百花繚乱_SAMURAI_GIRLS
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百花繚乱 SAMURAI GIRLS
ジャンル
学園ラブコメディ、アクション
小説
著者すずきあきら
イラストNiθ
出版社ホビージャパン
レーベルHJ文庫
刊行期間2009年3月 - 2014年1月
巻数全17巻

漫画
漫画:百花繚乱
原作・原案などすずきあきら(原作)
Niθ(キャラクター原案)
作画しらゆき昭士郎
出版社ホビージャパン
掲載サイトほびーちゃんねるコミックコーナー
レーベルHJコミックス
発表期間2010年6月 - 2011年4月
巻数全2巻
その他小説版の公式コミカライズ
漫画:百花繚乱サムライガールズ
原作・原案などすずきあきら(原作)
Niθ(キャラクター原案)
作画岩崎じゅんいち
出版社メディアファクトリー
掲載サイトモバイルサイト・メディアファクモバイル
レーベルMFコミックス アライブシリーズ
発表期間2010年9月 - 2011年10月
巻数全2巻
漫画:百花繚乱?セブン・スピア?
原作・原案などすずきあきら(原作)
Niθ(キャラクター原案)
作画八乃多々良
出版社ホビージャパン
掲載サイトコミック・ダンガン
レーベルダンガン・コミックス
発表期間2011年12月 - 2013年1月
巻数全2巻
漫画:百花繚乱 サムライブライド
原作・原案などすずきあきら(原作)
Niθ(キャラクター原案)
作画緋尾乃嵩巳
出版社ホビージャパン
掲載サイトコミック・ダンガン
レーベルダンガン・コミックス
発表期間2013年3月 - 2013年9月
巻数全2巻
その他演出:八乃多々良
漫画:百花繚乱 兼続&ニアの生活向上委員会
原作・原案などすずきあきら(原作)
Niθ(キャラクター原案)
作画刻田門大
出版社ホビージャパン
掲載サイトコミック・ダンガン
レーベルダンガン・コミックス
発表期間2013年3月 - 2014年2月
巻数既刊1巻(2013年3月現在)

アニメ:百花繚乱 サムライガールズ(第1期)
百花繚乱 サムライブライド(第2期)
原作すずきあきら
監督KOBUN
シリーズ構成金月龍之介(第1期)
西園悟(第2期)
キャラクターデザイン宮澤努
音楽加藤達也
アニメーション制作アームス
製作第1期:
百花繚乱パートナーズ
第2期:
百花繚乱SBパートナーズ
放送局第1期:チバテレビほか
第2期:AT-Xほか
放送期間第1期:2010年10月3日 - 12月19日
第2期:2013年4月5日 - 6月21日
話数第1期:全12話
第2期:全12話
OVA:百花繚乱 サムライアフター
原作すずきあきら
監督福島利規
キャラクターデザイン宮澤努
音楽加藤達也
アニメーション制作アームス
製作ホビージャパン
発表期間2015年1月 - 7月1日
話数全2話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『百花繚乱 SAMURAI GIRLS』(ひゃっかりょうらん サムライ・ガールズ)は、すずきあきらによるライトノベル。イラスト担当はNiθ(ニシー。θの上に^)。また、日本出版社ホビージャパンの創業40周年記念メディアミックス企画。
概要

2009年2月にHJ文庫より原作小説が刊行されると共に、ホビージャパンの創業40周年記念企画として発表された。同時にアルターによるフィギュアシリーズの製作が予告されている。

クイーンズブレイド』をメディアミックス展開し、特にそのフィギュアシリーズで好評を得ていたホビージャパンが新たに同種の企画の立ち上げを模索する中で、HJ文庫編集部がすずきあきらにフィギュア展開を前提とした小説の執筆を依頼。ホビージャパンの要望を入れ込む形で、キャラクターデザインが作られていった。当初はフィギュアやグッズ・コミックなどでの展開を主として構想されていたが、『クイーンズブレイド』アニメ化などの流れが、本作品のアニメ化も推進することになった。

公式サイトにて風華チルヲによるWEBコミック(4コマ漫画)が連載された。その他に5種のコミカライズが展開された。

2010年10月から12月までテレビアニメが放送された。原作とは一部異なる設定が組み込まれている。

なお、『月刊コミック電撃大王』(アスキー・メディアワークス)連載の漫画「?百花繚乱? 戦国乙女」(作画・しなのゆら、平和のパチンコ「CR戦国乙女」が原作)とは無関係である。
スタッフ

