着信アリ_(テレビドラマ)
[Wikipedia|▼Menu]

着信アリ
ジャンル
ホラー
原作秋元康
脚本大石哲也
高山直也
演出麻生学
新村良二
唐木希浩
常廣丈太
田村直己
出演者菊川怜
石黒賢
津田寛治
木内晶子
深水元基
中山恵
佐藤千亜妃
升毅
山下真司
エンディングD.D.D「Heart」
製作
プロデューサー江野夏平(テレビ朝日)
藤本一彦
椿宜和
制作テレビ朝日

放送
放送国・地域 日本
放送期間2005年10月14日 - 12月16日
放送時間金曜 23:15 - 翌0:10
放送枠金曜ナイトドラマ
放送分55分
回数10
テンプレートを表示

『着信アリ』(ちゃくしんアリ)は、2005年10月14日から12月16日まで毎週金曜 23:15 - 翌0:10に、テレビ朝日系の「金曜ナイトドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は菊川怜
概要

秋元康の小説を元にした映画着信アリ』の成功を受けて、菊川怜主演のテレビドラマとして製作され、テレビ朝日金曜ナイトドラマ『着信アリ』として 2005年10月14日から12月16日に放送された。主題歌は『Heart』(D.D.D)。小説として『着信アリ テレビドラマ版』 も発売された。

携帯電話を通じた死の予告電話によって人が死んでいくという点では、秋元康の原作や映画の着信アリと設定は似ているものの、物語や登場人物などは全く異なるスピンオフ的作品となっている(TBSのドラマにも同じ例がある)。
あらすじ

ある日、出版社に勤務している中村由美は、女子高生の佐々木裕子が歩道橋から転落死する現場を目撃してしまう。事情聴取を受けた後、由美はともに聴取を受けていた裕子の友達から死の予告電話についての話を聞く。警察署を後にしようとした由美は、警視庁のキャリア刑事、仙堂孝之に呼び止められる。仙堂に「事件の捜査に協力してほしい」と頼まれたが、由美はきっぱりと断った。

