目玉おやじ
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この節には、過剰に詳細な記述が含まれているおそれがあります。百科事典に相応しくない内容の増大は歓迎されません。内容の整理ノートで検討しています。(2020年12月)
鳥取県境港市水木しげるロードに設置された目玉おやじのブロンズ像

目玉親父(めだまおやじ)は、水木しげる漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(旧題:『墓場の鬼太郎』)の主人公・鬼太郎父親(正確には、死んだ父親の分身)。水木しげるが創作した妖怪キャラクターである。
人物像水木しげるロードに設置された目玉おやじのブロンズ像

鬼太郎父親眼球に体が付いた姿。身長9.9cm、体重33.25gと手のひらに載るサイズだが、非常に博学で知識面で鬼太郎たちをサポートすることが多い。原作アニメと共に鬼太郎同様、ほぼ全話に登場している。アニメでは第1・3作の幽霊電車の回のみ例外的に未登場だった(一部の回では登場しても出番が全くない場合がある)。

かつて地上を支配していた種族である幽霊族の生き残りであり、鬼太郎誕生以前は、不治の病である「溶ける病」を患い、ミイラ男のような風貌をしていた(罹病前の風貌が原作において描写された事はなく、アニメ第6作14話にて初めて描写された(後述))。身籠った妻とひっそり暮らしていたが、生活費を得るために売った血液が患者を幽霊化させる事件を引き起こし、調査に訪れた血液銀行の銀行員・水木に身の上を打ち明け、会社への報告の引き伸ばしを願い出た後に、妻ともども病死。鬼太郎を案じて、自らの遺体の左の眼球に魂を宿らせて生き返り、眼球に小さな身体と手足が生えた現在の姿に変わったため、「目玉おやじ」と呼ばれるようになる。なお、実写映画版では目玉おやじとなった時期が江戸時代と変更された(原作では戦後[要曖昧さ回避]。但し、久しぶりに会った相手に「数百年ぶりだな、目玉」と姿の変化に驚く様子もなく言われる場面もある)。仲間妖怪の多くが鬼太郎の誕生以前から旧知の仲だが、みんな総じて「目玉おやじ」や「おやじ殿(砂かけ婆)」「おやじさん(猫娘)」等としか呼ばず、自身も本編で一度も名乗らないため[注釈 1]、本名は不明である。

趣味は茶碗風呂。自宅で浴槽として使われる茶碗は鬼太郎の食器と兼用である(第4作1話では長湯しすぎて鬼太郎に「そろそろご飯食べたい」と文句を言われている)。アニメ第3作以降は茶碗以外の容器や浸かる湯のバリエーションが増え[注釈 2]、温泉に浸かることや人の家にお邪魔したときに飲むように出されたお茶に浸かることもある(第4作4話など)。茶碗風呂に入る理由は、きわめて清潔好き・を隠すためなど、いくつか語っている[注釈 3]

鬼太郎誕生まで世界中を放浪していたため、世界中の妖怪について博学。ほぼ全ての妖怪の種類、性格を知っている。閻魔大王とも旧知の仲であり、親子で大王直々に依頼をされる事もある(第4作91話「夜の怪!百鬼夜行の鬼」など)。他にインカの旧文明人や、悪魔などにも知り合いがいる。なお、目玉おやじに限らない事だが、普段どのように罰を受けていない妖怪が地獄と現世を行き来しているのかはエピソードによってまちまちである(渡歩可能な秘密の地下道―アニメ第6作では黄泉比良坂―、死人の魂、霊界列車など)。

鬼太郎同様に生命力が高く、踏み潰されて紙のように薄くなっても、目玉部分を潰されても、天ぷらにされて大やけどをしても、しばらくすると元通りになる。原作『鬼太郎国盗り物語』では鬼太郎共々、飲まず食わずで10年間もの間活動できることが明らかになっている[1]。原作『妖怪獣』で右眼を潰された鬼太郎の左眼に入り、眼の代わりを務めたり、原作『雨ふり天狗』でも指鉄砲で失明した雨ふり天狗の右眼に移植されるなど、眼球としての機能もそのまま残している(彼の四肢胴体は、もともと視神経である)。まぶた(「黒目部を覆う蓋」のようなもの)があり、水木しげるは「人と同じで眠いときや考え事で目をつぶる」とし、睡眠時にまぶたを閉じているシーンがある[2]