原作 -
すずきあきら

キャラクターデザイン - Niθ

フィギュア製作 - アルター

コスプレ衣装製作 - コスパ

コミック - 風華チルヲ

あらすじ

元号が「平誠」に改まってから20年余を過ぎた21世紀初頭の日本。鎖国は解かれたものの徳川幕府の治世が続き、慶康が第25代将軍の座に就いていた。

霊峰・富士山の麓に築かれた巨大教育機関・武應学園塾では、生徒会執行部が「豊臣狩り」と称して徳川家に対する反乱分子と認定した在校生への弾圧を強め、その横暴に対する不満は強まる一方であった。

父の失踪後、在校生ながら学園併設の柳生道場で師範代を務める柳生宗朗は執行部の豊臣狩りに疑問を抱き、距離を置いていたが突如として生徒会から道場の明け渡しを命じられる。明け渡しの期日が間近に迫ったある日の晩、宗朗がいつものように道場で修練に励んでいると突然、空から天井に穴を空けて大小2振のを持った全裸の美少女が降って来た。柳生十兵衛三厳を名乗るその少女は道場を強襲した風紀委員会の服部忍群を華麗な剣術で撃退するが、その後も宗朗の前には次々と歴史上の武人の名を受け継いだ美少女達が現れる。
登場人物
柳生道場の関係者

宗朗を慕い柳生道場にて生活をする者で宗朗の剣姫たち。
柳生 十兵衛 三厳(やぎゅう じゅうべえ みつよし)
- 悠木碧[1]本編のヒロイン。ある日の晩に突然、柳生道場の天井を突き破って空から降って来た赤毛の美少女(アニメ版では半蔵たちに追われているところに空から降ってきた)。剣豪・柳生三厳の名前を自称するもののその関係は謎に包まれている。過去の記憶が無く、便宜的に宗朗を「お兄ちゃん」と呼んでいる。普段は性格も言動も子供っぽいが、宗朗とのキスで普段は眠っている剣豪・三厳の魂が覚醒する[注 1]。体の中に三厳の魂が宿っているためか、普段の状態であっても剣姫状態には劣るが天才的な剣の腕前を持っている。本人によるとニックネームを考えることが得意であり、出会った人にあだ名をつけてはそれで呼んでいる(ただし千姫と半蔵は名前で呼んでおり兼続にいたっては毎回変わる)。武器は三池典太の銘が入った大小2振の日本刀で、を太腿に結んだ注連縄に差しており、この鞘を軸に弧を描きながら回転する独特の剣術を得意とする。剣豪・三厳と異なり隻眼ではないが、三厳が眼帯代わりに用いていた刀のを髪留めにしている(道場の蔵の中にあったものを勝手に私物化しているが、アニメ版では初めからしている)。アニメ版第2期では、第1期のラストでは義仙と戦い、共に消滅したと思われたが、宗朗が武者修行の旅を終えた後、メイド喫茶「真陰(トゥルーシャドウ)」となった柳生道場にいつの間にかいて、メイド店員の服に着替えていた。ダークサムライが柳生道場に道場破りに来た時、宗朗と接吻をして剣姫にしようとしたが、なぜか剣姫にならず、手も足も出ない状態。自分が十兵衛と名乗り出たが、信じてもらえず武蔵からは偽物呼ばわりされているが、常連客となっている武蔵とは仲良くなっていて、“むっちゃん”と呼んでいる。道場の借金返済が終わり、気の鍛錬と慶次の知識のおかげで、消滅したと思われた三厳の人格と力が復活。しかし、力は復活はしたが、剣姫化の解除ができなくなり、一時は「氣」の暴走で苦しい思いをしたが、宗明と慶次のおかげで元に戻ることができた。その後、決闘当日に柳生道場を訪れた武蔵と対決をする。アニメ版で、剣姫発動時の掛け声、第1期では無かったが第2期では“天下無双(てんかむそう)”と叫び剣姫化し、剣妃では“百花繚乱(ひゃっかりょうらん)”という掛け声で剣妃化した。
柳生 宗朗(やぎゅう むねあきら)
声 - 平川大輔[1]本編の主人公。武應学園塾高等部の男子生徒。16歳[2]。塾併設の柳生道場師範であった父・宗義の失踪後、在校生ながら師範代に任命され他の塾生に剣術を指導している(アニメ版では父について語られておらず、学園にも生徒としては登録されていない。また、真陰流の免許皆伝をしている)。生徒会執行部の容赦無い豊臣狩りに対しては個人的に反対であるものの、生徒会の要職に在る徳川家の子女とは幼少の頃からの交友関係も有り積極的に異を唱えることはせず距離を置く姿勢を取っていた。しかし、そうした姿勢が非協力的であるとみなされ道場の明け渡しを生徒会より命じられる(アニメ版では幸村と又兵衛をかくまったこととして生徒会から襲撃を受ける)。十兵衛の降臨後は、幸村にそそのかされる形で生徒会に豊臣狩りを止めさせるため反生徒会の旗幟を鮮明にし、実質的なリーダーとなっている。現在は父が失踪しているため表柳生家の実質的当主。しかし柳生家の歴史についてはそれほど詳しくはなく、裏柳生の存在も知らなかった(宗義が話さなかったせいであるが)。義仙によると「あったかいところで育った甘い坊ちゃん」。本来は徳川将軍家の男子にしか現れることのないはずの将の力を持っており、現在6人の士(と1匹)と契約している(アニメ版第1期では、3人だけ)。また、彼の将としての力はイレギュラーな要素があり、慶彦もその力を欲しがっている。基本的に温和な性格であり、たとえ自身が殺されるような場面であろうと殺生を好まず、困っているようならば敵味方関係なく誰にでも手を差し伸べることから周囲からは甘すぎると評されながらもどこか憎むことの出来ない人柄をしている。男女交際にあたっての知識や恋愛などに関することは非常に疎く、道場の面々やニアから好意を寄せられているも気付いていない。また、自身の気付いていないところで好意を寄せられていることから、兼続から「第六天色魔」「野獣宗朗」などと呼ばれている。幼いころから鍛えていたため体は引き締まっており、慶彦とはまた別の魅力を持っている。武器は極一般的な大太刀であるが、士や剣姫の攻撃を受けても折れることはなく刃こぼれも見受けられないため、なかなかの業物のようである。
真田 幸村(さなだ ゆきむら)
声 - 釘宮理恵[1]武應学園塾中等部の女子生徒。13歳(アニメ版では15歳の高校一年生)。白のスクール水着陣羽織(アニメ版では、剣姫時の衣装となっている)という奇抜な出で立ちに、お供の小猿・佐助がトレードマーク(アニメ版第1期では登場しないが、第2期では登場している)。十兵衛からは「ゆっきー」と呼ばれている。シャンプーハットが無いと髪が洗えなかったり背の低さや華奢な体格から小学生と間違われることと、おでこの広さを指摘されることをひどく嫌う。豊臣氏を除く武家が再興を赦された中で真田氏の娘として生まれ、真田信繁の別名・幸村を受け継いだ。性格は傲慢不遜であるが軍師として名を馳せた幸村の名に恥じない戦術家。十兵衛の出現に戸惑っている宗朗の前に又兵衛を従えて現れてそのまま柳生道場に居座り、豊臣狩りに個人では反対しながらも生徒会に異を唱えることを躊躇していた宗朗を煽って反徳川陣営のリーダーにしてしまう(アニメ版ではこの話はない)。華奢な体格に反して食事の量は多く、柳生道場のエンゲル係数を大幅に押し上げている。十兵衛・千姫の奪還の際に又兵衛と共に宗朗の剣姫となり、その後、柳生道場の離れに十兵衛や又兵衛と共に住むこととなる(アニメ版では、千姫に呼ばれた宗朗が思わず起き上った時に、偶然契を結ぶ形となった。又兵衛は関わっていない)。すでに学園からは大学院までの飛び級が確定していたが宗朗と共にいるため、宗朗のクラスに飛び級してきた。軍資金として株取引をしており10億円ほどあったが第5巻にて礼萬ショックの余波を受けたために株価が暴落し無一文となった。現在、宗朗の剣姫の中で唯一身体能力の向上以外の能力が確認されており(十兵衛は除く)、テレパスと透視(戦場・状況把握)を得た。アニメ版で、剣姫発動時の掛け声“不惜身命(ふしゃくしんみょう)”。武器は2つの金属バット並みに巨大な鉄扇で、扇の淵には金属片がついており、防御に適した武器である。攻撃の際はブーメランのように放り投げるが、その際に大きな隙が出来やすいという欠点がある。
