皆川純子
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

声優の「皆口裕子」とは別人です。

みながわ じゅんこ
皆川 純子
プロフィール
愛称純ちゃん[1]、純やん[1]、MJ[1]
性別女性
出身地 日本茨城県土浦市[2][3]
誕生日11月22日
血液型A型[1]
職業声優
事務所東京俳優生活協同組合[4]
公式サイト皆川純子 - 俳協
活動
活動期間2001年 -
デビュー作デカルン(『それいけ!アンパンマン』)
※ テレビアニメでのデビュー作
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

皆川 純子(みながわ じゅんこ、11月22日[4] - )は、日本女性声優茨城県[1]土浦市[2]出身、東京俳優生活協同組合(俳協)所属[4]。年齢は非公表[5][注 1]

声質が低く、男の子役を得意とする[7]テレビアニメでは『テニスの王子様』の越前リョーマ役、『PandoraHearts』のオズ=ベザリウス役、『LOVELESS』の青柳立夏役、『.hack//黄昏の腕輪伝説』のシューゴ役など、少年役で主役を演じた[4]
経歴
声優を目指すまで

子供の時は、1人で黙々と遊ぶのが好きな大人しい子供であり、友人と一緒に遊んでいる時も口数が少ないほうだったという[8]。幼少の頃から芝居が好きで、学芸会では積極的に劇に参加した[9]。幼稚園では『みにくいアヒルの子』のみにくいアヒル役、小学校では『かぐや姫』で帝役を演じる。帝役について皆川は「その時すでに男役だったんです」と自己分析している[9]

中学・高校時代は、バレーボールの部活動に専念した。中学のバレー部では先輩・後輩の縦の人間関係が厳しく社会の縮図を学んだという[9]。高校のバレー部は練習が厳しく休みがなかった。バレーボール一色の生活で、友達と学校帰りに余暇を楽しむといったことができなかったため、部活の引退時には「これでようやく普通の高校生になれる」と思ったという[9]。これらの部活動の経験は辛いことから逃げ出さない精神力が身につき、心身ともに鍛えられて良かったとしている[9]。高校卒業後は、日本国外に住んで働くことを希望してスチュワーデスを志す。英語専門学校のスチュワーデス科に通うが、勉強をおろそかにして学生生活を楽しんでしまったため、どこの航空会社にも受からなかった[9]。その時の面接中に「pardon?」と言っていればと語っている[10]

その後、普通の会社に就職する[9]。会社での人間関係は良好で楽しかったが、「これが私の一生の仕事なのだろうか」「夢中になれるものがほしい」という思いから、自分が本当にやりたかったことを全力でやってみようと子供の頃の夢だった役者になることを決意する[9][11]。当初は劇団の養成所に入ろうとしたが、毎日のように稽古があることを知り、学費や生活費などの金銭の問題から断念する。会社員を続けながら芝居の勉強ができる場所を探した結果、声優養成所を見つける。もともと漫画やアニメが好きだったこともあり、声優業に興味をひかれて映像テクノアカデミアに入学した[11]。こうした経緯から最初は「絶対に声優になるんだってわけじゃなかった」と振り返っている[12]。学んでいくうちに徐々に「声優になりたい。一生の職業にしたい」と本気で志すようになる[9]。2000年3月に映像テクノアカデミアを卒業[11]、同年に俳協に所属し[4]、会社を退職した[9]
声優デビュー後

デビュー作は整髪料のラジオCM[注 2]。アニメのデビュー作は『それいけ!アンパンマン』デカルン役[1][注 3]。俳協に所属して3か月後に[14]、ゲーム『ときめきメモリアル3』のヒロインの1人である神条芹華役が決まる。『ときめきメモリアル』のオーディションに受かったことは、頑張ればこれで食べられるかもしれないという思いが希望から現実に変わったという[9]。翌2001年にはテレビアニメ『テニスの王子様』の主役である越前リョーマ役に抜擢される。リョーマ役が決まった時は嬉しくて体が震えたといい、無名の新人が週刊少年ジャンプ作品の主人公に受かったことは奇跡だとし、当時の嬉しさは「もう2度と味わえないと思います」と述べている[15]。リョーマ役は皆川に大きな影響を与え、「声優人生を変えた役」「リョーマがいたから今の私がいる」としている[7]。原作者の許斐剛からは「リョーマをやるために声優になったのではないか」と評価されており[16]、他にも「皆川さんはリョーマそのものだと思っている」「皆川さんの意見はリョーマの意見として受け止めている」と語られている[17]。越前リョーマ役は2001年放送以降、10年以上切れ目なく演じ続けている[18]
ライブ活動

皆川純子名義で、オリジナル楽曲のCD発売やライブ活動も行った[19]。キャラクターとしては、2004年8月18日、Zepp Tokyoにて越前リョーマの単独ライブを行う[20][注 4]。2006年からは「サクラ大戦シリーズ」で、サジータ・ワインバーグ役としてキャラクター衣装を着て歌って踊る舞台(レビュウショウ)に出演している[22]
人物像

性格は負けず嫌いで、悔しい時は涙が出ない、人前でも泣かないと語る[7]。しかし悔しい時以外ではよく泣いているという。自分が演じるキャラクターが悲しいシーンで泣けば、皆川もセリフを言いながら涙し、他人のセリフを聴きながら感動して泣くこともある[7]。『テニスの王子様』の最終話アフレコの時にも泣いたことがある[7]。許斐剛からは皆川をイベント中に泣かせようと作戦が練られたことがあり[23]、「10年間ありがとう。リョーマは君じゃなきゃできなかったよ」と歌唱中に感謝を告げられて号泣したことがある[24]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:239 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef