この項目では、滋賀県高島市の神社について説明しています。他の白鬚神社・白髭神社・白髯神社については「白鬚神社 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
白鬚神社
境内(左から若宮神社・本殿・拝殿・絵馬殿)
所在地滋賀県高島市鵜川215
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度16分28.25秒 東経136度0分39.92秒 / 北緯35.2745139度 東経136.0110889度 / 35.2745139; 136.0110889 (白鬚神社)
白鬚神社(しらひげじんじゃ)は、滋賀県高島市鵜川にある神社。国史見在社で、旧社格は県社。別称は「白鬚大明神」「比良明神」。神紋は「左三ツ巴」[1]。
全国にある白鬚神社の総本社とされる[2]。沖島を背景として琵琶湖畔に鳥居を浮かべることから、「近江の厳島」とも称される。
2015年(平成27年)4月24日、「琵琶湖とその水辺景観? 祈りと暮らしの水遺産 」の構成文化財として日本遺産に認定される[3]。 祭神は次の1柱[1]。 国史に「比良神」と見える神名が当社を指すとされており、元々の祭神は比良山の神であるともいわれる[4]。 『国史大辞典』によれば、「現在、祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)であり、『神社啓蒙』『和漢 三才図会』でも祭神を猿田彦とするが、実際は社殿の背後に聳える比良山を神体山とする比良明神である。」とある[5] 人格神が猿田彦命とされた由来は不詳であるが、猿田彦命は水尾神社(高島市拝戸)の縁起『三尾神社本土記』にも見えることから、両社の密接な関係が指摘される[4]。 社伝では、垂仁天皇(第11代)25年に倭姫命によって社殿が建てられたのが当社の創建であるとして近江最古の大社としている(一説に再建)[1]。また白鳳2年(674年)には、天武天皇の勅旨により「比良明神」の号を賜ったとも伝える[1]。 後述の国史に見える神名「比良神」から、当社の元々の祭祀は比良山に対するものであったとする説がある[4]。 白鬚信仰の多く分布する近江国や武蔵国北部・筑前国には渡来人が多いことから、それら渡来人が祖神を祀ったことに始まるという説もある[4][6][7][8][9][10]。 当社の周囲には、背後の山中に横穴式石室(現・末社岩戸社)が残るほか、山頂には磐座と古墳群が残っている[4]。
祭神
猿田彦命 (さるたひこのみこと、猿田彦大神)
歴史
創建比良山