同名のシングルについては「破れたハートを売り物に (曲)」をご覧ください。
『破れたハートを売り物に』
甲斐バンド の スタジオ・アルバム
リリース1981年11月1日
ジャンルロック
レーベルエキスプレス/東芝EMI
プロデュース甲斐よしひろ
チャート最高順位
3位(オリコン)
甲斐バンド アルバム 年表
流民の歌
(1981年)破れたハートを売り物に
(1981年)虜-TORIKO-
(1982年)
『破れたハートを売り物に』収録のシングル
「破れたハートを売り物に」
リリース: 1981年9月21日
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『破れたハートを売り物に』(やぶれたハートをうりものに)は1981年にリリースされた、甲斐バンドの8作目のオリジナル・アルバム。 本作は発売当時の音楽雑誌によると、タイトル曲だけで120時間、アルバム全体では24曲の録音に1100時間をかけ、その中から9曲が厳選されており、なかなか思い通りのサウンドに到達できず苦労した作品だという。そして次作『虜-TORIKO-』では、ミックスをニューヨークで行い、最初に本作のタイトル曲をリミックスした際、甲斐よしひろは泣いて喜んだという逸話がある。 2007年に紙ジャケット・デジタルリマスター盤にて復刻された。その際、2曲のボーナス・トラックが収録された。 Bonus Track
概要
収録曲
全作詞・作曲:甲斐よしひろ、編曲:甲斐バンド・椎名和夫(特記以外)
オリジナル
Side-A
破れたハートを売り物に編曲:椎名和夫
ランデヴー
ダイナマイトが150屯作詞:関沢新一、作曲:船村徹
小林旭のカバー曲。若干歌詞が異なる[1] 。
どっちみち俺のもの
ジャンキーズ・ロックン・ロール
Side-B
陽の訪れのように
奴(ギャンブラー)
鹿取洋子に提供(作曲:甲斐よしひろ)した「奴」をセルフカバー。
観覧車編曲:甲斐バンド
翌年発表の『虜-TORIKO-』に収録されている「観覧車'82」のオリジナル・バージョン。
冷たい愛情
2007年リマスター紙ジャケ盤
破れたハートを売り物に
ランデヴー
ダイナマイトが150屯
どっちみち俺のもの
ジャンキーズ・ロックン・ロール
陽の訪れのように
奴(ギャンブラー)
観覧車
冷たい愛情
暁の終列車
破れたハートを売り物に (プライベートルーム・ヴァージョン)編曲:椎名和夫
関連作品
2015年2月28日、甲斐バンドの楽曲をモチーフにした5編で構成されたオムニバス映画『破れたハートを売り物に』が、映画とライブ中継を合わせた形で劇場公開された[2][3]。
なお、甲斐よしひろは本名の「甲斐祥弘」名義で、「父と息子」(タクシー運転手 役)と「ヤキマ・カナットによろしく」(バーの客 役)の2編に出演している。
短編映画集『破れたハートを売り物に』
オヤジファイト(監督:三島有紀子、楽曲:らせん階段)
父と息子(監督:榊英雄、楽曲:安奈)
この柔らかい世界(監督:長澤雅彦、楽曲:そばかすの天使)
熱海少年探偵団(監督:橋本一、楽曲:漂泊者(アウトロー))
ヤキマ・カナットによろしく(監督:青山真治、楽曲:HERO(ヒーローになる時、それは今))
脚注^ 同曲は真島昌利のアルバム『HAPPY SONGS』(1991年リリース)でもカバーされているが、歌詞は甲斐バンドのものを踏襲している。
^ 甲斐よしひろ×三島有紀子「よろめきながら生きること」