『砂の上の恋人たち』(すなのうえのこいびとたち)は、関西テレビが制作し、フジテレビ系で1999年10月12日 - 12月21日の毎週火曜日22時 - 22時54分に放送された日本のテレビドラマ。伴一彦によるオリジナル脚本作品。全11話。 高野朗は、恋人の友田ひとみと同僚の沢井絵里花と共にオーストラリアのパース郊外へ出掛ける。しかし、3人が砂遊びをしている最中に、辻谷黎子の乗ったバギーが突っ込んで来て、ひとみが跳ねられる。その場では平気な顔で立ち上がったひとみだったが翌朝、脳挫傷による死亡が確認される。間もなく、黎子とひとみは小学校時代の同級生同士と判明する。当時、母の自殺を「自分が、ひとみにいじめられたから」と誤解した過去があった事などから、ひとみに対する殺意を疑われる黎子だが、真実を知るために接近して来た朗と接触する内に、共通する苦しみによって、次第に惹かれあう様になる。
あらすじ
キャスト
高野朗:長瀬智也
設計事務所に勤務。恋人を死なせた女として、黎子を憎悪していたが、彼女に対しての誤解を解き、次第に惹かれあう。黎子と関係を持った直後から色彩を失うが、最終話で回復する。本名は「あきら」だが、ひとみからは「ろう」と呼ばれる。
辻谷黎子:本上まなみ
小学校の同級生だったひとみを事故死させてしまう。過去に軋轢もあったが、母の死の真意を知った後に仲直りをしている。朗と同じく色彩を失うが、最終話で回復する。
沢井絵里花:奥菜恵
ひとみの親友。朗が勤務する設計事務所の同僚。死の原因となった黎子を憎み、嫌がらせを展開していたが、次第に変化してゆく。
友田ひとみ:菅野美穂
父を知らず、寂しい家庭環境だった事からいじめっ子だったが、黎子の母の自殺直後に改心。黎子と和解し天真爛漫な性格になってゆく。朗と交際していたが事故死してしまう。
山本秀樹:川端竜太
絵里花の恋人。
五十嵐麻衣:水谷妃里
圭一の妹。
村越:須永慶
修一郎が重役を務める不動産会社「北斗興産」の常務。
野口:飯田基祐
朗が勤務する設計事務所の上司。
友田良枝:涼風真世
ひとみの母。未婚でひとみを出産後、スナックを経営している。さばけた性格で娘に対しての愛情はあるものの、トラブルも多い。真摯に罪を償おうとする黎子と和解する。
辻谷修一郎:西岡徳馬
黎子の父で弁護士。
五十嵐圭一:萩原聖人
黎子の婚約者。事故の犠牲者であるひとみ側の示談を担当する。黎子が次第に朗と惹かれあうようになり、嫉妬心を募らせていく。
スタッフ
脚本:伴一彦
音楽:オノセイゲン
主題歌:「悦びに咲く花」ACO
企画:濱星彦
プロデュース:鈴木伸太郎、大平雄司
各話放送日サブタイトル演出視聴率
第1話10月12日永遠の別れ藤田明二15.5%
第2話10月19日憎しみから愛へ…12.2%
第3話10月26日衝撃の一夜小野原和宏10.5%
第4話11月02日許されない愛10.4%
第5話11月09日とまどいのキス藤田明二10.6%
第6話11月16日運命の再会小野原和宏9.5%
第7話11月23日苦しすぎる愛藤田明二8.2%
第8話11月30日愛と償いの果て8.2%
第9話12月07日暴かれていく秘密小野原和宏10.0%
第10話12月14日愛の決断10.3%
最終話12月21日宿命を越えて…藤田明二9.4%
平均視聴率 10.6%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
外部リンク
砂の上の恋人たち - フジテレビ番組基本情報
⇒砂の上の恋人たち - 伴一彦による公開シナリオ
関西テレビ制作・フジテレビ系列 火曜22時枠の連続ドラマ
前番組番組名次番組
救急ハート治療室
(1999年7月6日 - 9月21日)砂の上の恋人たち
(1999年10月12日 - 12月21日)イマジン
(2000年1月11日 - 3月21日)
表
話
45分枠時代
1965年
京の川
ここに教師あり
豚と真珠
1966年
黄水仙
山家慕情
夫婦善哉
野分
しじみ河岸
四日のあやめ
釣忍
山椿
母の記録
さのさ節
土性っ骨
1967年
庖丁
うどん
異母兄弟
蝶子はん
そしてあしたは
雨あがる
橋の下
暴風雨の中
将監さまの細道
蛙
1968年
西陣物語
45分枠時代(火曜劇場)
1968年
番茶も出花
1969年
わが母は聖母なりき
赤ん坊夫人
加茂川の女
ごちそうさん
1970年
わたしは許さない
45分枠時代(あなたの劇場)
1970年
裁きの家
世の中さかさま
Oh.カンパク君!
1971年
スッポン
1時間枠時代
1971年
愛と死の砂漠
江戸巷談 花の日本橋
1972年
忍法かげろう斬り
眠狂四郎(田村正和版)
1973年
真夜中の警視
追跡
どてらい男(ヤツ)
1時間枠時代(白雪劇場)
1975年
宮本武蔵(十代目市川海老蔵版)
1976年
お耳役秘帳
コードナンバー108 7人のリブ
1977年
事件?お料理法
菜の花の女
志都という女
女がふりむくとき
1978年
炎の家・愛は二度生まれる
忘れがたき日々
柳生一族の陰謀
1979年
雲霧仁左衛門
騎馬奉行
1980年
服部半蔵 影の軍団