真藤順丈
[Wikipedia|▼Menu]

真藤 順丈
(しんどう じゅんじょう)
誕生
1977年
東京
職業小説家
最終学歴文教大学文学部日本語日本文学科
活動期間2008年 -
代表作『墓頭』(2012年)
『宝島』(2018年)
主な受賞歴ダ・ヴィンチ文学賞(2008年)
日本ホラー小説大賞(2008年)
電撃小説大賞銀賞(2008年)
ポプラ社小説大賞特別賞(2008年)
山田風太郎賞(2018年)
直木三十五賞(2019年)
デビュー作『地図男』(2008年)
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

真藤 順丈(しんどう じゅんじょう、1977年 - )は、日本小説家

2008年から2009年にかけて、4つの新人賞を相次いで受賞しデビューした。受賞したのは、刊行順にダ・ヴィンチ文学賞大賞(『地図男』)、日本ホラー小説大賞大賞(『庵堂三兄弟の聖職』)、電撃小説大賞銀賞(『東京ヴァンパイア・ファイナンス』)、ポプラ社小説大賞特別賞(『RANK』)。2018年に『宝島』で山田風太郎賞、2019年には同作で第160回直木三十五賞を受賞。
目次

1 人物

2 受賞歴

3 作品リスト

3.1 小説

3.2 オリジナルノベライズ

3.3 アンソロジー参加作品

3.4 単行本未収録・未刊行作品

3.4.1 連載

3.4.2 連載終了後未刊行

3.4.3 短編



4 出典

人物

学生時代、自主映画やウェブコンテンツを製作する創作集団を結成。映画監督を志して映像関係の仕事にたずさわり、そのかたわらで小説の執筆も始める。のちに小説に専念し、長編短編あわせて10作ほどを投稿するがことごとく落選。30歳になって一念発起、一年間で毎月一作を各新人賞に応募して、すべて駄目なら小説家の道はあきらめると決める。生活を切りつめて執筆に臨み、純文学系からライトノベルまで様々なジャンルの作品を投稿して、四作が受賞[1][2]。2008年にNHK「おはよう日本[3]やTBS「王様のブランチ[4]などで特集が組まれる。

ホラーミステリ、幻想怪奇、SF、アウトロー小説といったジャンルにとらわれない幅広い作品を発表。ホラー大賞受賞の選評で、高橋克彦は「異常な状況に、笑いや人の心の温かさを加味する才能」を評価している[5]。また、平山夢明は「〈魂の救済〉をテーマとし、物語の〈極限〉を提示しようとしている」と評している[6]

2009年からは、WOWOWノンフィクションW」にナビゲーターとしてゲスト出演したり[7]、映画『眼球遊園〈大日本ノックアウトガール〉』に彫り師役として出演するなど、活動の幅をひろげている。

近代文学では安部公房三島由紀夫を愛好する。現代の作家では平山夢明村上春樹村上龍貴志祐介などを挙げている[8]
受賞歴

2008年
「地図男」で第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞「庵堂三兄弟の聖職」で第15回日本ホラー小説大賞大賞受賞「東京ヴァンパイア・ファイナンス」で第15回電撃小説大賞銀賞受賞「RANK」で第3回ポプラ社小説大賞特別賞受賞

2018年
『宝島』で第9回山田風太郎賞受賞

2019年
『宝島』で第160回直木三十五賞受賞
作品リスト
小説

地図男 (2008年9月、
メディアファクトリー/2011年2月、MF文庫ダ・ヴィンチ/2019年3月、角川文庫

庵堂三兄弟の聖職 (2008年10月、角川書店/2010年8月、角川ホラー文庫

東京ヴァンパイア・ファイナンス (2009年2月、電撃文庫

RANK (2009年5月、ポプラ社/2011年12月、ポプラ文庫

バイブルDX(2010年3月、メディアファクトリー

畦と銃 (2011年7月、講談社/2014年4月、講談社文庫


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:40 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef