石川弘義
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石川 弘義(いしかわ ひろよし、1933年2月26日 - 2009年12月30日)は、日本の社会心理学者、成城大学名誉教授。元大衆文学研究会会長。
目次

1 人物

2 著書

2.1 共編著


3 翻訳

4 脚注

人物

東京町屋生まれ。父は建築業を経て、宮内庁の営繕に勤務。第九峡田小学校、旧制東京府立第十一中学校(後の東京都立江北高等学校)を経て、一橋大学社会学部卒業。大学では南博ゼミナールに所属。

社会心理研究所、コロンビア大学研究員を経て1967年頃から成城大学助教授、教授。2004年定年、名誉教授。

1961年には尾崎秀樹武蔵野次郎が創立した「大衆文学研究会」に編集委員として参加[1]。のち、大衆文学研究会会長もつとめた。

2009年肺炎のため東京都目黒区の病院で死去。享年76。

大衆文化、広告、若者論、性などについて広範な著述と翻訳を行った。

「世田谷・九条の会」呼びかけ人を務めていた[2]
著書

『日本人の社会心理』三一新書 1965

『欲望の戦後史 進行する意識革命』
講談社(ミリオン・ブックス)1966

『広告の理論史』誠文堂新光社(ブレーン・ブックス)1968

『欲望を創る人々 現代のイメージメーカーたち』毎日新聞社(Core books)1969

『現代の欲望 変わる消費者心理とマーケット』日本経済新聞社(日経新書)1969

『情報社会の心理 放送・広告心理学』岩崎放送出版社(放懇シリーズ)1970

『人間派サラリーマン 生きがい・遊びがいの再発見』ダイヤモンド社 1972

『大衆戦略 天下を取る魔術の解明』ベストセラーズ 1973

『欲望の考現学 消費者心理はどう変わったか』日本経済新聞社(日経新書)1974

『“NO"の言い方』ごま書房(ゴマブックス)1975

『うちの娘に限って! 親は、女の子の性をどう扱ったらよいか?』主婦と生活社(21世紀ブックス)1975

『非行の前兆』ごま書房(ゴマブックス)1976

『人間の見せ方』広済堂出版(Kosaido books)1977

『人間の読み方』広済堂出版 1977 のち文庫

『肉体言語術 人の心は腕組み一つにも表われる』ごま書房(ゴマブックス)1977

『頭の時計を使う法』ごま書房(ゴマブックス)1978 

『仮性成熟の時代 <戦無派世代>は何を考えるか』徳間書店 1978

『サラリーマンの時間表 一日の時間管理法から生涯設計のたて方まで』主婦と生活社 1978

『それでも若者ですか』ごま書房(ゴマブックス)1978

『日本人のライフ・スタイル 新生活感覚の研究』マネジメント社 1979

『情報網の作り方』ごま書房(ゴマブックス)1979

『職場で悩む女性へ OLの生きがい論』光文社(カッパ・ビジネス)1979

『知的文章の書き方 発想力・表現力を磨くテクニック』徳間書店 1979

『80年代・若者を動かす法 新鋭ビジネスマンの育て方』PHP研究所 1979

『愛と結婚の知的冒険 二人の絆を深める夫婦文化の心理学』海竜社(ドラゴン・ブックス)1979

『時間価値の見つけ方 あなたは時間に殺されている!』徳間書店 1980

『ビジネスマンの視点21章 人間心理学による自己点検のすすめ』大和出版 1981

『多重型人間の生き方』ごま書房(ゴマブックス)1981

『人間関係の読み方 結ぶ・動かす・支配する』広済堂出版 1981

『欲望の構造』誠文堂新光社 1981

『人にイエスをいわせる法 相手を読み、自分を売り込む説得のテクニック』実業之日本社(実日新書)1981

『女のボディランゲージ』ごま書房 1982 改題「女の見抜き方」ゴマブックス

『会議の心理学』筑摩書房(ちくまセミナー)1983 のち文庫

『発想の現場学 ヒット広告の社会心理』日本リクルートセンター出版部 1983

『人間の読み方見せ方 成功を呼ぶ心理マネージメントのすべて ビジネス版』広済堂出版 1986

『妻からの贈りもの』海竜社 1986

『死の社会心理』金子書房 1990

『生きる心理死ぬ心理』新日本出版社 1997

『マスタベーションの歴史』作品社 2001

共編著

『日本のホワイト・カラー』宇治川誠
共著 日本生産性本部 1961

『社内報 サラリーマンのジャーナリズム』鈴木均丸山尚共著 東洋経済新報社(東経新書)1965

『個性化時代 '70年代の商品化戦略』福田成美共著 誠文堂新光社(ブレーンブックス)1969

