硫酸ニッケル(II)
無水物
六水和物
IUPAC名
nickel(II) sulfate
別称硫酸ニッケル
識別情報
CAS登録番号7786-81-4
> 100 °C(無水物)
53 °C(七水和物)
沸点
840 °C(無水物、分解)
水への溶解度650 g/L (20 °C)
775 g/L (30 °C)(七水和物)
溶解度無水物
エタノール、エーテル、アセトンに不溶六水和物
エタノール、アンモニアに易溶七水和物
アルコールに可溶
屈折率 (nD)1.511(六水和物)
1.467(七水和物)
構造
結晶構造立方晶系(無水物)
正方晶系(六水和物)
菱面体晶系(六水和物)
危険性
安全データシート(外部リンク) ⇒External MSDS
EU分類Carc. Cat. 1
Muta. Cat. 3
Repr. Cat. 2
有毒 (T)
有害 (Xn)
刺激性 (Xi)
環境への危険性 (N)
EU Index028-009-00-5
RフレーズR49 R61 R20/22 R38 R42/43 R48/23 R68 R50/53
SフレーズS53 S45 S60 S61
引火点不燃性
半数致死量 LD50264 mg/kg
関連する物質
その他の陽イオン硫酸コバルト(II)
硫酸銅(II)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
硫酸ニッケル(II)(りゅうさんニッケル に、英: nickel(II) sulfate)は、化学式が NiSO4 で表されるニッケルの硫酸塩であり、無水物は緑黄色の結晶。6水和物は青緑色の針状の固体である。水に溶けやすく、緑色の水溶液は酸性を示す。エタノールなどの有機溶媒には溶けない。加熱すると分解して三酸化硫黄と酸化ニッケル(II)を生成する。ニッケルめっきに用いられるが、毒性があるので取り扱いには注意を要する。 加熱すると分解して三酸化硫黄と酸化ニッケル(II)を生成する。 NiSO 4 ⟶ SO 3 + NiO {\displaystyle {\ce {NiSO4 -> SO3\ + NiO}}}
反応
表
話
編
歴
ニッケルの化合物
二元化合物
NiBr2
NiCl2
NiF2
NiI2
NiO
NiO2
Ni2O3
NiS
NiS2
多元化合物
Ni(C5H5)2