破天荒遊戯
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破天荒遊戯
ジャンル
ファンタジー、アクション
漫画
作者遠藤海成
出版社エニックス一迅社
掲載誌月刊Gファンタジー
コミックZERO-SUM
ゼロサムオンライン
レーベルゼロサムコミックス
発表号1999年12月号 - 2002年3月号
(月刊Gファンタジー)
2002年8月号 - 2019年6月号
(コミックZERO-SUM)
2019年6月7日 - 2022年7月1日
(ゼロサムオンライン)
巻数全24巻
その他巻数はエニックスの
既刊分の新装版を含む
アニメ
原作遠藤海成
監督高本宣弘
シリーズ構成今川泰宏
脚本今川泰宏
キャラクターデザイン小林利充
音楽ZIZZ STUDIO
アニメーション制作スタジオディーン
製作「破天荒遊戯」製作委員会
放送局放送局参照
放送期間2008年1月 - 3月
話数全10話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『破天荒遊戯』(はてんこうゆうぎ)は、遠藤海成による漫画作品。「月刊Gファンタジー」に掲載された2度の読みきりの設定をリセットし、同雑誌1999年12月号から連載開始。3巻までコミックを刊行した後、2002年8月号からは「コミックZERO-SUM」に移籍。2019年6月から2022年7月までゼロサムオンラインにて連載されていた[1]。単行本はエニックスよりの既刊分の新装版も含め全24巻が刊行。ドラマCDもシリーズ化されている。イラスト集 Angel Textとアンソロジー本も発売されている。また、2008年1月から同年3月までテレビアニメが放送された。
あらすじ

「世界を少し見てみたいと思わないかい?」という義父の思い付きで、突然家を追い出されてしまった少女・ラゼル。突然の事態に落ち込みつつも旅の連れを探していた時、彼女はアルゼイドという青年に出会う。彼の旅の目的、それは父親を殺した犯人を見つける事。これを知ったラゼルは、「アンタの人生、アタシが面白おかしく演出してやるわ!」と宣言する。こうして、アルゼイドは父親を殺した犯人を捜す為に、ラゼルはアルゼイドの人生を面白おかしくする為に、旅をする事になるのであった。
登場人物

※声優はドラマCD版 / TVアニメ版共通のもの。なお、「-」はそれぞれに登場しなかったことを示す。
主要人物
ラゼル・アナディス / ラゼンシア・ローズ
小林沙苗本作の主人公。誕生日は3月21日。物語開始時、14歳。原作では第58幕、アニメでは第10話で15歳になった。身長152cm、体重39kg。義父・セラの思い付きで、突然旅に出されてしまう。天真爛漫で明るく大胆かつ楽しく勝気。短気で我侭な面もあるが、人の弱さを受け入れられる優しさを持つ。『クマバッグ』を愛用。旅に出るまではセラと2人暮らしで、ファザコン。セラの教育により、家事や日常生活をはじめ、基本的な社会のマナーは身に付けている。更には魔法が使え、肉弾戦も得意。幼い頃に訳あって実父に捨てられた暗い過去を持つ。現在の名前は、自身を拾ったセラに名前を聞かれた際、咄嗟に「ラゼル」と名乗った事がきっかけ。驚異的なネーミングセンスを持ち、かなりの方向音痴。当初の戦闘力は、アルゼイドやバロックヒートに劣っていたが、ディイにエンジェル・テクストを打たれ戦闘力が急上昇。更にキアラに薬を打たれ、馳せ参じる戦神達のような無限の再生能力を得た。戦闘技術を着実に向上しており、ハンデがあったとは言え、後にアルゼイドを倒せるまでに強くなった。キアラの目的の為に必要な存在らしく、そのためには自身の戦闘力をキアラ以上にしなくてはならないらしい。黒髪碧眼で、顔はナツメと瓜二つ。バロックヒートら兄弟達はラゼルを見てナツメを思い起こさせている。セラの発言で、故郷に戻り、そこで平穏な生活を送るが、キアラと仮名『アルゼイド』が現れ、仮名『アルゼイド』の魔法で13年前の世界にタイムスリップする。そこで、セカンドと幼少期のアルゼイド、仮名『アルゼイド』と出会い、セカンドの研究所で家政婦として住み込む。そこで、セカンドの研究目的を知り、彼を止める為に戦うが、最後はセカンドの指示により彼を銃殺した。直後、仮名『アルゼイド』、アルゼイドの手により、現代に戻った。その後、ナツメと対峙する。
