こうやま しげる
神山 繁
平凡出版『週刊平凡』第8巻第42号(1966)より
本名神山 繁
生年月日 (1929-01-16) 1929年1月16日
没年月日 (2017-01-03) 2017年1月3日(87歳没)
出生地 日本・広島県呉市
死没地 日本・京都府京都市
血液型A型
職業俳優
ジャンル映画、テレビドラマ、舞台
活動期間1952年 - 2017年
配偶者文野朋子(1956年 - 1987年、死別)
一般人女性(1992年 - )
事務所オフィス佐々木[1]
主な作品
映画
『金環蝕』
『不毛地帯』
『八甲田山』
『二百三高地』
『連合艦隊』
『ブラック・レイン』
『踊る大捜査線 THE MOVIE』
『沈まぬ太陽』
『アウトレイジ ビヨンド』テレビドラマ
『ザ・ガードマン』
『シークレット部隊』
『ベイシティ刑事』
『独眼竜政宗』
『翔ぶが如く』
『葵 徳川三代』
『CHANGE』
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神山 繁(こうやま しげる、1929年〈昭和4年〉[2]1月16日[3] - 2017年〈平成29年〉1月3日[3])は、日本の俳優。本名は同じ[2]。
広島県[2]呉市出身。海軍経理学校卒業[2]。文学座[2]、劇団雲[2]、演劇集団 円[2]を経て、オフィス佐々木に所属していた[1]。
元妻は女優の文野朋子(1987年に死別)。晩年は京都府に在住していた。
来歴・人物海軍経理学校時代の神山
旧制麻布中学校卒業後、1945年4月10日(火曜日)海軍経理学校第38期に入学[4]、戦後山王ホテル勤務、進駐軍の通訳などを経て、1952年に文学座に演出部研究生として入座[3]。後に俳優に転じる。1956年、文野と結婚。
1963年、芥川比呂志、小池朝雄、高木均、仲谷昇、岸田今日子らとともに同座を脱退し、劇作家・福田恆存を代表とする現代演劇協会の設立に参加[3]、劇団雲を結成する。『夏の夜の夢』『リア王』『コリオレイナス』『テムペスト』などのシェイクスピア劇や、遠藤周作の『黄金の国』『罪と罰』『スカパンの悪だくみ』などの舞台で活躍する。1975年、芥川と福田との対立が決定的になると、芥川と行動を共にし、雲(現代演劇協会)を脱退して演劇集団 円の結成に参加した。円では、『ペリクリーズ』『から騒ぎ』などに出演し、『ママに捧げる鎮魂歌』『山の巨人たち』『ほんとうのハウンド警部』では演出を務めた。
1987年、文野と死別。以後はしばらく仕事からも離れていたが、1990年に仕事で訪れていた京都で一般人女性と知り合い、これを契機に京都へ移住。1992年にこの女性と再婚し、逝去まで連れ添った。1991年に演劇集団 円を退団。
舞台の傍ら、冷徹な悪役や知的な役柄をこなし、市川崑、岡本喜八、森谷司郎、山本薩夫など、非日常性の強い娯楽作品を得意とする監督らに好んで起用されていた。高倉健、宇津井健、いかりや長介、仲代達矢、児玉清、木村拓哉との共演が数多かった。中でも、いかりや長介とは『独眼竜政宗』での共演以来、プライベートでも親交が深かったという[5]。テレビドラマでは『ザ・ガードマン』での役柄が当たり役となったほか[3]、サントリーのCMでも馴染みの顔となった。
2016年1月に肺炎と診断され療養していたが、妻に看取られながら2017年1月3日に京都の自宅で亡くなった[6]。87歳没。また、「葬式無用、戒名不要」という神山の強い遺志により無戒名となり、葬儀・告別式も行われなかった[3][7][8]。生前から自分で用意した骨壺に入った。墓所は多磨霊園。
出演作品
映画
にごりえ(1953年、松竹)
悪女の季節(1958年、松竹)
ハイ・ティーン(1959年、松竹)
その壁を砕け(1959年、日活)- ヒゲ面の石工
男が命を賭ける時(1959年、日活)
われらの時代(1959年、日活)
ゆがんだ月(1959年、日活)- 由良
霧ある情事(1959年、松竹)
男が命を賭ける時(1959年、日活)
からっ風野郎(1960年、大映)- ゼンソクの政 役
喧嘩太郎(1960年、日活)- 五井秘書課長 役
最後の切札(1960年、松竹)
バナナ(1960年、松竹)
夕陽に赤い俺の顔(1961年、松竹)
風に逆らう流れ者(1961年、日活)- 拝島
七人の挑戦者(1961年、日活)
拳銃横丁(1961年、日活)
ノサップの銃(1961年、日活)
闘いつづける男(1961年、日活)
黒い傷あとのブルース(1961年、日活)- 茂原
恋にいのちを(1961年、大映)
涙を、獅子のたて髪に(1962年、松竹)
人間狩り(1962年、日活)