直別信号場
旅客営業末期の駅舎(2018年9月)
ちょくべつ
Chokubetsu
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直別信号場(ちょくべつしんごうじょう)は、北海道釧路市音別町直別にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の信号場。電報略号はチク。事務管理コードは▲110428[3]。旅客営業当時の駅番号はK43。 当初は駅として開設されたが、利用者減少により2019年(平成31年)3月16日に旅客取り扱いを廃止し[4]、信号場となった[5]。1977年(昭和52年)の直別駅と周囲約500mの範囲。右上が根室方面。かつては駅裏側に主に留置用の副本線が敷かれて島式ホームとなっていて、複合ホーム2面3線を有していた[注釈 1]。この写真の時点では貨物取扱廃止に伴い副本線は尺別側が切られて引込線化され[6]、さらに後に撤去されて相対式ホームとなった。また駅表の尺別側も貨物ホームと上屋と引込線が認められるが、引込線の方は現在も保線用として残されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス
歴史
1907年(明治40年)10月25日:国有鉄道釧路線(根室本線の前身)厚内駅 - 音別駅[注釈 2]に直別駅として開業(一般駅)[7][5][8]。
1971年(昭和46年)
月日不詳:跨線橋設置。
10月2日:根室本線滝川駅 - 釧路駅の完全CTC・自動信号化に伴い簡易委託化[5](駅員無配置駅[9])。貨物・荷物取扱い廃止[10]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[2]。
1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
1993年(平成5年)1月15日:釧路沖地震によりホームがずれる被害[11]。
1996年(平成8年)度:石勝線・根室線高速化工事に伴い同年度に構内改良[12]。
2003年(平成15年)
9月26日:十勝沖地震により駅舎倒壊、信号施設に被害。駅構内を通過中の特急「まりも」が脱線[5][13]。
12月25日:駅舎を新築し同日より供用開始[5][14]。
2018年(平成30年)6月20日:JR北海道が釧路市に対して、翌年3月に実施予定のダイヤ改正で当駅を廃止する検討を伝えた旨が報道される[15]。