し
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメゲーム
ポータル文学漫画アニメゲーム

『神様家族』(かみさまかぞく)は、桑島由一による日本ライトノベル。また同作品を原作にした漫画テレビアニメ作品。イラストヤスダスズヒトが担当。MF文庫Jメディアファクトリー)より2003年6月から2008年1月まで刊行された。2007年3月時点で原作小説の累計部数は50万部を突破している[3]
あらすじ

神山佐間太郎は神様の息子である。人間のことをよく知って立派な神様になるため、神様である父・治(パパさん)、女神の母・ビーナス(ママさん)、女神候補の姉・美佐と妹・メメ、お目付け役天使のテンコたちと、東京都世田谷区にある築25年の一軒家で暮らしている。

過保護なパパさんの神の奇跡のおかげで、幼い頃から欲しいと心の中で願ったものはすぐ手に入る生活を送っている佐間太郎は、自己中心的で無気力な性格になり、家族から干渉される毎日に嫌気がさしている。そんな様子を心配するテンコとは、神様とお目付け役天使という関係からいつも言い合いになるが、一方でお互いがお互いを心の支えに感じている。

そんなある日、自分たちのクラスに美少女・小森久美子が転校してくる。今まで人間の女の子に興味のなかった佐間太郎は、彼女に一目惚れ。その様子にショックを受けたテンコは、自分が佐間太郎に恋していることに気づく。

しかし、パパさんの「神の奇跡」の力で、久美子からいきなり告白され色気でせまられた佐間太郎は、自分の力だけでこの初恋を実らせたいと願い、その結果正気に戻った久美子から平手打ちされ落ち込む。その様子を見ていたテンコは、自分の気持ちを押し隠して、佐間太郎の恋を応援しようと決意する。

この物語は、「家族全員が神様だったら?」という作品設定を元に、神様の家族であることの不便さ・不自由さを感じる少年少女達の、奇想天外な日常のドタバタや恋愛模様を描く青春ラブコメディーである。
登場人物
神山 佐間太郎(かみやま さまたろう)
- 岸尾大輔[4]本作の主人公。神様の息子で菊本高等学校に通う高校1年生。人間の事を学んで立派な神様になるため家族と一緒に暮らしているが、パパさんの神の奇跡で幸運に恵まれた生活を送っているため無気力でわがままな性格をしている。愛情たっぷりで接してくる家族をうるさく思いながらもどこか甘えたところがあり、いつも心配してくれるテンコに対しても素直な気持ちで接することができないでいる。思春期特有の女の子への興味も持っており、ブルマーが好きだったり女子更衣室を覗いたりしたこともある。父のように願いを叶えたりする力(奇跡)等は無く、家族内でのテレパシーが使える程度でほとんど人間と変わらない。パパさん曰く、神様と言っても未熟だから「仮免」らしい。
テンコ
声 - 小清水亜美[4]本作のヒロイン。佐間太郎のお目付け役として天界から地上に降りてきた天使。苗字は存在しない。住み込みで神山家の家事全般をこなし、佐間太郎と同じ学校に通っている。天界にいた頃は年上だったことを理由に佐間太郎にはちょっと偉そうにしており気に入らない事があると口より先に手や足が出てしまうが、佐間太郎のお目付け役として一緒にいられることに生き甲斐と幸せを感じている。行動的で明るい性格のため密かに学校の男子に人気があるが、周りからは佐間太郎の彼女だと思われている。佐間太郎に対して恋心を抱くが、神様と天使が結ばれることはないと思い佐間太郎の恋を全力でサポートしようとする。が、時々嫉妬でうまくいかないこともある。
小森 久美子(こもり くみこ)
声 - 前田愛[4]本作のもう1人のヒロイン。菊本高校に転校してきた美少女。ミステリアスで淑やかな印象だが、佐間太郎に平手打ちしたり大胆な水着を選んだりとイメージとは違う一面も見せる。病弱な母親の面倒を見るため頻繁に転校をしており、友達が出来ないのが悩み。佐間太郎の家族のお節介により色々な奇跡に振り回される目にあう。母・フミコの命令で佐間太郎の命を奪うために近づいたが、彼と一緒にいるうちに悪魔でありながら彼の事を好きになってしまう。その後も母に何度も強制されるも佐間太郎の事を好きな気持ちを捨てきれず、彼に全てを話して助けを求める。
神山 治(かみやま おさむ)
声 - 江原正士[4]現在の神様で佐間太郎の父。通称「パパさん」。佐間太郎の修行の為に世田谷に築25年の一戸建てを構えて人間のふりをして暮らしている。ママさんとはいつもラブラブ状態で家族一人一人を愛しているが、他の姉妹と違ってなかなか感情を露にしない佐間太郎の助けになろうとして佐間太郎のふと頭に浮かんだどんな小さな願いも神の奇跡で強引にかなえてしまう。しかし、時たま佐間太郎に試練を与えたり地上を見守ったりと神様らしい一面も持っている。天界では地球の天候を管理したり天の川を流れる七夕の短冊を釣り上げて願いを叶えてあげるなど神様らしい仕事をしているが、暇な時にビールを片手に野球観戦したり願い事を違う人に叶えてしまったりするなど間の抜けたところもある。
神山 ビーナス(かみやま ビーナス)
声 - 葛城七穂[4]現在の女神で佐間太郎の母。通称「ママさん」。3児の母とは思えない程の若々しさと美貌の持ち主で佐間太郎を溺愛している為、いつもエキセントリックなことをしては佐間太郎にうるさがれている。テンコを含め佐間太郎に近づく女は全て敵視している。人一倍美貌を気にしているため「おばさん」と言われた時の怒りも凄まじく誰にも手が付けられなくなる。基本的には佐間太郎を溺愛し甘やかすばかりだが、時には佐間太郎を叱りつけるという厳しい一面や佐間太郎が悪に取り込まれないように諭すといった一面も持っている。
神山 美佐(かみやま みさ)
声 - 冬馬由美[4]次期女神候補で佐間太郎の姉。佐間太郎と同じ学校に通い学校のマドンナ的存在として淑やかに振る舞うが、家ではタンクトップとパンツ1枚で歩き回ったり風呂に入ることを面倒臭がるオヤジ的な性格に戻る。女神や女神候補の持つ「女神の吐息」で人間を誘惑して思い通りに動かすことができ、時々佐間太郎を誘惑してからかっている。
神山 メメ(かみやま メメ)
声 - 神田朱未[4]次期女神候補で佐間太郎の妹。無表情で口数も少なく何を考えているのか分からない暗くてクールな小学生。ママさんや美佐に付き合わされてコスプレを着たり、佐間太郎の恋愛を手伝ったりしている。家族の影響で年齢とはかけ離れた態度や発言をしては佐間太郎やテンコに注意されるが本人はよく分かっていない。神様家族には天界にいた時よりも前の世界という謎が存在する。メメは3人の兄妹の中で最初に前の世界に気づき、また他人の前の世界を感じることもできるらしい。
霧島 進一(きりしま しんいち)
声 - 三浦祥朗[5]佐間太郎の人間の親友。佐間太郎とは幼稚園からの付き合いで今は菊本高校のクラスメート。佐間太郎に女の子の情報を教えたり佐間太郎とテンコの仲を羨ましく思い、からかったりしてはテンコに殴られたりしている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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