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祇園四条駅*
四条大橋北側4番出入口(2017年2月4日撮影)
ぎおんしじょう
Gion-shijo
◄KH38 清水五条 (0.9 km) (0.7 km) 三条 KH40►
左は京都河原町駅
所在地京都市東山区四条大橋東詰[1].mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度0分14.3秒 東経135度46分19.7秒 / 北緯35.003972度 東経135.772139度 / 35.003972; 135.772139 (祇園四条駅*)
配線図
凡例
↓三条駅
祇園四条駅[4](ぎおんしじょうえき)は、京都府京都市東山区四条大橋東詰にある、京阪電気鉄道京阪本線の駅。地元の人は、当駅を含めた周辺地区を四条京阪と呼ぶことが多い。駅番号はKH39。旧称四条駅。目次
1 歴史
1.1 沿革
2 駅構造
2.1 のりば
2.2 モニュメント
2.3 その他
3 当駅から接続する鉄道路線
4 利用状況
5 駅周辺
6 バス路線
7 隣の駅
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク
歴史 四条通を横切り四条駅に入るびわこ号。1934年から1938年までに撮影。 四条通り踏切 1981年頃撮影 地上時代の大阪方面のりば(1980年頃) 改称前の駅出入口。後ろは南座。2008年3月15日撮影。 上記写真の改称後の駅出入口。2008年10月21日撮影。
1915年・京阪線の三条駅への延伸に伴い開業、京都市電四条線が先に開通していたために平面交差が設けられた。当初は上下線とも四条通の北側に相対式のホームを設けていた(びわこ号が写った戦前の写真を参照。写真の右側が北側である)。後に上りホームを四条通南側に移設し、三条行・天満橋(淀屋橋)行共に四条通を渡る手前で停車する千鳥配置に変更された。駅舎は一貫して下りホーム側に設けられており、上りホームの利用者は一旦下りホーム側の駅舎で乗車券を購入した後、上りホームの改札を通る形になっていた。さらにその後、後述する地下化工事の進捗に伴い、今度は下りホームを駅舎共々四条通南側に移設して再び相対式ホームとなり、その状態で地下化工事の完成を迎えた。
1935年の「鴨川水害」では鉄筋コンクリート製アーチ橋の四条大橋に、上流より流された木製の三条大橋などの残骸が引っかかり鴨川を堰き止め、あふれた水が四条駅や周辺に大きな被害を与えた[5]。この後に鴨川の洪水対策として川底を掘り下げ、四条大橋は1942年(昭和17年)に橋脚タイプの現在の橋に架け替えられた[6][7]。併せて「京阪線を地下化して鴨川を拡幅する」との計画が作成されたが、折からの日中戦争からの戦時体制で計画は縮小され、鴨川の川底の掘り下げと堰の設置が1947年まで続けられた[8]。
鴨川べりの京阪線の地下化は頓挫したかに思われたが、1960年代末からのモータリゼーションに伴い京阪線の踏切が東西交通の妨げになることや、東大路通・河原町通の混雑緩和となる川端通の建設計画と鴨東線の地下鉄道による新設計画が持ちあがり、京阪線の地下化が1975年10月に都市計画決定された。この計画は1977年6月に事業認可されて1979年3月に着工し[9]、1987年5月に地下化が完了した。同年7月には付帯工事区間で集中豪雨により四条駅北側の白川から地下線に大量の水が流れ込み1日運休する被害が発生している[10]。翌年5月にすべての付帯工事も完成し、地上線路跡に川端通が開通した。
地下化後25年以上たったことから、2015年より大規模な改修工事が開始され、北改札口を閉鎖。そこに有ったエレベーターを廃止して南改札口内にエレベーターを新設、トイレも大規模な改修がなされた。コンコース内にはスターバックスコーヒー・志津屋を誘致、観光案内所を新設・外貨両替機も設置するなど、京都の玄関口となるようにリニューアルされた。 島式1面2線のホームを持つ地下駅である。四条大橋東詰、川端通と四条通との交差点の直下に位置する。地下1階のコンコースは川端通沿い南北と四条通東側へ張り出した凸形をしていて四条通側に駅事務所が設けられている。
