「トカゲ」のその他の用法については「トカゲ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
トカゲ亜目
フトアゴヒゲトカゲ Pogona vitticeps
分類
トカゲ(蜥蜴、石竜子)は、有鱗目トカゲ亜目に分類される爬虫類の総称。
目次
1 形態
2 分類
2.1 日本に生息する種
3 分布
4 生態
5 人間との関係
6 参考文献
7 出典
8 関連項目
最長種はハナブトオオトカゲで最大全長475cm(最大種はコモドオオトカゲとされる)。最小種はミクロヒメカメレオンで、体長は最大でおよそ29mm程度[1]。 イグアナ下目の樹上棲種を中心に、環境やストレスによって自身の体色を変える能力を持っている。最も有名なのはカメレオンだが、他の種類のトカゲにも微妙な体色の変化が見られる。 眼にはヤモリ下目を除き下部に瞼がある。また種によっては頭頂眼と呼ばれる、眼と同じ器官があり、これにより明暗を感知することができる。種によっては顕著で、眼が3つあるように見える種もいる。下顎骨の前部は結合している。側頭部には通常耳孔があり、奥に鼓膜があるが鼓膜が表面に露出している種もいる。また耳孔のない種もいる。 通常四肢を持つが、例外も多くいる。外観に四肢のない種でも骨格には足の骨が残っている。樹上棲種では指に襞状の鱗(指下板)があり垂直面でも登ることのできる種もいる。 爬虫類の中では最も種類数が多いグループで、熱帯地方を中心に4000種類以上が知られている。
形態
分類トッケイヤモリ Gekko geckoグリーンイグアナ
Iguana iguanaクスリサンドスキンク
Scincus scincus
ヤモリ下目 Gekkota
アルデオサウルス科
ババリサウルス科
トカゲモドキ科 Eublepharidae
ヤモリ科 Gekkonidae
ヒレアシトカゲ科
イグアナ下目 Iguania
アガマ科 Agamidae
カメレオン科 Chamaeleonidae
イグアナ科 Iguanidae
オオトカゲ下目 Platynota
アシナシトカゲ科 Anguidae - バルカンヘビガタトカゲなど
ギンイロアシナシトカゲ科 Anniellidae
ドクトカゲ科 Helodermatidae
ミミナシトカゲ科 Lanthanotidae
オオトカゲ科 Varanidae
コブトカゲ科 Xenosauridae - シナワニトカゲなど
スキンク下目 Scincomorpha
ヨロイトカゲ科 Cordylidae - オオヨロイトカゲ、アルマジロトカゲなど
フタアシトカゲ科 Dibamidae(ヤモリ下目に含める説もあり)
プレートトカゲ科 Gerrhosauridae(ヨロイトカゲ科に含める説もあり) - オニプレートトカゲなど
ピグミーテグー科 Gymnophthalmidae
カナヘビ科 Lacertidae
トカゲ科 Scincidae
テユー科 Teiidae - キタテグーなど
ヨルトカゲ科 Xantusiidae
日本に生息する種
アガマ科 - リュウキュウキノボリトカゲ
トカゲモドキ科 - リュウキュウトカゲモドキ
ヤモリ科 - ミナミヤモリ、ニホンヤモリ、タワヤモリ、ヤクヤモリ、オンナダケヤモリ、タシロヤモリ、ホオグロヤモリ、キノボリヤモリ、オガサワラヤモリ、ミナミトリシマヤモリ(他にも未記載種が数種生息)