神戸ファッション造形大学短期大学部
大学設置1967年
創立1937年
廃止2011年
学校種別私立
設置者学校法人福冨学園
本部所在地兵庫県明石市明南町2-1-50
学部ファッションデザイン学科
ウェブサイト公式サイト
神戸ファッション造形大学短期大学部(こうべふぁっしょんぞうけいだいがくたんきだいがくぶ、英語: Kobe College of Fashion and Design)は、兵庫県明石市に本部を置いていた私立短期大学である。本稿では前身校(明石女子短期大学、明石短期大学、神戸文化短期大学)についても説明する。
概観
大学全体により同学園経営の神戸ドレスメーカー女学院(神戸市中央区)創立30周年記念事業として1967年に明石女子短期大学として設置された。かつては3学科を擁していたが、神戸ファッション造形大学開学後は、服飾系の学科のみとなった。野々池貯水池に隣接しており、周囲には明石市立小中学校や兵庫県立明石南高等学校、神戸市立小中学校などがあり、教育施設が密集した地区にあった。
1990年以降は短大名に「神戸」と冠していたが、所在地は神戸市ではなく明石市であった。 2013年に校舎は解体され[8]、住宅の分譲地となった[9]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
明石短期大学
豊かな人格をそなえた人材の育成
幅広く応用し得る専門技術
よりよき実生活の創造[1]
神戸ファッション造形大学短期大学部
建学の精神は「人・創造・未来」となっていた。これは創始者である福冨芳美による言葉である。
教育および研究
明石短期大学および神戸文化短期大学
服飾学科 - ファッションを流行の服飾として捉えるにとどまらず、ファッション産業界をも見据えたカリキュラムを用意していた。
デザイン美術科 - 総合的な造形教育を通じて創造性の開発に取り組んでいた。
教養学科 - 国際的視野に立つ豊かな教養と実務能力を身につけることに力をいれていた。単位取得により秘書士の称号を得ることができた。
神戸ファッション造形大学短期大学部
ファッションデザイン学科 - ファッション業界で活躍するに相応しい人材育成に力をいれていた。
学風および特色
神戸ファッション造形大学短期大学部におけるファッションデザイン学科には、「アパレルデザイン」・「ファッションビジネス」・「インテリアデザイン」・「総合デザイン」の各コースがあった。
1年次には「カフェテリア履修」と称したカリキュラムがあった。いわゆる一般教育科目に相応するものでもあり、「調理学」や「食物学」、和洋菓子の「製菓実習」もあった。
短大の一大イベントとしてファッションショーがあった。
沿革
1937年 - 神戸ドレスメーカー女学院(英称:Kobe Dressmaker Jogakuin)が創設される。
1967年 - 明石女子短期大学(あかしじょしたんきだいがく、英称:Akashi Women's Junior College)として開学。服飾学科を置く[2]。
1969年 - 明石短期大学(あかしたんきだいがく、英称:Akashi Junior College)と改称し、男女共学となる。
1970年 - 学科を増設する。
教養学科[3]
デザイン美術科[4]
1990年 - 神戸文化短期大学(こうべぶんかたんきだいがく 英称:Kobe College of Liberal Arts)と改称[5]。
2002年 - 専攻科造形専攻を設置。
2008年 - 神戸ファッション造形大学短期大学部に改組。服飾学科をファッションデザイン学科に改称。
2009年度を最後に、学生募集を打ち切る[6]。
2011年 - 閉校。
2013年 - 文部省の廃止認可を受ける[7]。
跡地
基礎データ
所在地
兵庫県明石市明南町2-1-50
校歌
白川渥 作詞、大中恩 作曲
交通アクセス
JR神戸線西明石駅下車。