後藤 又兵衛(ごとう またべえ)
声 - 小林ゆう[1]の達人として名を馳せた後藤基次の別名・又兵衛を受け継いだ武應学園塾の女子生徒。反徳川の立場より幸村に付き従っているが、寡黙で余り気が強くないためか使いっぱしりに近い扱いを受けることも。十兵衛からは「べーたさん」と呼ばれている。大柄な体の割には小食で幸村の食欲とは対照的。十兵衛と千姫を奪還する際、幸村と共に宗朗の剣姫となる(アニメ版では、契を交わしていないが、契るよう幸村に命令されている。第1話のプロローグシーンでは、マスターサムライとなっていて、幸村や十兵衛達と共に闘っていた。その時は、ふんどしではなくミニスカートらしきものをはいていた)。普段から制服にふんどしという格好をしているため下着をはくことを嫌がる。常人よりも数倍優れた嗅覚を持つうえ、極度のにおいフェチで、洗濯の際には幸村や十兵衛の衣服のにおいを嗅ぐのが至福の時間となっており、最近は宗朗の衣服のにおいにも興味を示している。第2期からは、幸村が危ない目にあっているのに、なにも力になれなかったことに負い目を感じはじめる。炭焼き小屋でキスの練習をしている様子。その後、千が大鬼に囚われたのを助けるため、宗明と契り、6人目の剣姫となる。半蔵を間違って槍で攻撃した際に「…峰打ちだから大丈夫」などと言っており意外と天然である。武器は長大な五丈鑓で一人で槍衾(やりぶすま)を作り出すことの出来るほどの高速の突きを繰り出す。
徳川 千(とくがわ せん)
声 - 寿美菜子[1]第25代将軍・慶康の息女で通称:千姫。慶彦の妹にして武應学園塾生徒会副会長。徳川秀忠の息女・千姫の名を受け継いでいる。剣術指南のため徳川家に出入りしている宗朗とは幼馴染みであるが、中等部への進学後は関係が疎遠になっていた。柳生道場襲撃の際に転倒した宗朗とキスしてしまったことで宗朗の剣姫となる。その後、慶彦の命で生徒会城地下牢に幽閉されるも宗朗たちの手によって救出され、そのまま柳生道場に住み込むことにした。徳川家の姫ということもありプライドが高い。金遣いが荒く、不足分は半蔵が自身の給金から出していた。アニメ版で、宗朗の剣姫になる前から柳生道場に住み込む。兼続襲撃の際、自ら望んで宗明にキスをし剣姫となる。剣姫発動時の掛け声“典雅流麗(てんがりゅうれい)”。剣姫時の格好は幸村と同じく、原作での背格好と同じ。武器は装飾の施されている薙刀
服部 半蔵 美成(はっとり はんぞう よしなり)
声 - 後藤沙緒里[1]服部氏に代々伝わる服部半蔵の名を受け継いだ武應学園塾風紀委員長で宗朗のクラスメイトにして学級委員長。眼鏡メイド服がトレードマーク。旗本生徒会の命を受けて服部忍群を従えて宗朗に柳生道場の明け渡しを迫るが突如現れた十兵衛に阻まれ失敗し、その後千姫の柳生道場への移住に際し、共に移住することに決めた。風紀委員長であるが、学園の事情を把握していないといけない立場でありながら、しまいにはマークしている柳生宗朗に妹がいないことがわかっていないなど、能力は低い。第2巻にて千姫が宗朗にキスするよう迫った際に阻止せんと2人の間に割り込み宗朗とキスしてしまったことから宗朗の剣姫となる(アニメ版では、一度宗朗とキスしようとしたが条件反射的に拒んでしまい、契を結んでいない。第1話のプロローグシーンでは、マスターサムライとなっていて、千姫や十兵衛達と共に闘っていた)。性格はMで百合気質だが、契約してからは宗朗に対して頬を染めることもある。第2期からは、又兵衛と同じく千をお守りできないことを気にし始める。又兵衛の後に宗明と契りを交わし、大鬼に捕まった千を助けるため、7人目の剣姫となった。背格好はサムライというより忍者に近い。武器は忍者刀に装甲スカートの下に隠されている無数の手裏剣。アニメ版では手裏剣にワイヤーが仕込まれており射出直後に回収可能で敵を拘束することもできる。
直江 兼続(なおえ かねつぐ)
声 - 豊崎愛生[1]かつて上杉氏に仕えていた直江兼続の名を継ぐ、「愛」と彫られた髪留めをしているツインテールの少女で、自称「愛の戦士」。身長155cm。米沢藩出身で中等部に所属。幸村の幼馴染で、米沢校舎にいた頃からひどい目にあわされている。当初は刺客として宗朗を狙っていたが、式神によって仮死状態に陥った際、助けるために宗朗がキスしたことで宗朗の剣姫となる(アニメ版では、契を結んでいないが、ところどころ期待している行動が見受けられる。第1話のプロローグシーンでは、マスターサムライとなって十兵衛達と共に闘っていた)。十兵衛に唯一決まった呼び方をされておらず、毎回変わった呼び方に突っ込みをいれている(ぐつぐつ・ぐっちゃん・ぐっちょりなど)。普段はお嬢様のような話し方をしているが、怒りがある程度に達すると訛りがでる。契約後は柳生道場の庭に1畳ほどの犬小屋(兼続曰くコテージ)をつくり、そこに住んでいる。


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