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神原 泰(かんばら たい、1898年 - 1997年)は、大正期新興美術運動を代表する詩人、美術家、美術評論家。宮城県仙台市生まれ。
当初詩人として活動をはじめるも、絵画へも展開し、1917年に二科展に出品。詩人であったという関係もあり、未来派に触れ、傾倒する。1920年には、『第一回神原泰宣言書』を発表。
1922年、古賀春江、中川紀元、横山潤之助らと「アクション」を結成。1924年、アクション、MAVO、未来派美術協会が合流する形で、「三科」を結成するに際し、結成に参加する。短期間の活動(1925年解散)に続けて、1925年、矢部友衛、岡本唐貴らと「造形」を結成するも、改組に伴い、1927年脱退。
以降は絵画制作から離れる。 典拠管理
代表絵画作品
マリアとキリスト(1923年)
キリストを抱くマリアを、極めて抽象化された曲線によりカラフルに描いている。
スクリアビンの「エクスタシーの詩」に題す(1924年)
極彩色の、雲や渦を思わせる抽象画。
主要展覧会
1920年代日本展/東京都美術館・愛知県美術館・山口県立美術館・兵庫県立近代美術館/1988年
アクション展 大正新興美術の息吹/有楽町朝日ギャラリー・北海道立函館美術館・長野県辰野町立郷土美術館/1989年
日本の抽象絵画 1910-1945/板橋区立美術館・岡山県立美術館・姫路市立美術館・京都府京都文化博物館・北海道立函館美術館・秋田市立千秋美術館/1992年(美術館連絡協議会など主催)
主要著書
新しき時代の精神におくる/神原泰/イデア書院/1923
芸術の理解/神原泰/イデア書院/1924
未来派研究/神原泰/イデア書院/1925年
新興芸術の烽火/神原泰/中央美術社/1926
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更新日時:2018年11月21日(水)11:11
取得日時:2018/12/23 17:48