碓氷峠鉄道文化むら
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碓氷峠鉄道文化むら
碓氷峠鉄道文化むら

施設情報
正式名称碓氷峠鉄道文化むら
愛称PoppoTown
前身横川運転区
専門分野鉄道
事業主体安中市
管理運営一般財団法人碓氷峠交流記念財団
年運営費1億853万2858円
(2022年度)[注釈 1]
延床面積約45,000 m2[1]
開館1999年平成11年)4月18日[2]
所在地379-0301
群馬県安中市松井田町横川407-16
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度20分11.07秒 東経138度44分1.13秒 / 北緯36.3364083度 東経138.7336472度 / 36.3364083; 138.7336472座標: 北緯36度20分11.07秒 東経138度44分1.13秒 / 北緯36.3364083度 東経138.7336472度 / 36.3364083; 138.7336472
外部リンクhttps://www.usuitouge.com/bunkamura
プロジェクト:GLAM
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碓氷峠鉄道文化むら(うすいとうげてつどうぶんかむら)は、群馬県安中市松井田町横川にある体験型鉄道テーマパークである。
概要

東日本旅客鉄道(JR東日本)の信越本線横川 - 軽井沢間が1997年10月1日に廃止されることが決定されると、松井田町(当時)の住民からは町の過疎化を危惧する声が上がった[1]。そこで松井田町は地域活性化として1996年(平成8年)に「横川・軽井沢間周辺整備等推進計画」の策定に着手し、住民や他の自治体との協議・検討を得て「横川・軽井沢間周辺整備基本構想」が策定された[1]。その基本構想の4大拠点のうち、「横川駅周辺」の整備の一環として横川運転区跡地に建設された[1]

1999年4月18日に開園。施設は安中市が保有し[3]指定管理者として一般財団法人碓氷峠交流記念財団が運営する。愛称はPoppoTown(ポッポタウン)で、安中市の登録商標(第4396482号[4]、第4396483号[5])となっている。

碓氷峠の歴史や資料、碓氷峠で活躍した鉄道車両、国鉄時代の貴重な車両などを展示・公開している。また、信越本線の廃線跡を利用してEF63形電気機関車の体験運転が行われたり、トロッコ列車が運行されている。また、展示品を搬入する際や、同館保有のEF63形電気機関車が車輪削正などのため、甲種輸送される際に使われる引き込み線が、横川駅構内に接続している。
沿革

1998年

8月2日 - 着工。仮称は「横川鉄道文化むら」だった。


1999年

2月21日 - 屋外展示場の車両が搬入される。

4月18日 - 開業[2]


2005年

3月22日 - 旧信越本線の下り線を活用したトロッコ列車「シェルパくん」の発車式が行われる(通常運行開始は26日から)。

12月26日 - EF63 11・12とクハ189-5・モハ189-5が園内に移動。


2011年(平成23年)

5月5日 - シェルパくんの牽引機が故障。以降全区間で運休となる。

7月25日 - リース機により、ぶんかむら駅からまるやま駅までの運行を再開。


2013年(平成25年)

3月27日 - 新造機関車導入により当駅からとうげのゆ駅まで(全区間)の運行を再開。


2019年 - 開業20周年を迎える。荻野屋とのコラボ企画として、春夏秋冬のそれぞれのオリジナルデザイン掛け紙を使用した峠の釜めしを各期間限定で販売することを発表。売上の一部が当園の設備保全に活用された[6]

2020年

2月22日 - 国道18号の向かい側にあった越後屋食堂が2019年に焼失したことを受け、園内の売店のリニューアルを行い営業を再開[7]

3月21日 - 群馬デスティネーションキャンペーンに合わせ行われていた、EF63 11・12とクハ189-5・モハ189-5の塗装修繕が完了し、初となるクハ189-5・モハ189-5の車内公開のほか、イラストレーターのバーニア600描きおろしによる文化むら限定峠の釜めしの販売が予定されていた[8]。しかし新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴い延期された[9]

10月11日 - 12月28日

鬼滅の刃』とのコラボ企画としてイベントが実施され[10][注釈 2]、当所では謎解きやグッズ販売・キッチンカーの営業が、JR信越本線では無限列車としてSL・EL列車の運転、おぎのやでは特別な内容の釜めし(キャラクターの掛紙)の販売が行われ、週末を中心に来園者数がかなり増加し、一定数は鬼滅の刃に登場するキャラクターのコスプレをした来園者もみられた。なお新型コロナウイルス感染症予防対策の強化を実施した上でイベントが行われた。



2021年

5月15日 - 開園時間を20時まで延長する「横川ナイトパーク」を初開催[11]


2022年

10月1日 - 入場料をはじめとした各種料金の改定が開園以来初めて行われた[12]


経営状況

当園は総事業費約20億円を投じて1999年に開園。初年度の来園者数は29万5000人で、これによる収入は2億3319万円であった。その後、来園者数は下降し、2016年度は13万2800人(開園以来最少)、これによる収入は1億3500万円であった。一方で、動態保存中の機関車の経年劣化に伴う点検・修理費用は増加しており、財団はこれを賄うため「サポーターズ制度」を導入し、寄付金ボランティアを募集している[13]
保存車両屋外展示場全景(EF63留置線整備前)

電気機関車が圧倒的に多く、中には碓氷峠どころかJR東日本とも関係のない東海道北陸瀬野八関門トンネルを走っていた車両もある。これは国鉄末期に「SLの京都(梅小路蒸気機関車館)に対し、電気機関車の博物館を作ろう」と多くの特徴的な電気機関車が配属されていた高崎機関区周辺に計画されていた「高崎電気機関車館」(仮称)の収蔵用として高崎運転所(現・ぐんま車両センター)に集められたものの計画が消滅してしまい、その車両を当施設に保存することになったためである。
蒸気機関車

D51形 (D51 96)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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