神戸布引ロープウェイ(こうべぬのびきロープウェイ)は、兵庫県神戸市中央区の新神戸から世継山にかかる索道(ロープウェイ)である。神戸布引ハーブ園へ向かうための唯一の交通手段となっている[1]。 新神戸駅近くのハーブ園山麓駅とハーブ園山頂駅間を結んでいる[2][3]。途中、中間駅として風の丘中間駅が設けられている[2]。 開業以来、「新神戸ロープウェー」として神戸市都市整備公社(現在の神戸住環境整備公社)によって運営されていたが[2]、2009年4月に神戸市が設備・施設などを取得[4]。PFI事業として再整備し、2011年4月1日にリニューアルオープンした[5]。現在、施設は神戸市が保有し、鉄道事業法上の許可は神戸リゾートサービスによって運営されている[2][6]。 2006年4月1日から指定管理者制度の導入により山梨県でレジャー施設を運営する清里ハイランドパーク神戸事業所(NCリゾートマネージメントグループ)に布引ハーブ園の事業とともに運営された。しかし、慢性的な赤字は解消されず、同社への指定管理者契約が終了する2010年4月1日に神戸リゾートサービスに経営権が譲渡された[5][7]。 2011年のリニューアル時に、名称を「新神戸ロープウェー」から「神戸布引ロープウェイ」に変更したほか[5]、駅名や料金も変更した[8]。 なお、このロープウェーの愛称は「夢風船」である。 運行ダイヤは以下のとおりとなっている。なお、原則として2月の定期点検時は運休となる。
概要
運行形態
始発
9時30分(通年、ハーブ園山麓駅・ハーブ園山頂駅共通)
最終
ハーブ園山麓駅発 - 16時45分(春季ならびに秋季の平日、冬季の全日)、20時15分(春季ならびに秋季の土休日、夏季の全日)
ハーブ園山頂駅発 - 17時15分(春季ならびに秋季の平日、冬季の全日)、21時00分(春季ならびに秋季の土休日、夏季の全日)
季節ごとの期間
春季:3月20日から7月19日
夏季:7月20日から8月31日
秋季:9月1日から11月30日
冬季:12月1日から3月19日
沿線データ
全長(傾斜長):1460メートル[2][3][6]
高低差:330メートル[2][3][6]
最大勾配:28度86分[2]
走行方式:単線自動循環式(時計回り)[2]
支柱数:12基[2]
最高運転速度:4メートル毎秒[2]
搬器(ゴンドラ)
メーカー:CWA製(2011年更新、改修前は三菱重工業製を使用)[2]
定員:6人[2]