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皇帝（こうてい、中国語: 皇帝、ラテン語: imperator、英語: emperor; king of kings[1]、ドイツ語: Kaiser、ギリシア語: Βασιλευ?、ロシア語: император、トルコ語: ?mparator）は、帝国の世襲の君主[2]。王の中の王（諸王の王）、君主国の君主の称号[3]。皇帝による政治体制は「皇帝制 imperialism」（帝国主義）と言い[4][5]、その支持者は「皇帝支持者 imperialist」（帝国主義者）と言う[6]。皇帝という君主号には「唯一神」の意や[1]、模倣・僭称も存在し[7]、一神教では人間は「宇宙で唯一の正当な王者」[8]、「唯一の皇帝」[9]、「全人類の皇帝」[10]である唯一神だけを崇拝すべきとされている[8]。「唯一の皇帝」、「唯一の神」、および「王の中の王（諸王の王）」も参照
日本では「皇帝」と「天皇」が併用されていたが、1936年（昭和11年）には「天皇」に統一された[11]。君主とは伝統的に、国家で特定の一人が主権を持つ場合のその主権者であり[12]、王・帝王・天子・皇帝・きみなどとも言う[13]。『国史大辞典』では法制上、象徴天皇は君主ではないとされている[14]。『日本大百科全書』によれば、天皇に通常の立憲君主の権限は無く、『法律用語辞典(第4版)』によれば、象徴天皇と元首天皇は別となっている[15]。
目次
1 概要
2 東アジアの皇帝
2.1 「皇」と「帝」
2.2 「皇帝」の登場
2.3 皇帝の定着
2.4 皇帝の乱立
2.5 日本の天皇あるいは皇帝
2.6 近代日本外交における「皇帝」の使用
3 ヨーロッパの皇帝
3.1 ローマ帝国
3.1.1 元首政
3.1.2 専制君主制
3.2 東ローマ帝国
3.3 中世以後の西ヨーロッパ
3.3.1 カール大帝の「西ローマ帝国」
3.3.2 神聖ローマ帝国
3.3.3 スペイン（全ヒスパニアの皇帝）
3.3.4 フランス皇帝ナポレオンと「ローマ皇帝」の消滅
3.3.5 19世紀の皇帝と西ヨーロッパ的皇帝の消滅
3.4 東ヨーロッパ
3.4.1 ブルガリア帝国とセルビア帝国
3.4.2 ロシア
4 東アジアの皇帝とヨーロッパの皇帝
5 その他の地域の皇帝
5.1 ペルシア帝国
5.2 イスラム圏
5.3 インド
