神奈川県第11区
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神奈川県第11区


行政区域横須賀市三浦市
(2024年1月1日現在)
比例区南関東ブロック
設置年1994年
選出議員小泉進次郎
有権者数36万8400人
1.625 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
(総務省・2023年9月1日)
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神奈川県第11区(かながわけんだいじゅういっく)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。
区域

1994年平成6年公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]

横須賀市

三浦市

歴史

中選挙区制時代は、全域が神奈川県第2区に属した。中選挙区制の時代から小泉純也、その長男の小泉純一郎、純一郎の二男の小泉進次郎と小泉家が圧倒的な地盤を形成し保守王国となっており、無風選挙となる傾向がある。

三浦半島の大部分を占めるこの地域は、1908年(明治41年)から長らく、小泉又次郎地盤とした。又次郎が公職追放された1946年(昭和21年)からの数年間を経て、又次郎の女婿である小泉純也が地盤を受け継いだ。純也も当選を重ねたが、1969年(昭和44年)8月に急死した。同年12月に行われた衆議院総選挙には純也の長男・小泉純一郎が立候補するも落選。純一郎は1972年(昭和47年)に行われた衆議院総選挙で初当選して以後当選を重ね、小選挙区制となった1996年(平成8年)からも当選を続けた。2005年(平成17年)、内閣総理大臣であった純一郎の解散(郵政解散)によって行われた第44回衆議院議員総選挙では、最高得票で当選した。

2009年(平成21年)、純一郎が政界を引退。同年の第45回衆議院議員総選挙には、純一郎の二男・小泉進次郎が立候補して、当選した[3]。また、民主党横粂勝仁比例復活した(この選挙区で落選した候補者が復活当選したのはこの1回のみ)。それ以降も進次郎が当選を続けているが、2014年(平成26年)には16万8000余票の全国最多得票を得た(得票率も全国最高の83.28%)[4][5]

小選挙区比例代表並立制が導入された当初は重複立候補を辞退した議員も多数存在したが、近年は安倍晋三元総理や石破茂元自民党幹事長ですらも重複立候補を行っている中で、純一郎および進次郎は現職総裁および党の内規により重複立候補が出来ない73歳以上の候補者を除く自民党公認候補の中で[注釈 1]唯一[注釈 2]重複立候補を辞退し、公明党からの推薦も受けていない。その影響もあって、当選挙区が設立されて以来、公認した党以外の他党からの推薦を受けた候補が1人もいない。また、立候補した全員が重複立候補をしていないこともある。
小選挙区選出議員

選挙名年当選者党派
第41回衆議院議員総選挙1996年(平成8年)小泉純一郎自由民主党
第42回衆議院議員総選挙2000年(平成12年)
第43回衆議院議員総選挙2003年(平成15年)
第44回衆議院議員総選挙2005年(平成17年)
第45回衆議院議員総選挙2009年(平成21年)小泉進次郎
第46回衆議院議員総選挙2012年(平成24年)
第47回衆議院議員総選挙2014年(平成26年)
第48回衆議院議員総選挙2017年(平成29年)
第49回衆議院議員総選挙2021年(令和3年)

選挙結果第49回衆議院議員総選挙2021年(令和3年)10月31日) 神奈川県第11区

時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:37万4938人 最終投票率:52.21%(前回比:0.10%) (全国投票率:55.93%(2.25%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
小泉進次郎40自由民主党前147,634票79.17%――
林伸明55日本共産党新38,843票20.83%26.31%


真白は本名である「宇都宮優子」名義に変更した上で、大阪12区から立憲民主党公認で立候補したが落選。
第48回衆議院議員総選挙2017年(平成29年)10月22日) 神奈川県第11区

時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:38万6677人 最終投票率:52.11%(前回比:2.39%) (全国投票率:53.68%(1.02%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
当小泉進次郎36自由民主党前154,761票78.02%――
瀬戸和弘65日本共産党新21,874票11.03%14.13%
真白リョウ41希望の党新18,583票9.37%12.01%○
圷孝行67労働の解放をめざす労働者党新3,133票1.58%2.02%


真白は自由党公認で大阪12区から立候補を予定していたが希望の党への入党後、当選挙区に国替えとなった。
第47回衆議院議員総選挙2014年(平成26年)12月14日) 神奈川県第11区

時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:38万4363人 最終投票率:54.5%(前回比:6.69%) (全国投票率:52.66%(6.66%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
当小泉進次郎33自由民主党前168,953票83.28%――
瀬戸和弘62日本共産党新33,930票16.72%20.08%
第46回衆議院議員総選挙2012年(平成24年)12月16日) 神奈川県第11区

時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日
当日有権者数:38万9013人 最終投票率:61.19% (全国投票率:59.32%(9.96%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
当小泉進次郎31自由民主党前184,360票79.86%――
林公太郎30民主党新25,134票10.89%13.63%○


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