神の抵抗軍
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神の抵抗軍
the Lord's Resistance Army
ウガンダ内戦
(英語版)、第二次コンゴ戦争他に参加

活動期間1987年 -
活動目的十戒とアチョリの伝統に基づく国家建設
構成団体アチョリ
指導者ジョゼフ・コニー
活動地域 ウガンダ
 コンゴ民主共和国
中央アフリカ
南スーダン
前身聖霊運動
関連勢力スーダン政府(北部)
敵対勢力ウガンダ軍、SPLA、コンゴ軍
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神の抵抗軍(かみのていこうぐん、Lord's Resistance Army[1]: 略称 LRA)は、ウガンダの反政府武装勢力
概要

1987年ジョゼフ・コニーによって結成された。主にコンゴ民主共和国東部、ウガンダの北部地域と南スーダンの一部で活動している。彼らとウガンダ政府軍との紛争は、アフリカで進行中の長期紛争の一つである。コニーは自らを霊媒であると主張し、十戒アチョリの伝統に基づく国家建設を掲げている[2][3]

2000年代後半、ウガンダ軍の掃討によってその規模を縮小させているが、依然として住民の殺害や襲撃等を行っている。LRAによる被害の中でも子供に対する犯罪は特に深刻で、子供を拉致し、強制的に少年兵にしたり、性的奴隷にしたりして国際的な非難をあびている[4]
歴史詳細は「en:Lord's Resistance Army insurgency」を参照
背景

1986年1月アチョリ出身のティトー・オケロ大統領が南西部を支持基盤とするヨウェリ・ムセベニ国民抵抗軍NRA)により打倒された(ウガンダ内戦(英語版)、ルウェロ戦争)。アチョリは彼らによる伝統となっていた国軍の支配を奪われることを恐れ、またNRAが受けた残忍な対反乱作戦、特にルウェロ三角(英語版)地域での虐殺[5]に対する報復を受けることを恐れた。8月までに政府軍占領下の北部で民衆反乱が起こった。
初期

神の抵抗軍による反乱

LRAの反乱の影響を受けた地域(2002年以降)

1987年 - 進行中
場所ウガンダ北部,南部スーダン,コンゴ民主共和国北東部
結果進行中

衝突した勢力

国民抵抗軍
ウガンダ人民国防軍(英語版)
アロー・ボーイズ
南スーダン自治政府軍(SPLA)

聖霊運動(英語版)
ウガンダ人民民主軍(英語版)
神の抵抗軍
指揮官
ヨウェリ・ムセヴェニ
ポール・カガメ
ベティ・オイェラ・ビゴンベ(英語版)
James Kaziniアリス・アウマ
オドン・ラテク(英語版)
ジョゼフ・コニー
詳細は「en:Lord's Resistance Army insurgency (1987?94)」を参照

1987年1月、ジョゼフ・コニーは、アリス・アウマの聖霊運動(英語版) (HSM)に連なる霊媒として現れた。コニーは、元ウガンダ人民民主軍(英語版) (UPDA) 司令官オドン・ラテク(英語版)から、一般市民を標的にしたゲリラ作戦の指示を受け、元UPDA師団を掌握した。1991年まで、LRAは人々を襲撃し、短期間誘拐された村人によって略奪が実行された。NRA部隊もまた、残忍な行動で知られていたことから、LRAは少なくともアチョリ人の何割かから受動的な支持を得た[6]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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