神の一覧(かみのいちらん)では、各神話の神を列記する。 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は、同じ神を信じている。しかし、ユダヤ教徒とイスラム教徒は神を、厳格な唯一神教的な語として思い浮かべるのに対して、ほとんどのキリスト教徒の神は三位一体として存在すると信じている。 モーセの十戒の1つ、出エジプト記 20章7節の命令を根拠として、ユダヤ教においては古代から神の名を発音することを避けてきた。このため、現在では正確な呼称を知っている者は少なく、祭司家系の者たちの間で口伝されるのみであると伝えられる。詳細は「ヤハウェ」を参照 歴史的には、キリスト教はひとりの神を信じ、「神」として知られ、ひとりの神また神格を成す神聖な三者(三位一体)を信じると公言した。(参照 : アタナシウス信経)。 そのため、三位一体論的一神論者であるキリスト教徒がほとんどであるが、中にはそれに異議を唱える者もいる。以下の記事を参照。 アリウス派、ユニテリアン主義、例えば末日聖徒イエス・キリスト教会、エホバの証人。これら反三位一体論のグループは、ただひとりの父なる神が神であると信じている。末日聖徒は父と子イエス・キリストと聖霊とが三つの別個の神々を成すと信じている。エホバの証人はエホバ(ヤハウェ)はイエス・キリストより上位であり、聖霊は神の活動する力であると信じている。 アッラーフはイスラム教のもっとも伝統的な神を表す言葉である(固有名詞ではない)。イスラム教の伝統はまた99の神名も語る。ユダヤ教やキリスト教よりもある意味では詳細に神の存在の状態を定義しており、キリスト教で伝える三位一体は明確に否定し、その実態については「目なくして見、耳なくして聞き、口なくして語る」物理的な要素はない精神と力のみの存在としている。 二つの小宗教はアブラハムの宗教のどの区分にもまったく該当しない。ラスタファリ運動はジャーを崇拝し、バハイ教もユダヤ教、キリスト教、イスラム教と同じ神を崇拝する。 エジプト神話の神々は実在の動物と関連する姿をとることが多い。例えば、アヌビスは人の体を持つが、頭はイヌである。
凡例:日本語名(英語名)
一覧は、ウィキペディア日本語版に多数の記事がある神話は五十音順、他言語版ウィキペディアの記事へのリンクが大勢を占める神話はアルファベット順になっている。各単語の定義も参照されたい : 神、女神、仏、神話、宗教、聖典、世界の宗教。
中近東
アブラハムの宗教
ユダヤ教
キリスト教
イスラム教
その他
エジプト神話の神々
アトゥム - 創造神の一柱。
アテン - 太陽の光の化身。
アヌビス - 冥界の神。ミイラ作りの神。リコポリスの守護神。
アペプ - 闇と混沌の象徴。
アメン - 雄羊の神。
イシス - 魔法の女神。ネフテュスの姉妹。
イムホテプ - 知恵、医術と魔法の神。
ウアジェト - コブラの女神。
オシリス - 冥府の神。
クヌム - 創造神の一柱。
ゲブ - 大地の神。
ケプリ - スカラベ、日の出の化身。
コンス - 風の神。
シュー - 大気の神。
セクメト - 戦闘の女神。ライオンの頭を持つ。
セト - 嵐、戦争、砂漠[1]の神。アヌビスの父ともいわれる。
セベク - ワニの神。
セルケト - サソリの女神。イシスの従者。
ソプデト - シリウス星の女神。
タウエレト - カバの女神。
テフヌト - 天候の女神。秩序、公正、時、天国と地獄の守護神。
トート - 月、製造、著述、幾何学、知恵、医術、音楽、天文学、魔術の神。
ネイト - 戦いの女神。偉大なる母なる女神。
ネクベト - ハゲタカの女神。
ヌト - 天国と空の女神。
ヌン - 原始の海。
ネフテュス - アヌビスの母。
バステト - ネコの女神。
ハトホル - 愛の女神、音楽の女神、ホルスの妻。
ハピ - ナイル川の神、豊穣の神。
プタハ - 創造神の一柱。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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