沿革
1915年(大正4年)10月27日 - (旧)京阪電気鉄道の京阪本線五条(現・清水五条) - 三条間延伸により四條駅として開業。
1916年(大正5年)4月1日 - 最急行(同年6月1日廃止)および急行の停車駅となる。
1928年(昭和3年)11月3日 - 上下線のホーム改築[11]。
1934年(昭和9年)9月21日 - 室戸台風で停電、運休。24日運行再開[12]。
1935年(昭和10年)6月29日 - 「鴨川大水害」で駅舎ホームが破損するなど大きな被害を受ける、7月3日仮復旧運行再開[13]。
1943年(昭和18年)10月1日 - 阪神急行電鉄との合併により、京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。
1946年(昭和21年)1月3日 - 駅構内で電車の追突事故(重傷者4人軽症者20人)[14]
1949年(昭和24年)12月1日 - 会社譲渡により、京阪電気鉄道の駅となる。
1950年(昭和25年)9月1日 - 特急運転開始に伴い、特急停車駅となる。
1962年(昭和37年)8月5日 - 上下線のホーム延伸、大阪行き改札口改良・2階に食堂新設[11]。
1963年(昭和38年)
4月15日 - 旧字体の「四條」を新字体の「四条」に表記変更。
7月16日 - 琵琶湖疏水の上に大阪行き駅舎新築し使用開始[11]。
1972年(昭和47年)
1月23日 - 京都市電四条線(祇園 - 四条大宮)の廃止に伴い、平面交差がなくなる。
7月10日 - 定期券発行機を設置使用開始[15]。
1982年(昭和57年)11月 - 地下化工事に伴い、淀屋橋行きホームを四条通り北側から南側へ移設。「四条通り踏切」に遮断機を設置[16]。
1987年(昭和62年)
5月24日 - 駅地下化[11]。併せて朝夕の通勤時間帯に禁煙タイムを実施[17]。
7月15日 - 浸水事故で終日閉鎖・列車運行は七条 - 淀屋橋間で折り返し。
1988年(昭和63年)
5月10日 - 地下化工事竣工。
9月1日 - 「終日禁煙」を実施[18]。
1992年(平成4年)10月21日 - 京阪初の乗り越し精算機を設置。
1996年(平成8年)
3月11日 - ホームに異常通報装置を16か所に設置[19]。
6月25日 - コンコースに京阪交通社が運営するコーヒーショップ「プラCafe」が営業開始[20]。
2008年(平成20年)10月19日 - 駅名を「四条」から「祇園四条」に改称[3]。
2015年(平成27年)
9月7日 - 駅改良工事に伴い、北改札口閉鎖・エレベーター南改札側に新設[21]。
11月13日 - 駅改良工事に伴い、定期券売り場を閉鎖[22]。
2016年(平成28年)
2月3日 - 男子トイレの改修工事竣工、使用開始[23][24]。
3月19日 - ダイヤ改正で日中の普通電車の運用が無くなり、準急・特急のみ停車する時間帯が生まれた。
4月8日 - 女子トイレの改修工事竣工、使用開始[23][25]。
4月28日 - 観光案内所「京阪ツーリストインフォメーションセンター祇園四条」を開設[23][26][25]。
6月1日 - 多目的トイレ・キッズ用トイレの使用開始[23][25]。
7月6日 - 期間限定スイーツショップ『SWEETS BOX』がコンコースに出店[27]。
2017年(平成29年)
1月16日 - 南座の耐震補強改修に伴い6番出入り口閉鎖。
9月14日 - コンコースに外貨自動両替機を設置、運用開始[28][29]。
2019年(平成31年)2月13日・2月15日 -ホームには「注意喚起シート(ホーム端の紅白縞模様)」が設置[30]。
駅構造