白鯨_(映画)
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白鯨
Moby Dick
グレゴリー・ペック演じるエイハブ船長
監督ジョン・ヒューストン
脚本レイ・ブラッドベリ
ジョン・ヒューストン
原作ハーマン・メルヴィル
製作ジョン・ヒューストン
出演者グレゴリー・ペック
リチャード・ベースハート
レオ・ゲン
オーソン・ウェルズ
音楽フィリップ・セイントン
撮影オズワルド・モリス
編集ラッセル・ロイド
配給ワーナー・ブラザース
公開 1956年6月27日
1956年10月31日
上映時間116分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
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『白鯨』(はくげい、原題: Moby Dick)は、1956年に公開されたアメリカ合衆国映画。19世紀の作家、ハーマン・メルヴィルの冒険小説『白鯨』を原作としている。監督・製作はジョン・ヒューストンで、脚色はレイ・ブラッドベリとヒューストンが務めた。主演はグレゴリー・ペック

第22回ニューヨーク映画批評家協会賞にて、監督賞を受賞[1]
あらすじ

1841年、イシュメールが冒険を求めて捕鯨船ピークォッド号に親友のクイークェグと共に乗り込んで、大海原に出た。そこで鯨の歯でできた白い義足に肩幅の広い体を支えられたエイハブ船長と出会う。エイハブは、足を食いちぎられた恨みに宿敵である白鯨(モビィ・ディック)を追うことを船乗りたちに誓わせる。

長い年月の航海の後、遂に宿敵の白鯨がその巨大な姿を現した。エイハブの指揮するボートを先頭に、スターバック、スタッブ、フラスクの三人が指揮したボートが続き、決死の覚悟で追跡を続ける中、白鯨は海中に沈んだ。後にそれまで静かだった海面が割れ、水柱が立ち、モビィ・ディックが真っ向からエイハブに挑む。エイハブたちが銛を何発も投げ込むが、その勇敢な戦いも空しく、モビィ・ディックに致命傷を負わせるまでには至らなかった。それどころか、水飛沫で突き刺さった銛を払いのけて、口を開けてエイハブのボートを真っ二つにし、そこの乗組員の一部を血祭りに上げる。イシュメールとクイークェグは引き上げられたが、海に落ちたエイハブは、鯨に突き刺さっている銛の綱に掴まり、白鯨の体をよじ登り、振り払おうとするモビィ・ディックの抵抗をものともせず、銛を何度も突き刺し続ける。致命傷を与えられぬエイハブの怒りは膨れ上がり、銛に憎悪をたぎらせて突き刺したのを最後に、鯨は海中に姿をくらます。そして再び浮上した時、エイハブはロープに絡まっており、鯨の体に縛り付けられた形で溺死していた。

鯨に揺られてあたかも自分たちを招くようにエイハブの手が動くのを見た船乗りたちは、死してなおモービー・ディックへの復讐に執念を燃やすかのようなエイハブ船長の姿に心を奮い立たせ、最後まで戦うことを決意する。しかし、いよいよ白鯨の凶暴性はむき出しになり、乗組員は全員が海に投げ出され、最後にはピークオッド号は沈没させられる。この壮絶な戦いの後、白鯨は海中に消えていく。船乗りのうち、イシュメールだけが奇跡の生還を遂げ、物語の幕は閉じる。
キャスト

役名俳優日本語吹替
NETテレビ日本テレビTBS
エイハブ船長グレゴリー・ペック城達也菅貫太郎城達也
イシュメールリチャード・ベイスハート中村正長谷川哲夫小川真司
スターバックレオ・ゲン田中信夫島俊介阪脩
ブーマー船長ジェームズ・R・ジャスティス藤本譲
スタッブハリー・アンドリュース大塚周夫森川公也小林清志
マンクスマンバーナード・マイルズ二見忠男


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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