礼拝史(れいはいし)とは、主に初代教会に源流を置くプロテスタントの流れにある教会の礼拝様式の変遷の歴史である。 2世紀の記録には、交唱形式による賛美歌や罪の告白やモーセの十戒の朗読があった。使徒信条の原型になった信仰告白文が用いられた。 聖書の言葉と聖餐式から構成されて、任職された教職者による神からの語りかけと、礼拝者の応答の部分からなっていた。 宗教改革の終わり頃、ウェストミンスター会議では、1644年に礼拝指針 礼拝の様式を規定した礼拝指針でさえも軽視され、自由な礼拝の傾向にある。 クエーカーは礼拝のプログラムを設けず、礼拝中は信徒数名の短い「感話」(聖書朗読や賛美歌歌唱、証など)以外はひたすら黙想する。
初代教会
宗教改革が礼拝で歌われるようになった。改革者たちも古代教会の習慣に従い、祈祷書を制定したが、教会暦や聖書日課の制定には反対した。
今日
参考文献
山崎順治「礼拝」『新キリスト教辞典』いのちのことば社、1991年
W・ナーゲル著、松山與志雄訳、「キリスト教礼拝史」教文館、1998年