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「石」のその他の用法については「石 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "石" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2013年1月)

石(いし)は、(いわ)より小さく、(すな)よりも大きい、鉱物質のかたまり[1]
概説つやのある石。たまいし(玉石)。

広辞苑の説明の1番目のものから解説すると、石というのは、より小さく、よりも大きい、鉱物質のかたまりのことである[1]。何らかの原因でが割れていくらか小さくなったものである。特に小さな石は小石と呼ばれる。(なお、石より小さいが砂よりも大きいのは砂利などと呼ばれる。)

広辞苑では2番目に、材質・材料としての石(=石材)を挙げている[1]

3番目には、宝石や特定の鉱物加工品を挙げており、具体的には次のものを挙げている[1]

時計の軸受け用の宝石[1] →下の「#時計の軸受け」で詳説

ライターの発火用の合金[1]

碁石[1]

[1]

墓石[1]

山などでは自然と石が転げ落ちることが起きている。これを落石(らくせき)と言う。



医療において、「石ができた」と言うと結石のことを指しており、より具体的には胆石膀胱結石などである。

俗に、トランジスタ集積回路(IC)のことを「石」と呼ぶ。→#半導体や集積回路


自然界での位置付け

18世紀では、生命と物質の概念の区分けは現代人と異なっていて、鉱物も自然界の一連の生命の階梯の一番下に位置づけられていた[2]。たとえば、18世紀の博物学における分類体系においては大抵、「動物界」「植物界」「鉱物界」が並置されていたのである[2]。分類学の父とされるリンネの著書『自然の体系』(1735年)はその典型で、冒頭で次のように定義してみせた。「自然物は鉱物界、植物界、動物界の三界に区分される。鉱物は成長する。植物は成長し、生きる。動物は成長し、生き、感覚を持つ」[2]

19世紀初頭にラマルクがそれとは異なった線引きを主張したことで、人々の概念の区分けに変化が生じた[2]。ラマルクの1809年の書『動物哲学』においては、「動植物と鉱物の間には越えられない断絶がある」と強調し、彼独自の線引きの学問「biology(生物学)」を提案し、やがてそれが人々に受け入れられ定着したことで、概念枠が徐々に変化した。

なお君が代の中にも、「さざれいしのいわおとなりて」(さざれ石が大きな岩となって)と石が成長する様が描かれている。
神話・信仰と石「岩石#文化」も参照

メデューサ神話では、人が恐怖で石になる。

古代から何らかの境界を表すものとして石がおかれることがあった。(イギリスストーンヘンジストーンサークルなどがその例として挙げられる)

石は古く人間の一生(人生)というタイムスケールの中では、意図的に壊そうとでもしない限り、大きな変化の起こらない、より長い時間を存在する(ともすれば永久不変の)存在だと考えられてきた。このため石は永遠性の象徴として崇められ、民俗学上ではこういった思想が世代を超えて受け継がれる原始宗教と結びついていったとも考えられている。

不老不死に憧れを抱いた者の中に鉱物を永久不変の元として捉え、それら鉱物から「不老不死のエッセンス」を抽出すればいわゆる「不老不死の薬」が作れると考えた者もいた。こういった者の中には不老不死の妙薬として、鉱物から抽出される水銀を服用して中毒死した者も記録に残されており、また錬金術において不老不死研究の過程でも、少なからず鉱物に永遠性の象徴を求めていったケースが見られる(→水銀)。

日本の神社には、通常の神とは別に石が祀られていることも多い。また、日本には夜泣き石の伝説がある。陰陽石といわれる男女を表す石もあり、殺生石は「妖怪の祟り」をもたらすとされる。

宝石には伝説がつきまとうことがある。特にホープダイヤモンドのそれは有名である。
用途
石器、石の道具

石は手に入りやすい硬い材料であり人類最初の材料といわれている[3]。そのため狩猟農耕調理といったあらゆる用途に利用されてきた[3]
石器と石器時代

石器とは、石を(素材に)用いて製作、使用する道具である[4]

人類と石器とのかかわりのはじまりは250万年以上昔にさかのぼると推定されている[4]。「打ち割り面を複雑に組み合わせた加工」を基準にして考古学では、人類が石器として使い始めた明らかな証拠、としているので、(もっと現実的に考えると、石を打ち割らないで、そのまま道具として使用するような)単純な石の利用は、250万年よりさらにさかのぼると考えられる[4]

(人類の歴史は数百万年とされているが)人類の歴史の大部分は石器時代であり、およそ200万年にわたっている[5]。「石器時代」という用語は、人類の歴史をその利器の材質で区分する用語であり、石器時代・青銅器時代・鉄器時代と3つに区分する歴史の区分法のひとつである。

年代や地域も明記せずにやや乱暴に説明すると「石は加工性・成形性・精密性に劣り、大型の容器を成形できなかったため、"時代が下るとともに"  石器から粘土製の土器へ移行した[3]」ということになってしまうが、年代や地域の違いを明記してしっかりと説明すると次のようになる。

石器時代がいつまで続いたかは、地域によって異なっていた。旧大陸(つまりヨーロッパ・アジア大陸など)では石器時代が終わりを告げたのは紀元前3000年ころであったが[5]、それはあくまで旧大陸の話であって、西暦1492年に、コロンブスがアメリカ大陸に到着した段階でも、当地の原住民は、まだ石器を主に使い金属器を使わない石器時代の状態であったのである[5]。当時、中米でも一部の場所を除きほとんどの場所で、南米でもアンデス地帯など一部の場所を除いてほとんどの場所で、石器時代にとどまっていた[5]。つまり世界全体を概観すれば、一部の地域を除き、多くの地域で、今からわずか五百年ほど前まで人類の石器時代は続いていたのである。



旧石器時代の石器

新石器時代の石器(韓国の博物館展示)


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