『おんなに売る心理学 対女性セールス20の定理』学習研究社 1970

シチズンの精密経営 個性化時代の商品哲学』学習研究社(ガッケン・ビジネス)1971

『性』野口武徳共著 弘文堂(ふぉるく叢書)1974

『日本人とことば』 ぎょうせい 1975

『頭をよくする本』坂田稔共編 ペップ出版 1976

『非行・この実態 何が彼らをそうさせるのか』高木俊彦共著 日新報道 1976

『子供をダメにする母親 問題児をつくる母親のタイプ・家庭教育・育児法』高木俊彦共著 海竜社 1977

『日常コミュニケーションの社会心理学』 ブレーン出版 1978

『余暇の戦後史』 東京書籍(東書選書)1979

『30代を解剖する』 亜紀書房 1980

『心理学面白事典 楽しみながら心理学に強くなる本』磯貝芳郎共編 主婦と生活社 1981

『娯楽の戦前史』 東京書籍(東書選書)1981

『若者の読み方 「見えすぎる社会」にとまどう意識と行動』折橋徹彦共著 広済堂出版 1988

『出版広告の歴史 1895年…1941年』尾崎秀樹共著 出版ニュース社 1989

『人の心の見抜き方 性格・本音が手に取るように読める 失敗しない人間関係を築くコツ』 HBJ出版局 1991

『椅子のない男たち たしかな生き方への処方箋』フィールドワークチーム共著 広済堂出版 1993

『広告からよむ女と男 ジェンダーとセクシュアリティ』滝島英男共編 雄山閣出版 2000

『戦後メディアの読み方 活字・映像・広告・セクシュアリティを考える』山中正剛共編 勁草書房 2001

翻訳

J.&J.レイナー『結婚入門』光文社 1959

H.キャントリル『社会運動の心理学』
南博、滝沢正樹共訳 岩波書店(岩波現代叢書)1959

ハロルド・J.リービット『経営の心理学』川勝久、滝島英男共訳 法政大学出版局 1960

ヴァンス・パッカード『浪費をつくり出す人々』南博共訳 ダイヤモンド社 1961

R.デニー『ミューズのおどろき 大衆文化の美学』紀伊国屋書店 1963

V.パッカード『性の荒野』奈良林祥共訳 ダイヤモンド社 1971

ジュリアス・ファスト『ボディー・ランゲージ』読売新聞社 1971

マーティン・シェパード、マジョリー・リー『裸の16時間 集団/心理実験レポート』日本リーダーズダイジェスト社(ペガサス カスタム)1973

R.アルツシューラー、N.レガッシュ『IC無限商法の秘密』読売新聞社 1973

デズモンド・モリス『ふれあい 愛のコミュニケーション』平凡社 1974 のちライブラリー

ロバート・L.ホワイトサイド『フェイス・ランゲージ』読売新聞社 1975

エリック・バーン『交流分析による愛と性』深沢道子共訳 番町書房 1976

ウイリアム・H・マスターズ、バージニア・E・ジョンソン『快楽のきずな 「現代人の性」に関するマスターズ博士夫妻の研究』実業之日本社 1976

シェアー・ハイト『ハイト・リポート』part 1-2 パシフィカ 1977

A.ミディア、K.トンプソン『アゲインスト・レイプ なぜ女性はレイプされるか』有馬真喜子共訳 双葉社 1977

メアリアン・ラファエル、ジェニファー・ウルフ『失われた青春 アメリカのラナウェイたち』講談社 1977

G.カトーナ、B.ストランペル、E.ツァーン『欲望の心理経済学 その国際比較研究』原田勝弘共訳 ダイヤモンド社 1977

M.フィッシュウィック『現代アメリカのポップヒーロー』時事通信社 1979

キャロル・タヴリス、スーザン・サッド『レッドブック・リポート ミセスのセクシュアル・ライフ研究』講談社 1979

クリストファー・ラッシュ『ナルシシズムの時代』ナツメ社 1981

ラモーナ・S.アダムズ『自分の生きかた 消去法の人生開拓』三笠書房 1981

シドニー・レッカー『マネー・パーソナリティ ビジネス、金儲けで成功する七つの性格』番町書房 1982

ゴードン・P.ミラー『決断力』三笠書房 1982

ジュリアス・ファスト『ボディー・ランゲージQ&A』読売新聞社 1983

マーシャ・ラズウェル、ノーマン・ロブセンツ『若い女性に贈る「愛」の本』三笠書房 1983

ジャクリーン・シムナウアー&デイビッド・キャロル『シングルズ/リポート』三省堂 1984

ロバート・J.リンガー『人間の迫力』三笠書房 1984

スラリー・ブロトニク『昇進の危機 会社における「成功」と「失敗」の法則』浅沼昭子共訳 ティビーエス・ブリタニカ 1985


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