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石建米商(こくだてまいあきない)は、幕末に大坂の堂島米会所で一時的に行われた取引方法。 堂島米会所では、長年正米(現物の米、ただし実際には引換期限の定まった米切手による)を取引対象とした正米商と建物米(将来、入庫が見込まれている現在現物が存在しない米、すなわち先物取引)を取引対象とした帳合米商、そして、小口の帳合米商とも言える虎市が行われてきた。しかし、幕末の政治経済の変動が米価にも影響し、正米商と帳合米商の相場が全く別個の動きを見せたために市場が混乱した。こうした状況を解消するために、1863年(文久3年)に虎市を発展させて導入された制度である。 石建米商も先物取引の一種であるが、限月
概要
1869年(明治2年)に明治政府は先物取引を禁じて堂島米会所の廃止を命じたためにこの取引も途絶えた。
参考文献
鈴木直二「石建米商」(『国史大辞典 5』(吉川弘文館、1985年) ISBN 978-4-642-00505-0)
本城正徳「石建米商」(『日本歴史大事典 2』(小学館、2000年) ISBN 978-4-09-523002-3)
⇒DOJIMA ショートショート(大阪堂島商品取引所)
関連項目
帳合米商
正米商
堂島米会所
更新日時:2017年7月17日(月)09:33
取得日時:2020/04/21 07:14