まほ しぶき
眞帆 志ぶき
本名名和 富美子(なわ ふみこ、旧姓:鈴木)
別名義真帆 志ぶき
生年月日 (1933-02-05) 1933年2月5日
没年月日 (2020-03-09) 2020年3月9日(87歳没)
出生地 日本 神奈川県川崎市
死没地 日本 東京都
職業女優・歌手
活動期間1952年 - 2020年
活動内容宝塚歌劇団・演劇・リサイタル
主な作品
『花のオランダ坂』
『ノバ・ボサ・ノバ』
『スイート・チャリティー』
ほか
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眞帆 志ぶき(まほ しぶき、1933年2月5日 - 2020年3月9日)は、日本の女優、歌手で元宝塚歌劇団の男役スターである。本名:名和 富美子(なわ ふみこ、旧姓鈴木)。なお旧芸名の表記(読み方は変更なし)は真帆 志ぶきであった。愛称スータン(旧姓にちなむ)。身長164センチ。神奈川県川崎市生まれ、出身校川崎高校。目次 高校を中途退学して宝塚音楽学校へ入学。その後宝塚歌劇団に入団。芸名については「真っすぐに帆を張り、しぶきをあげて元気に行くようにと、(真帆の)父と堀正旗の二人に命名してもらった。」(本人談話) 39期生として1952年、月組公演『アメリカーナ/春のおどり』で初舞台を踏む。宝塚入団時の成績は首席[1]。同期生に朝丘雪路、千之赫子らがいた。当初花組へ配属。 早くから実力を開花させ入団4年目の1955年12月花組公演『国性爺合戦』のメイン級に抜擢される。1960年、雪組に異動。明石照子と互角の活躍をみせた。 1962年限りで退団した明石の後任として同7月宝塚大劇場公演『花のオランダ坂/ナンバー・ワン』で雪組主演男役を務める。相手役は加茂さくら(1968年加茂自身の専科転出まで)、大原ますみ(1969年以降)が主につとめた。 1970年、郷ちぐさと汀夏子に雪組トップを譲り声楽専科へ異動。第25回文化庁芸術祭賞優秀賞受賞。1971年6月星組公演『ノバ・ボサ・ノバ』(初演)に特別出演、義賊ソール役で主演。また同年暮れには、第22回NHK紅白歌合戦にも歌手として初出場を果たした。その後も各組の公演への特別出演のみならず、実力を買われて精力的に帝国劇場、歌舞伎座、日生劇場などへの外部出演もこなし、1975年3月6日付[1]で宝塚を退団。最終出演公演の演目は雪組公演『ザ・スター?さよなら真帆志ぶき?』。 退団後は劇団四季の『シーソー』など多岐の団体の諸作品への出演も幾度となく行いキャリアを積んだが、近年の高齢化などもありここ数年はリサイタルやワンマンショー、宝塚のOGイベント出演に活動の重点をおいている。 2014年、古巣・宝塚歌劇団創立100周年記念で創設された『宝塚歌劇の殿堂』最初の100人のひとりとして殿堂入りを果たした。 2020年3月9日、肺炎のため東京都内の自邸にて死去した[2][3]。87歳没。
1 来歴
2 人物
3 出演
3.1 宝塚時代の主な舞台
3.2 宝塚外部および退団後の舞台
3.3 コンサート
3.4 NHK紅白歌合戦出場歴
4 脚注
5 関連項目
来歴
人物
真帆の身長は164センチで、当時の男役としては破格の長身だった。
トップ披露公演となった『花のオランダ坂』では作家・菊田一夫の指導のもと演技開眼、宝塚歌劇団史に輝く三拍子そろった芸達者の誕生であり、熱狂的な"スータンファン"も多く、在団中にさる玩具メーカーから真帆を模した"スータン・ドール"という人形も作られたほどだった。(人形化されたスターは天海祐希など非常に数が少ない)
これが8年あまりトップ在任がつづいた当時としても異例の"長期政権"を産み、そのスター性は汀夏子ら当時の雪組後輩男役組子の多くにも影響を与えた。
『ノバ・ボサ・ノバ』『シャンゴ』、サヨナラ公演となった『ザ・スター』などを作った鴨川のことを大変敬愛しており、鴨川も申し分のない実力と芸事への取り組みを見せた真帆には全幅の好感・信頼を寄せていたともいわれる。
