こうさか じろう
神坂 次郎
誕生なかにし ひさお
中西 久夫
(1927-03-02) 1927年3月2日
日本・和歌山県和歌山市
死没 (2022-09-06) 2022年9月6日(95歳没)
日本・和歌山県和歌山市
職業小説家
国籍 日本
代表作『黒潮の岸辺』
『縛られた巨人 南方熊楠の生涯』
『熊野御幸』
主な受賞歴第2回日本文芸大賞
第1回大衆文学研究賞(評伝部門)
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神坂 次郎(こうさか じろう、1927年3月2日 - 2022年9月6日[1])は、日本の小説家。本名、中西久夫。三田文学会員。社団法人日本ペンクラブ理事。 1927年3月2日、和歌山県和歌山市出身[2]。1943年4月、陸軍航空学校に入校し[3]、鹿児島県知覧飛行場を経て、航空通信隊員として愛知県小牧飛行場で任務時に終戦を迎える。終戦に際し、日本陸軍の暗号書等の重要書類を処分する役目を荷った[要出典]。書類を燃やしながら涙が止めどなく流れたと後に回想している[要出典]。 戦後、故郷に帰り、株式会社淺川組の土木技師として24年間従事。 後に演劇関係の仕事に就き、長谷川伸と知り合い、時代小説を書き始める。1982年、『黒潮の岸辺』にて第2回日本文芸大賞受賞[2]。1984年『元禄御畳奉行の日記』がベストセラーとなった[3]。1987年、『縛られた巨人 南方熊楠の生涯』で第1回大衆文学研究賞(評伝部門)受賞[2]。2002年南方熊楠賞[2]、2003年長谷川伸賞[2]を受賞した。 1992年の皇太子徳仁親王熊野行啓に際し、自著『熊野御幸』を2時間半に渡って進講。自らの特攻隊員としての体験や、地元和歌山の偉人を取り上げた作品を著した。 2022年9月6日、老衰のため和歌山市内で死去[4]。95歳没。
経歴
著書
『かれいの砦』春陽堂書店 1966
『空を駆ける盗賊』春陽文庫 1966
『おれは豪傑』春陽文庫 1968
『黒潮のろまん』有馬書店、1971 「黒潮の岸辺」中公文庫
『草書本猿飛佐助』春陽堂書店 1972 のち中公文庫、ケイブンシャ文庫
『徳川家康 物語と史蹟をたずねて』成美堂出版 1976 のち文庫
『金谷上人行状記』成美堂出版 1976 「天馬空をゆく」新潮文庫、小学館文庫
『男いっぴき物語 南海色豪伝』光風社書店 1976 のち新潮文庫、徳間文庫
『紀州史散策』第1?5集 有馬書店 1976?82 のち一部朝日文庫
『くろしおのくにの19のものがたり 和歌山県の民話』太平出版社