硫黄島からの手紙
Letters from Iwo Jima
監督クリント・イーストウッド
脚本アイリス・ヤマシタ
原案アイリス・ヤマシタ
ポール・ハギス
原作栗林忠道
吉田津由子
『硫黄島からの手紙』(いおうじまからのてがみ[注釈 1]、原題: Letters from Iwo Jima)は、2006年公開のアメリカ合衆国の戦争映画。司令官の栗林忠道が家族に送った『「玉砕総指揮官」の絵手紙』に基づいた、アイリス・ヤマシタ脚本によるフィクション作品。『硫黄島2部作』の日本側作品。
前作のアメリカ側『父親たちの星条旗』に続き、本作は日本兵の視点から硫黄島の戦いを描いている。そのためアメリカの映画作品でありながら、劇中のセリフの大半は日本人・日系人俳優による日本語である。 クリント・イーストウッドが監督・製作を務める硫黄島の戦いを日本兵の視点で描いたこの映画は、同じ戦いをアメリカ人の視点で描いたイーストウッド監督の『父親たちの星条旗』(2006年)の姉妹作品で、2つの映画は背中合わせで撮影された。 劇中の栗林忠道陸軍中将の家族への手紙は、後世に編まれた『「玉砕総指揮官」の絵手紙』(吉田津由子編、小学館文庫)[3]に基づいている。 日本では2006年12月9日に公開され、アメリカでは2006年12月20日に限定公開された。2007年1月12日にアメリカ国内のより多くの地域で拡大公開され、1月19日にはほとんどの州で公開された。第79回アカデミー賞では作品賞を含む4部門にノミネートされ、音響編集賞を受賞した。
概要