だがその翌日、由美は突然に人事異動を言い渡され、出版社のハキダメと言われている「特命ウォッチ」に異動することになってしまった。その後、この異動は仙堂が仕組んだことだと知り、憤慨する由美だったが、「事件を解いたらもとの部署に戻す」という仙堂の条件を呑み、捜査に協力することになる。
登場人物
主人公
中村由美〈26〉
演 -
菊川怜特命ウォッチ取材記者。亜美の妹。仙堂に呪いの携帯事件の捜査に協力してほしいと頼まれたため、仙堂とコンビを組んで事件の真相を追っている。思ったことはズバズバ言う性格。学生時代の恩師・山下先生に憧れている。かなりのカップ麺焼きそば好きである。ついでに酒にも強い。映画版『着信アリ』と同じヒロインの名前だが、映画版とドラマ版とでは、性格も趣味も全く違う。正体は姉の中村亜美で、影で西村和也を操っていた。事件解決後、行方をくらます。
仙堂孝之〈35〉
演 - 石黒賢警視庁捜査一課警視正の仙堂」が決め台詞のキャリア刑事。なぜか由美をパートナーに選び、捜査に巻き込んだ。由美の前だと何かと虚勢を張るが、根はかなりの臆病者であるため、すぐ胃に痛みを訴える。ちなみに、愛車の名前は『ハヤブサ号』。警察局長の真田と親しい。最終話で由美(亜美)に殺害される。
特命ウォッチ
佐久間誠一〈45〉
演 -
升毅特命ウォッチの編集長。女ったらし。一見ただのオヤジに見えたが、かつては敏腕の取材記者で明和女学院の学生失踪事件について調査していた。当時は、傲慢で「剃刀」の異名を持つ。
川島武弘〈27〉
演 - 深水元基特命ウォッチの記者。ガンマニア。
大山雄介〈25〉
演 - 中山夢歩特命ウォッチの資料係。オタク。第9話で何者かに刺されるが、最後の力を振り絞りBar『M』までたどり着いた後に死亡。由美に惚れていた。
森尾真紀〈35〉
演 - 野田よし子特命ウォッチの庶務・経理担当。お金に厳しい。
岡野美里〈26〉
演 - 木内晶子特命ウォッチの整理部員。数珠ネックレスをしている。
西岡杏〈26〉
演 - 中山恵特命ウォッチの記者。二股女。
東カンナ〈23〉
演 - 菊地美香特命ウォッチの記者。ゴスロリ女。
明和女学院
松下さやか〈17〉
演 -
佐藤千亜妃明和女学院の2年D組で、旧姓は榊。優里と智佳のクラスメイト。学院に伝わる『伝説の生贄』に選ばれた。実は榊親子の生き残りの娘で、密かに復讐の機会を窺っていた。警察局長の真田が全てを公表した事で、彼女の復讐は終わった。
秋野修司〈59〉
演 - 山下真司明和女学院の校長。自分の舌を噛み切ってまで娘を守る程、娘のことを気にかけている。その後、病院の屋上で、自分の電話からの着信を受けた後、見えない力に引っ張られ死亡。死ぬ間際に仙堂宛てにメールを残したが、書きかけだった。ワンダーフォーゲル部の元メンバーの一人。
西村和也〈44〉
演 - 工藤俊作明和女学院の学年主任。由美に恋愛感情を持っており、10年前の事件で、彼女を助け自分の思いを彼女に告げるが、拒まれた事で、誤って彼女を殺害してしまい、遺体を薔薇のあるビニールハウスに埋めた。しかし亜美と由美が入れ替わっていた事を知り、それ以来、自分を殺し秋野校長に使えてきた。だが彼の秘密を知っていた真利子も口封じとして殺してしまう。着信があった後、仙堂を道連れにしようとした時、蔦に首を絞められ絶命直前に「本当の悪魔が・・・」を言い残し死亡。事件解決後、実際に殺害されていたのが由美で、西村を操っていたのが亜美だった事が発覚する。亜美(実際は由美)と真利子の殺人犯。
柏木真利子〈26〉
演 - 能世あんな明和女学院の職員。校長である秋野の秘書でもある。西村に恋心を抱いていたが、西村の秘密を知っていた事で、西村に絞殺された。
山下勝彦〈32〉
演 - 津田寛治明和女学院の新任教師で由美の恩師。事故で入院中の教師の代わりとしてこの学校に赴任してきた。10年前に失踪した亜美を探していたが、最終回で西村に刺され致命傷を負う。その後、病院で由美の秘密を仙堂に話した直後吐血し絶命する。
中村由美〈高校時代〉
演 - 西澤絵美香(第4話・第6話 - 最終話)亜美の双子の妹。当時学院に伝わる『伝説の生贄』に選ばれたが、彼女を察した姉の亜美〈山下に会うため〉が、彼女と入れ替わった。榊大生の事件後に再び入れ替わり西村と会うが、西村の思いを拒んだ事で殺害される。その後、校舎の増築計画で、西村に遺体を持ち去られるのを恐れた彼女は、松下さやかに取り付き、携帯に呪いをかけ西村を追い詰めた。
中村亜美〈高校時代〉
演 - 西澤絵里香(第4話・第6話 - 最終話)由美の双子の姉。失踪当時16歳。当時はまだ研修生だった山下と交際していた。榊大生の殺害現場を目撃した事で、成瀬雄一達犯行グループに襲われるが、西村が灯りが消した事で難を逃れた。そして亜美と間違えられた由美が殺されたのをきっかけに、由美として暮らし始める。自分と正反対で人気者の由美に嫉妬していた。
Bar『M』
森谷修介〈38〉
演 -
義田貴士由美行きつけのバー『M』の店主。何故かグラスなどでイチローの物真似をしている。
美輪レイナ〈24〉
演 - 仁科仁美バーの従業員。
丸山ナオコ〈20〉
演 - 矢吹春奈バーの従業員。
渋谷中央署刑事
田中正義
演 -
大堀こういち捜査現場の叩き上げ刑事。
佐藤真治
演 - 積圭祐田中と同じく叩き上げ刑事。
その他
エンディングタイトルバックの少女
演 -
大窪凪沙大窪汐里
ゲスト
第1話
水野亜紀〈20〉
演 -
小阪由佳水野の娘。智子や牧村達の先輩。自分の電話からの着信を受けた後、プールで溺れて死亡。
佐々木裕子
演 - 湯川舞明和女学院の3年生で、成瀬雄一の娘。智子の友達。御節介焼きが災いし親友達から嫌われている事を本人は知らない。スカートに火がつき、火だるまになった挙句、歩道橋の階段から転落し死亡。
牧村智子
演 - 松嶋初音(第2話)明和女学院の3年生で、智之の娘。裕子の友達。裕子に自分の電話からの着信を受けた一人。内心では、裕子に強い恨みを抱き自分のホームページで、裕子の悪口を書き込んでいた。着信後、踏み切りの近くで自分を死へ引きずり込もうとしている見えない力と懸命に戦うも不意に体が自由になり、よろけて石に躓いて頭から転倒。目を見開き、恐ろしい形相で死亡。死因は転倒側頭部損傷。裕子のスカートに細工した殺人犯。父親は、ワンダーフォーゲル部の元メンバーの一人。
井上舞
演 - 志摩夕里加明和女学院の3年生。智子の友達。内心では、裕子を嫌っていた。
加奈
演 - 牧村麻美明和女学院の3年生。智子の友達。内心では、裕子を嫌っていた。
立花愛子
演 - 福愛美明和女学院の3年生。不良的な友人達と付き合っていた。裕子を嫌っている。不良の事を裕子が告げ口した事で、犬猿の仲となっている。
第2話
横田涼子
演 -
岩佐真悠子理大生で、健二の娘。元恋人の吉岡悟を引き止めるために死の予告電話を利用して狂言をするが、悲劇的な末路を辿る。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:71 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef