監督・ばんざい!賞(かんとく・ばんざいしょう)は、ヴェネツィア国際映画祭の賞の一つである。正式名称は「ジャガー・ルクルト・グローリー・トゥ・ザ・フィルムメーカー・アワード」(イタリア語:Premio Jaeger-LeCoultre Glory to the Filmmaker、英語:Jaeger-LeCoultre Glory to the Filmmaker Award)で、現代映画の革新において創造的な功績を収めた映画監督に贈られる[1][2]。2007年から映画祭とそのスポンサーであるジャガー・ルクルトが共同で授与する[1]。 開催年受賞者国
受賞者
2007年北野武 日本
2008年アッバス・キアロスタミ イラン
アニエス・ヴァルダ フランス
2009年シルヴェスター・スタローン アメリカ合衆国
2010年マニ・ラトナム
2011年アル・パチーノ アメリカ合衆国
2012年スパイク・リー アメリカ合衆国
2013年エットーレ・スコラ イタリア
2014年ジェームズ・フランコ アメリカ合衆国
2015年ブライアン・デ・パルマ アメリカ合衆国
2016年アミール・ナデリ イラン
2017年スティーヴン・フリアーズ イギリス
2018年チャン・イーモウ 中国
2019年コスタ=ガヴラス ギリシャ
2020年アベル・フェラーラ アメリカ合衆国
2021年リドリー・スコット イギリス
2022年ウォルター・ヒル アメリカ合衆国
2023年ウェス・アンダーソン アメリカ合衆国
備考
賞名は、北野武監督の映画『監督・ばんざい!』にちなんで名づけられたという。ちなみに北野が審査委員長を務める東京スポーツ映画大賞においても、第17回と第18回において同名の賞が創設されたことがある。
脚注^ a b “ABEL FERRARA AWARDED THE JAEGER-LECOULTRE GLORY TO THE FILMMAKER 2020 PRIZE