この項目では、JR九州の直方駅について説明しています。筑豊電気鉄道の直方駅については「筑豊直方駅」をご覧ください。
直方駅
駅舎(2017年2月)
のおがた
Nōgata
所在地福岡県直方市大字山部226-2[1].mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度44分53.24秒 東経130度43分30.01秒 / 北緯33.7481222度 東経130.7250028度 / 33.7481222; 130.7250028
直方駅(のおがたえき)は、福岡県直方市大字山部にある九州旅客鉄道(JR九州)・平成筑豊鉄道の駅である[1]。
概要[ソースを編集]
JR九州の筑豊本線と、平成筑豊鉄道の伊田線が乗り入れ、接続駅となっている[1]。伊田線は当駅が起点である。また、筑豊本線は愛称の「福北ゆたか線」の区間に含まれている。JR九州には「JC19」、平成筑豊鉄道には「HC1」の駅番号が設定されている。
平成筑豊鉄道の駅については、2009年4月1日に北九州市に本社を置く鉄道車両部品販売・グラフィック業者の藤本興業が命名権(ネーミングライツ)を取得し、藤本興業 studiocanada 直方駅と呼称されていた[2]。2022年9月現在は契約終了しており、直方駅に戻っている。
直方市の代表駅であり、新飯塚駅と並んで筑豊本線の主要駅となっている。駅に隣接して、電車・気動車の車両区である直方運輸センターおよび乗務員区である直方運輸センター[3]、それらを統括する筑豊篠栗鉄道事業部がある。
歴史[ソースを編集]1928年(昭和3年)の直方駅旧駅舎(2008年)旧駅舎正面の車寄せ
直方駅は1891年(明治24年)8月30日に筑豊興業鉄道によって開設された。
1899年(明治32年)から、筑豊地区の石炭輸送の拠点駅とするために拡張工事が行われて、筑豊炭田の各地からやってくる石炭車がここで行き先別に編成しなおされて送り出されるようになった。13本の仕分け線が設けられ、2つの出発信号機が設置されて若松・西八幡・上戸畑へと送り出されていた。ヤードには照明灯が設けられ、昼夜を分かたず列車を送り出す作業が行われていた。1910年(明治43年)3月には新駅舎が建設された。
しかし、第二次世界大戦後はエネルギー革命により石炭の出荷が減少するようになり、筑豊地区では1958年(昭和33年)から石炭輸送が減少に転じた。これにより直方駅の作業も縮小されていき、1984年(昭和59年)2月1日に貨物取り扱いが廃止された。
2001年(平成13年)には電化が完成して電車が発着するようになるなど、その後は旅客駅として機能している。
年表[ソースを編集]
1891年(明治24年)8月30日:筑豊興業鉄道(1894年8月、筑豊鉄道に改称)が開設[1]。
1893年(明治26年)2月11日:直方 - 金田間に支線(伊田線)が開業[4]。
1897年(明治30年)10月1日:九州鉄道(初代)が筑豊鉄道を合併[5]。