アルゼイド
声:櫻井孝宏 / 甲斐田裕子(少年時代)13年前に父・セカンドを殺した人物(本人曰く「黒髪に青い目の女」)を捜す為に旅をする青年。銀髪赤眼のアルビノだが、視力はあり日光を浴びても平気である。24歳。誕生日は11月18日。身長182cm、体重62kg。武器は前文明のアンティーク銃(セカンドの形見)。空間転移・治癒等の魔法が使えるが、あまり進んで使おうとしない。当初はクールで朴念仁だったが、次第にマイペースで大人気ない面が目立ち、周囲からおちょくられたり、ぞんざいな扱いを受けたりして、ヘタレ・弄られキャラと化している。定職には就いていないらしく、かつてはストリートファイトで日銭を稼ぐなどしていた。セラからは「ニート」と呼ばれている。実は、セカンドのクローンであり、兄・仮名『アルゼイド』の代替品として生まれた。その為、昔は彼を見下していたが、彼との再会時に戦った際、圧倒的な力の差を見せ付けられ、更にはサラサネイアとベファイラ、フェイ、ラゼルに敗北して、自身の弱さに苦悩している。後に、事件の真相を探る為、セカンドの研究所を訪れる。そこで、ラゼルを現代に帰還させた事で彼女が犯人だと知るが、実は自身もセカンドが死ぬ間際にとどめを刺していた。後に蘇生したセカンドと再会を果たす。惰眠が好きで1日10時間寝ないとイライラする。かなりの甘党で猫舌。嫌いな物は野菜等、多数。「アルゼイド」という名前は、セカンドを殺した女に呼ばれた事で使い始めたもので、本名は不明。
バロックヒート・アナディス・タカムラ
声:三木眞一郎アルゼイドの旧友。通称:ひーたん。茶髪青眼。誕生日は8月6日。自称:28歳(実際は、何百年も生きている)。身長181cm、体重75kg。原作ではソレスタと仕事をしていた最中、ラゼル達と遭遇。アニメでは出会った経緯は不明。以後、何故か旅に同行する。原作では「2人が怪しい方向に行かないか監視する為」と言うが、本当はナツメの遺言を遂行する為に近付いた。19巻終盤でナツメと再会した後、ラゼルに別れを告げ、ナツメの元に寝返り、プロメテウス最高議長に就任する。実はナツメによって生み出された人工生命体で、セラ、キアラ、ブランの4人兄弟の末子。右手に蝶の刺青があり、戦闘時には剣になる。フェイから戦闘指南を請われたり、仮名『アルゼイド』を一方的に組み伏したりと、戦闘力は非常に高い。女好きでよくナンパやセクハラ(特にラゼル)をしており、その都度、制裁を受けているが、根底ではナツメを一途に想い、いざという時には頼りになる人物。好きなものは、先述の女性の他に、酒、煙草、シャワー、海鮮料理がある。嫌いなものは(自分以外の)男性。
「プロメテウス」関係者
ブランオーウェン・アナディス・タカムラ
4人兄弟の3番目でバロックヒートの姉だが、彼の都合でラゼル達の間では妹という事になっている。通称:ブラン。身長140cm、体重32kg。蜂蜜色の髪に青眼。誕生日は
5月21日。外見は子供だが、大人びた口調で話す。これはナツメの影響によるもの。趣味は、発明と機械弄り。アルゼイドを嫌っており、理由は本人曰く「顔が嫌い」だが、必要に応じて協力してくれる。ロボット・小鉄を製作。兄弟が離散した後はサイヴァと暮らしている。
小鉄(こてつ)
