株式会社石村萬盛堂
Ishimuramanseido Co.,ltd.2021年7月に建て替えられた石村萬盛堂本店
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
〒812-0028
福岡県福岡市博多区須崎町2番1号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度35分45.3秒 東経130度24分15.7秒 / 北緯33.595917度 東経130.404361度 / 33.595917; 130.404361
石村萬盛堂(いしむらまんせいどう)は、福岡県福岡市博多区に本社を置く製菓業者である。本店は博多祇園山笠[注釈 1]追い山の廻り止め(決勝点・ゴール地点)に存在するため、山笠中継時はテレビに良く映る。同社の菓子のCMに出演していた小松政夫は、かつて本店で働いていたことがある。
2021年10月、工場への設備投資が負担になったことや、新型肺炎拡大の影響により、土産物の需要が大きく減少し、収益が悪化したことが原因で[1][2]、経営母体を変更した。すべての事業は、新会社「株式会社SEN企画」(辛子明太子製造の大手「ふくや」の親会社「かわとし」を中心とする地場企業6社が共同で設立したもの)に譲渡され、10月1日付で、このSEN企画が株式会社石村萬盛堂に、旧会社が株式会社FRT企画に、それぞれ商号を変更した[3][4]。株式会社FRT企画は、翌年11月15日に解散を決議、2023年1月10日に福岡地方裁判所から特別清算開始決定を受けた[5][6]。
沿革
旧:石村萬盛堂→FRT企画旧本店建物
1905年 - 博多中対馬小路にあった川上音二郎の家屋で、石村善太郎によって創業。
1910年 - 博多銘菓鶴乃子開発・販売開始。
1911年 - 博多駅で銘菓鶴乃子発売開始。
1923年 - 現在の須崎町角、旧往当り町角に本店移転。
1932年 - 2代目石村善右が経営を引き継ぐ。
1944年 - 強制疎開により本店を一時閉店。
1945年 - 配給下の博多で茶亭鶴乃子を開店。
1947年 - パン製造を開始。
1949年 - 株式会社石村萬盛堂を設立。現在の博多座裏にある郵便局が当時の本店の場所。
1953年 - 博多大丸開店に伴い、大丸洋菓子部として洋菓子の製造を開始。
1963年 - 東京営業所を開設(現・株式会社イシムラ)。
1973年 - 太宰府市に鶴乃子の専用工場が完成。
1978年 - マシュマロデーのちのホワイトデーキャンペーンを開始。
1979年 - 3代目石村善悟が社長に就任[7]。同年、洋菓子「BON CINQ」ブランド開始。
1986年 - 岩田屋(現・岩田屋三越)で、和菓子技術深耕を目的としたブランド萬年家(はねや)開業。
1985年 - 株式会社マッシィロマン設立。マシュマロの全国展開を開始。
1987年 - 和洋菓子の複合店舗「お菓子の広場いしむら」一号店を福岡市大橋駅前に開店。
1988年 - 福岡県糟屋郡新宮町に和洋菓子の工場が完成。
1995年 - お菓子の広場いしむらのフランチャイズ展開開始。
2003年 - 本格的なパンブランド「セ・トレボン」を開始。
2005年 - 創業100年。
2013年 - 博多土産のブランド「鶴乃子本舗」を設立。
2017年 - 4代目石村善之亮が社長に就任
2017年 - 福岡市六本松に和菓子の専門ブランド「善太郎商店」を開店。
2021年
7月30日 - 本店を建て替え新装開店。
10月1日 - 株式会社SEN企画から商号変更された株式会社石村萬盛堂(新社)へ全事業を譲渡。