は非常に小さいが、唇を突き出したような形で眼球の前下方にあり、飛行機の車輪のように出したり引っ込めたりできる[3]。ただし、原作やアニメでは曖昧(『目目連』の原作およびアニメ第2、3作では、黒目の中央から息を吹きかけるシーンがある)にされている。アニメ第4作までは食事シーンの描写が滅多にない[注釈 4]が、好物はサクランボや梅で、朝食には朝露を飲む[4]。アニメ5作では食事シーンは頻繁に見られ、「魚の目玉のスープ」や「高木洋菓子屋のシュークリーム」が好物で、飲食中のシーンも描かれた(黒眼の下あたりが口のような描写。頬=黒目の両斜め下や腹を膨らます演出がなされる)。また同5作目ではくしゃみをして鼻水(または)を噴き出すシーンもあるので気管支も持っていると考えられる。

基本的に裸だが、浴衣白衣などを着ることもある。また、イギリスの小鬼(アニメ第5作では白山坊)から貰ったシルクハットや、サンタクロースから貰ったこの世にただ一つしかない靴など衣類も所有している[5]。なお、アニメ第5作の第4エンディング「夏の魔物」の映像では、芸術家スタイル(カラフルな上着を着てアフロヘアーのかつらと赤ベレー帽を被り、絵筆を担いだ姿)で登場した。

目玉親父を用いた商品もあり、新選組メイドクリオネなどに扮した日本各地のご当地商品としてキーホルダーストラップなどに採用されたり、「目玉おやじPCカメラ」(株式会社ゲート)が発売されている。ニコンの銀塩コンパクトカメラ「ニコンミニ」ことAF600のイメージキャラクターとして起用されたこともある。また他のキャラクターと共に缶ジュースにもなった(「目玉のおやじ汁」や「ねずみ男汁」株式会社エイコム。この場合の「汁」はドリンクと読む)[6]。また、コンタクトレンズのイメージキャラクター(セイコーコンタクトレンズ株式会社)に起用されたり、目薬の商品名(「目玉おやじ」の目薬:寺島薬局)ともなった。また、1994年4月21日に放送された「TMNのオールナイトニッポン・終了スペシャル」(ニッポン放送)では、木根尚登への質問役として出演した。

アニメ版のエンドロール表記が、第1作、第2作では「父親」、第3作では「目玉」、第4作以降は「目玉おやじ」となっており(第4作劇場版『妖怪特急! まぼろしの汽車』では「目玉のおやじ」と表記)、鬼太郎からの呼称は原作では「おとうさん」(貸本初期では「おとっつあん」)、映像作品や(水木以外による)派生漫画では「父さん」。仲間妖怪からは「目玉」「おやじ」、若い妖怪からは「おやじさん」(猫娘からも同様だが、彼女は将来の義父の意味合いで「お父さん」「お父様」と呼ぶことがある)、人間の子供からは「目玉のおやじさん」と呼ばれる。また、『地上絵の秘密』では「世界の目玉」なる異名で海外の知り合いから呼ばれ、『大ボラ鬼太郎』で「解決黒頭巾」と名乗って開業したねずみ男に協力する際は「黒頭巾の顧問・不思議博士」と名乗った。「水木しげるの古代出雲」など、水木が晩年に描いた史伝や伝説、民話、神話などを扱った作品にも登場し、作中で作者の水木と共に解説役を務めている。
妖術・技

病に蝕まれて衰弱し、一度は死亡し肉体を失ったが、目玉だけで蘇るなど幽霊族特有の強い生命力・霊力を持っている描写がある。時には鬼太郎が不覚を取るほどの強敵を倒すこともある。アニメシリーズ第5作では通称「七つの最強伝説」を持っており、第90話「新年大暴走!!鬼太郎火車」では、鬼太郎ですら一方的に倒されてしまう強豪の火車を、鬼太郎自身が「世にも恐ろしい方法」と青ざめ震え上がるほどの手段で倒して更生させた事もあるという(そのため、火車はこの件で目玉おやじにだけは頭が上がらなくなった)。
体内戦術

その体の小ささを活用し、敵に呑み込まれたり自ら体内に侵入したりして内部から攻撃する。
脳操縦
敵の脳に侵入して操る。貸本『顔の中の敵』でねずみ男に初使用。『地上絵の秘密』では大悪魔
ルキフェルをもこれで手玉に取った。貸本時代は侵入された者の頭部にやおできのような物が現れているが、雑誌連載開始以降はなくなった。鬼太郎も『妖怪獣』の大なまずなど、巨大な敵に対して同様の技を使うことがある。

他にも、

顔のあらゆる穴から顔を出して撹乱させる(『下宿屋』『夜叉』など)

胃や心臓などに穴を開ける(『血戦小笠原』『水精』など)

喉を塞いで窒息させる(『決闘コロセウム』など)

他者の体内に寄生している敵を撃退する(アニメ第3期劇場版第1弾、第5期第60話など)


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