この項目では、立山連峰にある山について説明しています。その他の山については「真砂岳」をご覧ください。
真砂岳
立山(左)と真砂岳(右)、立山の北端の富士ノ折立と真砂岳の間の内蔵助カールでは多年性雪渓が見られる(東側の後立山連峰の鹿島槍ヶ岳から望む)
標高2,861[1] m
所在地 日本
富山県中新川郡立山町
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度35分12秒 東経137度37分12秒 / 北緯36.58667度 東経137.62000度 / 36.58667; 137.62000
真砂岳(まさごだけ)は、飛騨山脈北部の立山連峰[2]の富山県中新川郡立山町にある標高2,861 mの山[1][3]。 日本で43番目に高い山で[4]、中部山岳国立公園内にあり山域はその特別保護地区の指定を受けている[5]。山頂部の山容は台形に近く、北側の標高2,861 mと南側の2,860 mの小ピークからなる。黒部川水系剱沢南股の支流の一つである真砂沢の源流となる山であり、真砂沢の上部の真砂沢カール[6]では夏の終わりにも雪渓が見られる。山体は花崗岩からなり、東面の内蔵助川源頭部には内蔵助(くらのすけ)カールがある[3][7]。各方面から登山道が開設されていて、山頂直下東北東0.4 kmの真砂尾根上に内蔵助山荘がある。 周辺は日本海側の豪雪地帯である[8]。山の上部は高山帯、下部は亜高山帯である。山頂直下の内蔵助山荘(標高2,780 m、山頂の東北東0.4 km)における1998-2009年の平均気温は、夏期平均が9.2 °C、冬期平均が-13.4 °C、年平均が-1.6 °Cで[9]、シベリアなどで永久凍土が不連続に分布している地域の気温に相当する[10]。氷河が現存する可能性がある気候で[10]、南に隣接する立山東面の御前沢氷河[注釈 1]が1.5 kmほど南南東にある。内蔵助カールには20-30 mほどの積雪があり越年性雪渓(万年雪)があり、氷河の有無についての名古屋大学の研究グループが調査を行い[11][12][13]、2018年に氷河と確定した[14]。
概要
環境