真希波・マリ・イラストリアス
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真希波・マリ・イラストリアス
ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズのキャラクター
登場(最初)『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
作者庵野秀明
鶴巻和哉
貞本義行(デザイン) ほか
声優坂本真綾
プロフィール
別名イスカリオテのマリア
性別女性
肩書きエヴァンゲリオンパイロット
NERVユーロ支部所属→WILLE所属
使用兵器EVA仮設5号機、8号機ほか
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真希波・マリ・イラストリアス(まきなみ マリ イラストリアス、Makinami Mari Illustrious)は、日本のアニメーション作品ヱヴァンゲリヲン新劇場版』、その派生作品に登場する[注 1]架空の人物で、同作のヒロインの一人[1]である。エヴァンゲリオン仮設5号機、後に8号機パイロット。第10の使徒戦では戦闘不能の式波・アスカ・ラングレーに代わって2号機に搭乗した。年齢不詳。

シリーズ第2作の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から登場する。担当声優坂本真綾
人物

ヒロインの1人[1]イギリス出身で、ユーロ支部所属[2]。日本語と英語を話せるが、最初の戦闘時は思考言語に日本語を指定している。また『シン』ではフランス語や中国語も口にしており、ヴンダー内の居室[注 2]にある書籍には各国語で読了を示すタグがつけられていた。居室は本で埋め尽くされており「あらゆる書物を読むのが見果てぬ夢」と語る。

興奮時に「にゃっ!」という掛け声や語尾を発する癖がある。

「匂い」について言及することが多く、シンジに対しては「いい匂いがする」と言い、2号機に搭乗した際は「他人の匂いがするエヴァも悪くない」と語っている。

自身がEVAに搭乗することについてはまったく疑問を持っておらず、戦闘中に痛みを堪えながらも「面白いから、いい!」と楽しんでいる。そのため、EVAに搭乗したくないと悩むシンジの心理を面白がっていた。

彼女の過去や背景は作中では明らかにされず、ゲンドウの若年時代の回想シーンにてユイや冬月と共にマリらしい人物が登場する、ゲンドウを「ゲンドウ君」・冬月を「冬月先生」・ユイを「ユイさん」とそれぞれ呼ぶ、冬月と対面した際に「イスカリオテのマリア」[注 3]と呼ばれて「久々に聞いた」と応じるなど、断片的・抽象的な表現に留まっている。

声を演じた坂本はマリについて、「ひたすらポジティブに、悲壮感が出ないように心がけた」「男でも女でも年上でも年下でもない感じ」「(シンジやアスカへの関わりを挙げながら)人間がすごく好きなのだと感じます」と話している[4]。人物設定についてはすべては知らないとしつつも、庵野の言葉をヒントに役を構築したと語っている[注 4][5]
劇中での活躍劇中用語の詳細については「新世紀エヴァンゲリオンの用語一覧」を参照

ヒロインの1人で[1]、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』ではプロローグで仮設5号機に搭乗[注 5]。ベタニアベースの封印システムを破って脱走した第3の使徒を追撃して撃破し、「自分の目的に大人を巻き込むのは気後れするなあ。」と呟く。

その後パラシュートを用いて第3新東京市に侵入する[注 6]と、不時着先の第壱中学校の屋上にて寝転んでいた主人公の碇シンジに遭遇する。シンジのことをネルフのわんこくんと呼び、「君、面白いね。」「この事は他言無用で。」などと言い残して立ち去る。

第10の使徒襲来時には、NERVに無断で2号機の凍結を解除して搭乗し、ジオフロント内に侵入した目標に水際での排除を試みるが撃退されてしまう。裏コード「ザ・ビースト」を発動しA.T.フィールド突破を試みるものの、寸前で反撃され機体を大破させられる。墜落先のシェルターでうずくまっていたシンジを連れ出し、「早く逃げちゃえばいいのに」と促す[注 7]

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』では、WILLE所属の8号機専属パイロットとして登場する。冒頭のUS作戦や中盤のセントラルドグマでの第13号機襲撃に2号機の援護射撃役として参加したほか、Mark.09によるヴンダー襲撃の際にはハンドガンで迎撃する。渚カヲルの爆死後には、ガフの扉が閉じなかったことから碇ゲンドウの思惑に気づき、落下する第13号機からシンジのエントリープラグを強制射出して儀式を中断させた。

シン・エヴァンゲリオン劇場版?』では、冒頭のユーロNERVの「カチコミ」に封印柱再起動チームの護衛として参加し、NERVの繰り出したMark.04シリーズを迎撃する。ヤマト作戦では新2号機αの援護としてNERV本部を急襲するが、作戦は失敗して新2号機を大破させられたうえにアスカを奪取され、自身も改8号機の両腕を失って後退を余儀なくされる。その後、ヴンダーを乗っ取っていたMark.09-Aを捕食・吸収し、シンジをマイナス宇宙内の初号機へ送り届けてNHG 2番艦に乗り込むと、再会した冬月と短い会話を交わし、冬月によって用意されていたMark.101112を吸収してNHGを全滅させ、ガイウスの槍と共にEVAイマジナリーの内部へ侵入する。シンジに対しては、出撃前に「君はよくやってる」、初号機へ向かう彼に「必ず迎えに行くから待ってなよ」と声をかけるなど気遣う素振りを見せ、マイナス宇宙の浜辺に取り残されたシンジを約束通りに迎える。

エピローグでは宇部新川駅にて青年の姿になったシンジのもとに同年代の姿で現れ[注 8]、「行こう!」と声をかけて手を取り合って駆けてゆく。
漫画版

漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』では、第14巻(最終巻)の描き下ろし「夏色のエデン」に「真希波マリ」として登場。16歳で飛び級で入学した京都大学[注 9]で冬月の研究室に所属しており、ユイはそのころの先輩だった。その後、イギリスに留学する。

もともとはコンタクトレンズを着用しており、留学前にユイに好意を打ち明けた際に彼女の眼鏡を譲られた。特徴的な髪形もこの時にユイが結ったもの。
外見的特徴

赤みがかった焦げ茶色のロングヘアを二つに分けて結び、赤い縁の眼鏡[注 10]をかけている[6]


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