ブランがいつも連れているロボット。大きさはブランよりも小さい。特殊金属製らしく、傷口を再生する事が不可能なレーザーを放つことも可能。感情に近いものは持っているが、言語機能は搭載されていない。身長及び体格はブランが両手で抱え込む事が出来る程度。
キアラ・アナディス・タカムラ
声:下野紘バロックヒートの次兄。身長165cm、体重48kg。赤髪(元々黒髪だったものを染めている)碧眼。誕生日は1月13日。飄々とした性格で、ラゼル達の前に度々現れては、助けたり襲ったりしているが、本人は「敵」と称する。初登場時からしばらくは名前が明かされていなかったが、5巻で名前が判明。仮名『アルゼイド』を連れている。武器はネクタイで、剣にしたり相手の首を絞めたりして操る。ラゼルを「俺のモノ」と言うが、真意や彼女を狙う目的は一切不明。ただ、仮名『アルゼイド』との会話から、何かを取り戻そうとしている様子。戦闘力自体はバロックヒートに大きく劣る。ナツメとブランは好きだが、アルゼイドとバロックヒートを嫌っている。
仮名『アルゼイド』
キアラに同行する少年。身長144cm、体重35kg。外見・性格共に幼いが、実はアルゼイドの兄でセカンドのクローン。セラの回想によると、15年前から歳を取っていない模様。名前が無い為に仮名を使っているが、本人はこれに不満がある。銀髪赤眼のアルビノで、顔はアルゼイドに似ており彼と同じ魔法が使えるが、その威力は彼より格段高く、多くの人を殺している事から、彼を知る者の間では「銀髪の悪魔」「バケモノ」と恐れられている。嗅覚も鋭い。普段は舌足らずな口調だが、11巻から大人びた口調で話す場面が出てきた。昔は魔法が使えず、ある資質を満たしていないことから、弟・アルゼイドに見下されていたが、キアラ曰く「持っていない振りをしていた」。ラゼルの事が好きで、彼女だけは守ると告げており、名前をつけて欲しいと頼む。ラゼルとはアルゼイドよりも前に会った事があるらしい。ラゼルからは、「子アルくん」と呼ばれている。実は両性具無であり、セカンドから欠陥品と扱われていた。
セラティード・アナディス・タカムラ
声:子安武人ラゼルの義父で、バロックヒートの長兄。誕生日は10月5日。身長187cm、体重72kg。通称:セラ。実父に捨てられ、森で1人死ぬのを待っていたラゼルを拾ったキアラに、子育てを押し付けられる。元々子供は嫌いだったが、現在ではラゼル一筋の親馬鹿に。しかし、それ故に幼少時から高度な戦闘訓練や教育を受けさせていた。エンジェル・テクストにより魔法が使えるようになった。「勝手に『アルゼイド』を名乗っている」「セカンドの顔をしているのが嫌」と、アルゼイドをかなり嫌っており、実はセカンドを殺したのは、アルゼイドではないかと疑い、セカンドの死を認められずにいた。人が良さそうに見えるが、身内以外には冷たい。
ナツメ・アナディス・タカムラ
「プロメテウス」プロジェクトの発起人で、女性科学者。プロメテウスでは神様の様な存在。バロックヒートら兄弟を生み出した母親的存在で、彼らからは非常に慕われていたが、エンジェル・テクストを投与されたセラによると、内面では心の闇を抱えていた模様。凛とした雰囲気だが、自由奔放な性格で自身の好奇心を満たす為なら人の都合も考慮しない。バロックヒートの右手の刺青は、彼女が入れたもの。黒髪碧眼で、顔はラゼルと瓜二つ。元は、大手製薬会社・タカムラ製薬の令嬢で、飛び級を重ねて12歳で大学教授を務める程の天才的な頭脳を持つ。後に、人工生命体との共存を目的とした「プロメテウス」プロジェクトを発案した。セカンドに仲間を作る為に、裏でセカンドのクローンを生み出す研究をしていたが、彼に止められた事から銃で自殺した。しかし、実際はセカンドの手で蘇生したが、訳あってその事を伏せられていた。プロメテウス最大の研究所・ガーデンを目指す。
セカンド・ベルトワーズ


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