石榴
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「石榴」と「柘榴」はこの項目へ転送されています。その他の用例については「ザクロ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ザクロ
花と実のスケッチ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))

分類

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:真正双子葉類 Eudicots
:フトモモ目 Myrtales
:ミソハギ科 Lythraceae
:ザクロ属 Punica
:ザクロ P. granatum

学名
Punica granatum L. (1753)[1]
シノニム


Punica malus L.

Punica florida Salisb.

Punica grandiflora hort. ex Steud.

Punica nana L.

Punica spinosa Lam.

英名
pomegranate
亜種


P. g. subsp. chlorocarpa

P. g. subsp. porphyrocarpa

ザクロ(石榴[2]・柘榴[3]英名: pomegranate、学名: Punica granatum)は、ミソハギ科ザクロ属の1種の落葉小高木、また、その果実のこと[4]庭木などの観賞用に栽培される。最も古くから栽培された果樹の一つで、果実は食用になる[5]
分類

ザクロは、ザクロ属2種のうちの1種である。ザクロ属の種はザクロと、ソコトラ島イエメン領)産のソコトラザクロ(Punica protopunica)の2のみである[6]。このザクロ属は、リンネの『植物の種』(1753年)でザクロが記載された[7]際が植物学の学名として有効となったものとみなされている[8]

ザクロ属は、ミソハギ科に属す[9][10][11]

Koehne (1881, 1903) は、下位に卵形の果実をつける3属、ザクロ属・ハマザクロ属 Sonneratia ・ドゥアバンガ属 Duabanga をミソハギ科と区別し、それぞれ単型科とした。すなわち、ザクロ属は単型のザクロ科 Punicaceae とした。しかし Johnson and Briggs (1984) などにより、それらが系統的にミソハギ科に含まれることが明らかになった[9]
亜種

ザクロは果実の色などから、2つの亜種に分けられる[12]
P. g. subsp. chlorocarpa
トランスコーカサス
P. g. subsp. porphyrocarpa
中央アジア
栽培品種

ヒメザクロ Punica granatum 'Nana'
[13]

形態・生態

落葉小高木で、高さは5 - 6メートルになる[2][3]樹皮は灰褐色から褐色で、生長するとともに黒っぽくなって、細かく鱗片状に剥がれる[3]。一年枝は4稜があり、短枝の先はとげ状になる[14][3]対生で楕円形から長楕円形で[14]、なめらかで光沢がある。

花期は初夏(6月)で[2]、赤朱色のをつける[14]。花は子房下位で、花弁は6枚、雄蕊は多数ある。花弁は薄くてしわがある[15][信頼性要検証]。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:97 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef