砂かけ婆_(ゲゲゲの鬼太郎)
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この節には、過剰に詳細な記述が含まれているおそれがあります。百科事典に相応しくない内容の増大は歓迎されません。内容の整理をノートで検討しています。(2020年12月)
境港市水木しげるロードに設置された砂かけ婆のブロンズ像

砂かけ婆(すなかけばばあ)は水木しげる漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(旧題:『墓場の鬼太郎』)の主人公・鬼太郎の仲間の妖怪のひとり。砂かけばばあ、砂かけばばぁとも表記される。

大和国奈良県)出身で、主として近畿地方の広範囲に出没し、京都府では竹藪に住み、通りかかる人に突如砂を投げつけて驚かすことも多い。日本の伝承上の妖怪については、砂かけ婆を参照のこと。
概要

白髪に和装、大きな目が特徴の老婆の妖怪。鬼太郎と行動を共にする仲間であると同時に、親同然に慕われている保護者的な役割を担う。顔や目に砂のような斑点があり、アマビエの弁によると肌は見た目通りザラザラした感触がするという。

年齢はアニメ第3作によると2800歳。神功皇后の時代の三韓征伐にお供したこともあるという(ただし、107話では1200歳とも言っている[1])。映画版ウエンツ瑛士田中麗奈の出演を考慮し、原作・アニメより更に高齢になっている。身長130センチ、体重23キロ[2]

戦闘時には様々な効果を付与した砂をかける他、強烈なビンタで戦う。戦闘以外では妖怪医術や占いも得意である。アニメ第2作19話『釜なり』では、髪の毛をアンテナのように伸ばし、目玉おやじのテレパシーを受信するという技も披露した。

短気で怒りっぽいところがあるが根は優しい人情家で、若い妖怪たちからの信頼も厚い。正義感が強く、他人を救うためには自身の危険を厭わず行動する。正義側の妖怪ではあるが、人間に対して好意的な感情を持っておらず、人間嫌いであることを公言している。アニメ第2作33話『悪魔ブエル』、第5作34話『妖怪横丁の地獄流し』など、人間を欲深く危険な存在として蔑視するエピソードも多い。ただし、原作『鬼太郎の世界おばけ旅行』や実写映画版では人間の子供に優しい面も見せている。好物はコウモリの肝[3]、笹の葉[4]タケノコ[4]

普段は妖術の研究に勤しむ傍ら、妖怪アパートを経営している。アパートには子泣き爺をはじめ多くの妖怪が住んでおり、原作の週刊少年サンデー連載時には、鬼太郎親子を含むほとんどの仲間が住人だった。様々な事情で住処を失った妖怪を保護する場所にもなっている。第5作ではリフォームの夢もあって金銭面に非常にがめついため、住人の家賃の取り立てに関しては容赦がない。なお家賃は決して安くはないようだが、住人たちに現物徴収を提案した際には西表島にある星砂で5年分(かわうそ)、傘コレクションの中で気に入った品で3年分(傘化け)を帳消しにしており、呼子に対しては「日頃から何かと世話になっている」と言って許しており、まだ若く金の稼ぎ口の少ない妖怪たちには甘いところもある。第6作では23話から爽快アパート(元は人間のアパートだったが、ろくろ首たちが初代オーナーの了承で住み続けていたことや人間の借り手が無くなって来たことから、現オーナーの了解で妖怪用となった)の住み込み管理人として住人妖怪たちの親代わりを務めており、ろくろ首やアニエスたちから厚い信頼を寄せられている。

古代から生き続けているため、年長者である目玉おやじや子泣き爺とは親しい。人間界で起きた妖怪ブームに乗り、子泣き爺と一緒にテレビで妖怪漫才をやっていた時期があるという。アニメ第5作では鬼太郎とその仲間たちが暮らす妖怪横丁が登場し、目玉おやじと同等の発言力を持つサブリーダー的な描写が目立つようになった。第4作では、より古風で妖怪の誇りを持っている様子が見られる(第62話「怪奇!ばけ猫騒動」では、「妖怪が車に乗るようになったら世も末」と発言している)。

原作初登場は「妖怪大戦争」(貸本「地獄の散歩道」で名は出ているが姿は判別できない)、アニメ初登場は第1作・第7話「ゆうれい電車」(ただし、姿形が全く違っていた)。原作とアニメ第1作での「妖怪大戦争」(第10・11話)では西洋妖怪との闘いで戦死(原作では魔女達に連行された後に遺体で見つかり死因不明、アニメ第1作では吸血鬼数体に殺された)したが、その後、第24話「白山坊」で既に説明もなされずに復活しており、以後はレギュラーとして活躍する。

遠い親戚として、中央アジアの砂妖怪エキセル(『鬼太郎の世界おばけ旅行』)やドイツ砂男(1980年代『最新版』)が登場しているが、2名とも鬼太郎と敵対する破目になっている(砂男の襲来時は砂かけ婆は不在)。
妖術・技

