碧の海
?LONG SUMMER?
ジャンルテレビドラマ
原作倉科遼(原案)
企画横田誠(東海テレビ)
脚本武田有起
『碧の海?LONG SUMMER?』(あおのうみ ロングサマー)は、2014年6月30日から9週間・45回[1]で東海テレビ制作・フジテレビ系で放送された昼ドラ。主演は奥菜恵。奥菜にとっては、連続ドラマ主演は8年ぶりである[1]。平均視聴率は3.4%[2]。
本作品は、お笑いタレントを数多く擁する吉本興業とよしもとクリエイティブ・エージェンシーが制作に加わり、ヒロイン・舞の少女時代を演じる城恵理子(NMB48)を初め、木村祐一、板尾創路ら、吉本興業[3]所属のタレントが多数出演する[4]。また、オープニングタイトルバックも『白衣のなみだ』以来、1年3か月ぶりに復活した[5]。 東京で建設会社を経営する社長令嬢の小館舞は、自分を育ててくれた母が本当の母親ではないという悩みを抱えていた。しかしある日、沖縄に実母がいることを知ると、どうしても母親のことを知りたくなり、一人沖縄へと旅立った。その実母探しをしているとき、民宿の息子・新垣航太という青年に出会う。航太は「金に汚い嫌な奴」だったが、妹が病気を抱えているのを知り、そのやさしさに舞はひかれていくようになる。そして航太も舞を「金持ちのいけ好かない奴」と思っていたが、裏表のない性格や妹のやさしさにひかれていく。お互いにかけがえない存在となっていった2人だが、親たちの抱えた過去の秘密や大切な人の死をきっかけに2人の運命が揺れ動く。航太の「捨てられた過去」と舞の「忘れてはならない思い出」を軸に、沖縄を舞台に15年間に及ぶ壮大なラブストーリーが描かれる[6]。 第1-15話(第1-3週)は舞と航太の少年少女時代編(21世紀初め)、第16話(第4週)以後は現代編となっている。
あらすじ
登場人物
主人公
小館舞(おだて まい)〈32〉
演 - 奥菜恵(高校時代〈17〉:城恵理子〈NMB48〉 / 幼少期:閏間 妃菜美)本作の主人公。小館興産社長令嬢。航太との初恋が無残な形で破局。32歳になった現在は、照明デザイナーとして活躍している。高峯圭吾(後述)との婚約を機に、航太への想いを絶つことを決意。十数年ぶりに沖縄へ行き、思い出のネックレスを海に投げ捨てた。夏帆(後述)のお墓参りをしている最中、航太と再会。航太が小館興産に経営コンサルタントとして現れたことから、再び複雑な運命に巻き込まれることに。沖縄開発をめぐる贈収賄事件で、航太が逮捕されたことで、「彼の帰りを待つ」ことを決意。東京を離れ、空き家となっていた生前の母が暮らしていた家で一人暮らしを始める。1年後、砂浜でついに航太と再会。彼が作った、ガラスの結婚指輪を受け取り、ついに航太と結ばれた。
主人公を愛する男達
新垣航太(あらがき こうた)〈32〉
演 - 徳山秀典(高校時代〈17〉:犬飼貴丈)沖縄の民宿新垣の息子。舞との出会いは最悪で、「金に汚いイヤな奴」と思われていたが、実は妹思い。妹・夏帆の死、父が舞の祖父・祐一郎を刺したことにより、舞との初恋は破局。成人後。経営コンサルタントとなり、小館興産に現われた。妹を死に追いやり、父を犯罪者にしたことから小館家を憎み、復讐を始める。最終回で、すべての罪をかぶり逮捕された。1年後、刑期を終えて沖縄へ戻り舞と再会。ついに結ばれた。
高峯圭吾(たかみね けいご)〈32〉
演 - 尾形貴弘(パンサー)(高校時代〈17〉:小野塚勇人)航太の幼馴染。成人後は、小館興産で働いている。十数年、ずっと舞を想い続け、ついに婚約。航太がすっかり変貌していることにショックを受ける。舞と航太の間に割り込むことは出来ないと、婚約を解消。小館興産を退社。最終回で、麗香の父に「沖縄開発をやめて欲しい」と懇願。1年後。聖子と交際している。
小館家