瞬間視(しゅんかんし)とは瞬間的に呈示されたものの認知のことである。瞬間視における呈示時間は研究者によって異なり、呈示時間に規定はない。したがって、瞬間視がアイコンなのか短期記憶なのか明確にはできない。 ヒトの認知は周辺視
瞬間視の概念
現在のようにコンピュータが普及する以前は、対象の呈示方法はタキストスコープ
(瞬間露出器:スライドプロジェクタを時間制御した装置)がほとんどであった。石垣ら[3]はパーソナルコンピュータを使用して8桁の横一列の数字を50?250msec間呈示し、呈示時間と認知できる文字数、右の数字から、左の数字からという認知方法などの関係を調べた。その結果、以下の知見を得ている。