身体能力は優れているが、高齢妖怪でもあり、時折体力面で衰えてるような言動や描写も見られる。

第4作62話では子泣き爺が可能な走行中のトラックへの飛び乗りが、自力では飛び乗れなかったりした一方で、第67話など高い運動能力と持久力を発揮する場面もあり、第85話「魔境・土蜘蛛の山!」で、相手妖怪の視界から一瞬の間に消えている。

長年生きてきた知恵と経歴を持つエキスパート的描かれ方が多く、戦闘においても多彩な技と経験を活かす(第4作によれば「朝廷の遠征に随伴したこともある」らしい)。

披露してきた技や道具類は鬼太郎に次ぐほどで、薬草など広範囲の知恵にも精通(術式や道具類は鬼太郎よりも多く使用)。妖怪に関する知識も仲間内では目玉おやじに次いで優れており、目玉おやじからも知恵者として信頼されている。

第5作では、様々な効能を持つ砂を趣味と実益も兼ねて収集しており、独自に武器やサポート用として作成している(第5作では、直接体から砂を撒くよりも壺を携帯して、大量の砂を勢いよく噴射する様子も多い)。
砂かけ

伝承からの得意技。相手に砂を浴びせて怯ませたり、目を潰したりする。

砂の出所はシリーズや場面によって地面、袂、手、髪、、袋など様々。設定上ではの下に砂を噴出する管があるとされ、髪の毛も筒状の「砂まき機関銃」となっている[4]

当初は目潰し程度だったが、本作の展開に伴い後述の様な多彩な技を現していく。アニメ第5、6作や『妖怪千物語』では、様々な性質の砂を調合しており、作物の肥料に使われたこともある[5]。アニメ第4作99話では妖魔城の銅鏡で砂かけ婆の力を得た鬼太郎が使用。

砂をかけることには長けているが、その一方で敵から砂の攻撃を受けることには慣れていないらしく(第3作劇場版「妖怪大戦争」で魔女が箒で巻き上げた砂埃、第4作41話の地ほうこうの砂攻撃)、「攻撃と防御は別」(第4作41話)と述べている。
たつまきおこし
砂をまきながら回転して真空状態を作り出し、竜巻を起こす。「妖怪大統領」で、老化作用のある玉手箱の煙を吹き飛ばした。この時は彼女自身も煙で老化していた為、使用後はエネルギーを使い果たして動けなくなってしまい、回復には1年間を要すると言われた。アニメでは、自身は回転せずに砂撒きのみで砂竜巻を起こす場面もある。アニメ初使用は第1作第30話「悪魔ベリアル」で、ベリアルの起こした雲や霧を吹き飛ばした。同作第37話では地面へ渦巻状に撒いた砂を、敵の妖気を辿って竜巻と化して飛ばしている。同作第39話「妖怪軍団」では、南方妖怪アカマタの吐く粘液を跳ね返し[2]、更に砂に鬼太郎の霊力を合せる事でアカマタを岩状に固めて倒した。『妖怪千物語』第20話では砂風を起こす砂塵嵐(さじんあらし)と呼称。鬼太郎のちゃんちゃんこ旋風と合わせてのびあがりの吸血木の種を跳ね返した。アニメ第5作第33話でも砂地で一反木綿を振り回す事で、これらしき技を放っている(砂かけ婆自身は大砂嵐(おおすなあらし)と呼称している)。
大砂塵(だいさじん)
アニメ第3作第107話で使った捨て身技。自身を砂粒に分解して大竜巻と化す。煙羅煙羅を巻き込み、その煙状の体の粒子を吸い付け諸共にタール状になった。
妖気封じ(ようきふうじ)
アニメ第1作第37話で使用。地面や床へ砂を撒いて円を描き、妖術で操られた者はその円内にいる限り術による支配を免れる。
防火砂(ぼうかずな) / 火消しの砂(ひけしのすな)
砂をかけて消火する。「妖怪ラリー」では、ベアードに火を付けられた鬼太郎の車をゴール後に消火(原作では説明文のみだが、アニメ第1作54話では袋から砂を撒いている)。「鬼太郎の世界お化け旅行」では、カリーカに火達磨にされた鬼太郎を、胃から大量の砂を吐き出して火を消し止め救った。第5作第17話では壺から放ち、火取り魔や炎に包まれた子泣き爺に対して使用。第6作第56話では炎上する屋内にて手から放ち、出口までの床に砂を敷き詰め避難経路を確保した。
砂封じ(すなふうじ)
一度付いたら二度と落ちない妖怪砂を掌から機関銃の様に吹き付ける。この砂を浴び続けた者は石の様に固まり、最後には崩れて砂になってしまう。分離する相手の再結合を封じる事も可能。アニメ第3作で、中国妖怪チーの配下や八百八狸、串ざし入道の操るむくろに使用。第2作40話では、猫娘が砂かけ婆から貰った砂で、原始さんを陥れようとした社長の自動車の排気管を詰まらせた。第5作26話で「皆殺しの矢」によって妖力が暴走した際には、手で触れたものを全て砂に変えてしまう状態になってしまった。


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