神戸新交通株式会社
Kobe New Transit Co., Ltd.
神戸新交通本社ビル(神戸市中央区)
種類株式会社
市場情報非上場
略称新神交、KNT
本社所在地 日本
〒650-0045
兵庫県神戸市中央区港島六丁目6番地の1
設立1977年(昭和52年)7月18日[1]
業種陸運業
法人番号7140001011983
神戸新交通株式会社(こうべしんこうつう、英: Kobe New Transit Co., Ltd.)は、兵庫県神戸市で2つの自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT) 路線を運営している、神戸市などの出資による第三セクター方式の鉄道事業者である。本社は神戸市中央区港島六丁目6番地の1。
スルッとKANSAIでカードに印字される符号はKSであり、略字は新神交である。 日本国内で唯一、複数の新交通システム(AGT:自動案内軌条式旅客輸送システム)路線を運営している。車両基地を除く全線が高架構造で、自動列車運転装置 (ATO) による自動無人運転が行われている。路線の免特許上は軌道法に基づく軌道区間と鉄道事業法に基づく鉄道区間(第一種鉄道事業)とが混在している。 新交通システムの特性上、いずれの車両も急曲線・急勾配および自動無人運転に対応できる設計となっており、車輪にゴムタイヤを使用して高加速・高減速性能をもつ。全車両が川崎重工製であり、特にポートアイランド線では同社の技術が採用された。 当初は、公式な形式表記は「系」ではなく「型」を使用しており、日本の鉄軌道事業者ではまれなケースであった。近年では、2020型登場時のプレスリリースなど「形」を使う例が神戸新交通および神戸市の公式サイトで見られ「型」表記がされていない。なお、そのプレスリリース内の本文では、当初「型」表記で登場した2000型や1000型も「形」表記となっており、現在の公式な形式表記は不明である。車体側面には車両番号が付けられており、数字表記のみの1000型を除き「KNT-○○○○」と表記する。車両番号の付与方法は、千の位で型式を、百の位で号車番号を、十ならびに一の位で編成番号を示す。 大人普通旅客運賃(小児は半額・10円未満切り上げ)。
歴史
1977年(昭和52年)7月18日 設立[1]。
1981年(昭和56年)2月5日 ポートアイランド線が開業[1]。日本初の実用的な新交通システムおよび世界初の自動無人運転方式。
1990年(平成2年)2月21日 六甲アイランド線が開業[1]。
2006年(平成18年)
2月2日 ポートアイランド線が神戸空港まで複線化・延伸開業[1]。運賃を均一制から対キロ区間制に変更。
7月1日 ICカード「PiTaPa」がポートアイランド線・六甲アイランド線で利用可能になる。
2014年(平成26年)3月1日 交通系ICカード全国相互利用サービス対応開始(詳細は「運賃」の節を参照)[5]。
2017年(平成29年)4月15日 IC乗車カード「ICOCA」の発売を開始[6]。
2019年(平成31年)4月25日 連帯保証人や返済期限などを内規に定めていない不透明な社員への貸付制度が行われていたことが、新聞報道で明るみに出る。神戸市が久元喜造市長名で監査請求[7][8]。
2020年(令和2年)1月16日 後藤範三社長が退任し、後任に阪急電鉄で要職を歴任した能勢電鉄元社長の城南雅一が就任[9][10][11]。当社初の民間出身社長。
2021年(令和3年)4月1日 城南雅一社長が退任し、後任に元神戸市交通事業管理者の岸田泰幸が就任。
2023年(令和5年)4月1日 岸田泰幸社長が退任し、後任に阪急阪神ホールディングスグループ経営企画室広報部長の辰馬秀彦が就任。
路線
ポートアイランド線(ポートライナー)
三宮駅 - 神戸空港駅 (8.2 km)
市民広場駅 - 北埠頭駅 - 中公園駅 (2.6 km)
六甲アイランド線(六甲ライナー)
住吉駅 - マリンパーク駅 (4.5 km)
車両
運用中の車両
2000型・2000A形(ポートアイランド線)
2020形(ポートアイランド線)
1000型(六甲アイランド線)
3000形(六甲アイランド線)
2000型
2020形
1000型
3000形
過去の車両
8000型(ポートアイランド線)
8000型
運賃
Size:65 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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