真藤 順丈
(しんどう じゅんじょう)
誕生1977年
東京
職業小説家
最終学歴文教大学文学部日本語日本文学科
活動期間2008年 -
代表作『墓頭』(2012年)
『宝島』(2018年)
主な受賞歴ダ・ヴィンチ文学賞(2008年)
日本ホラー小説大賞(2008年)
電撃小説大賞銀賞(2008年)
ポプラ社小説大賞特別賞(2008年)
山田風太郎賞(2018年)
直木三十五賞(2019年)
デビュー作『地図男』(2008年)
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真藤 順丈(しんどう じゅんじょう、1977年 - )は、日本の小説家。
2008年から2009年にかけて、4つの新人賞を相次いで受賞しデビューした。受賞したのは、刊行順にダ・ヴィンチ文学賞大賞(『地図男』)、日本ホラー小説大賞大賞(『庵堂三兄弟の聖職』)、電撃小説大賞銀賞(『東京ヴァンパイア・ファイナンス』)、ポプラ社小説大賞特別賞(『RANK』)。2018年に『宝島』で山田風太郎賞、2019年には同作で第160回直木三十五賞を受賞。 学生時代、自主映画やウェブコンテンツを製作する創作集団を結成。映画監督を志して映像関係の仕事にたずさわり、そのかたわらで小説の執筆も始める。のちに小説に専念し、長編短編あわせて10作ほどを投稿するがことごとく落選。30歳になって一念発起、一年間で毎月一作を各新人賞に応募して、すべて駄目なら小説家の道はあきらめると決める。生活を切りつめて執筆に臨み、純文学系からライトノベルまで様々なジャンルの作品を投稿して、四作が受賞[1][2]。2008年にNHK「おはよう日本」[3]やTBS「王様のブランチ」[4]などで特集が組まれる。 ホラー、ミステリ、幻想怪奇、SF、アウトロー小説といったジャンルにとらわれない幅広い作品を発表。ホラー大賞受賞の選評で、高橋克彦は「異常な状況に、笑いや人の心の温かさを加味する才能」を評価している[5]。また、平山夢明は「〈魂の救済〉をテーマとし、物語の〈極限〉を提示しようとしている」と評している[6]。 2009年からは、WOWOW「ノンフィクションW」にナビゲーターとしてゲスト出演したり[7]、映画『眼球遊園〈大日本ノックアウトガール〉』に彫り師役として出演するなど、活動の幅をひろげている。 近代文学では安部公房や三島由紀夫を愛好する。現代の作家では平山夢明、村上春樹、村上龍、貴志祐介などを挙げている[8]。
目次
1 人物
2 受賞歴
3 作品リスト
3.1 小説
3.2 オリジナルノベライズ
3.3 アンソロジー参加作品
3.4 単行本未収録・未刊行作品
3.4.1 連載
3.4.2 連載終了後未刊行
3.4.3 短編
4 出典
人物
受賞歴
2008年
「地図男」で第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞「庵堂三兄弟の聖職」で第15回日本ホラー小説大賞大賞受賞「東京ヴァンパイア・ファイナンス」で第15回電撃小説大賞銀賞受賞「RANK」で第3回ポプラ社小説大賞特別賞受賞
2018年
『宝島』で第9回山田風太郎賞受賞
2019年
『宝島』で第160回直木三十五賞受賞
作品リスト
小説
地図男 (2008年9月、メディアファクトリー/2011年2月、MF文庫ダ・ヴィンチ/2019年3月、角川文庫)
庵堂三兄弟の聖職 (2008年10月、角川書店/2010年8月、角川ホラー文庫)
東京ヴァンパイア・ファイナンス (2009年2月、電撃文庫)
RANK (2009年5月、ポプラ社/2011年12月、ポプラ文庫)
バイブルDX(2010年3月、メディアファクトリー)
畦と銃 (2011年7月、講談社/2014年4月、講談社文庫)