出演
宝塚時代の主な舞台
『国姓爺合戦』(花組、1955年12月2日 - 12月26日、宝塚大劇場)
『メリー・ウイドウ』(花組、1957年1月1日 - 1月29日、宝塚大劇場)
『春の踊り』第一部 花の歌舞伎、第二部 花のエキスプレス(花組、1957年5月1日 - 5月30日、宝塚大劇場)
『戯れに恋はすまじ』(雪組、1958年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)
『春の踊り(日本の恋の物語)』『三文アムール』(雪組、1960年5月1日 - 5月30日、宝塚大劇場)
『新・竹取物語』(雪組、1960年9月2日 - 9月29日、宝塚大劇場)
『残雪』『華麗なる千拍子』(雪組、1961年2月3日 - 2月26日、宝塚大劇場)
『ブンガムラティ』(雪組、1961年6月2日 - 6月29日、宝塚大劇場)
『花のオランダ坂』*初演 『ナンバー・ワン』(雪組、1962年7月3日 - 7月30日、宝塚大劇場)
『皇帝と魔女』(雪組、1962年10月2日 - 10月30日、宝塚大劇場)
『あなたは追われている』(星・雪組、1962年12月1日 - 12月27日、宝塚大劇場)
『ハイウェイ・ブルース』『不死鳥のつばさ燃ゆとも』(雪組、1963年2月2日 - 2月27日、宝塚大劇場)
『夏』『青春のバカンス』(雪組、1963年6月4日 - 6月30日、宝塚大劇場)
『クレオパトラ』(雪組、1963年10月31日 - 11月29日、宝塚大劇場)
『南の哀愁』『これぞ!タカラヅカ』(雪組、1964年1月1日 - 1月28日、新宿コマ劇場)
『虹色のタングステン』『花のふるさと物語』(雪組、1964年3月27日 - 5月5日、宝塚大劇場)
『レビュー・オブ・レビューズ』(花・雪組合同、1964年5月7日 - 5月31日、宝塚大劇場)
『笹四郎の笛』『アンコール・ワット』(雪組、1964年10月1日 - 10月29日、宝塚大劇場)
『海に生きる』『ブロードウェイ・テンペスト』(雪組、1964年12月3日 - 12月27日、宝塚大劇場)
『楊妃と梅妃』『港に浮いた青いトランク』(雪組、1965年1月29日 - 2月28日、宝塚大劇場)
『花の巴里?宝塚』@宝塚おどり絵巻 A世界への招待(特別公演、1965年8月4日 - 8月31日、宝塚大劇場)
『憂愁夫人』『レインボー・タカラヅカ』(月組、1966年1月2日 - 1月30日、新宿コマ劇場)
『あゝそは彼の人か』(雪組、1966年3月2日 - 3月23日、宝塚大劇場)
『南蛮屏風』『春風とバイオリン』(雪組、1966年4月28日 - 5月31日、宝塚大劇場)
『紫式部』『ラブ・ラブ・ラブ』(雪組、1966年10月1日 - 10月27日、宝塚大劇場)
『わが歌君がため』(星組、1966年10月29日 - 11月30日、宝塚大劇場)
『忘れじの歌』『タカラジェンヌに乾杯』(雪組、1967年3月2日 - 3月23日、宝塚大劇場)
『おてもやん』『世界はひとつ』(雪組、1967年4月28日 - 5月31日、宝塚大劇場)
『花のオランダ坂』*再演『シャンゴ』*初演(雪組、1967年9月1日 - 9月28日、宝塚大劇場)*『シャンゴ』は鴨川清作作
『シャンゴ』*再演(雪組、1968年3月1日 - 3月26日、宝塚大劇場)
『トリスタンとイゾルデ』『愛と夢とパーティ』(雪組、1968年6月29日 - 7月29日、宝塚大劇場)
『ハリウッド・ミュージカル』(花組、1968年11月1日 - 12月1日、宝塚大劇場)バディ・ストーン
『タカラヅカ'68』(雪組、1968年12月3日 - 12月26日、宝塚大劇場)
『祭』『ハムレット』(雪組、1969年2月1日 - 2月27日、宝塚大劇場)
『回転木馬』(雪組、1969年5月31日 - 7月3日、宝塚大劇場)