白馬村
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はくばむら 
白馬村
松川白馬連峰


白馬村旗
1956年9月30日制定白馬村章
1967年10月21日制定

日本
地方中部地方甲信越地方
都道府県長野県
北安曇郡
市町村コード20485-4
法人番号7000020204854
面積189.36km2
(境界未定部分あり)
総人口8,618人 [編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度45.5人/km2
隣接自治体小谷村長野市大町市上水内郡小川村
富山県黒部市下新川郡朝日町
新潟県糸魚川市
村の木オオヤマザクラ
コブシ
村の花カタクリ
白馬村役場
村長[編集]丸山俊郎
所在地399-9393
長野県北安曇郡白馬村大字北城7025
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度41分53秒 東経137度51分43秒 / 北緯36.69806度 東経137.86192度 / 36.69806; 137.86192座標: 北緯36度41分53秒 東経137度51分43秒 / 北緯36.69806度 東経137.86192度 / 36.69806; 137.86192

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八方尾根から望む市街地白馬村の最高峰の白馬岳(標高2,932 m)。白馬山荘(上)と村営白馬岳頂上宿舎(下)の日本で最大規模の山小屋があり、登山者が訪れる。

白馬村(はくばむら)は、長野県の北西部に位置する北安曇郡である。北アルプスの麓にあり、冬はスキー、夏は登山の観光客が訪れ、避暑地として知られる。単体のスキー場としては国内最大規模の八方尾根スキー場があり、長野オリンピックの会場にもなった。

複数のスキー場を含むリゾート地としての「ハクババレー」は大町市小谷村を含めた総称である[1]
名称

村名は富山県と接する白馬連峰の白馬岳(しろうまだけ)に由来する。

かつては白馬岳を含む連峰に名前はなく、「岳」「西山」等々ひとまとめに呼ばれていたが、連峰の万年雪が季節ごとに変化する過程で、山肌の雪形の模様が変化し、代掻き(しろかき)[注 1] を行う時期に現れる形の一つが、村から見るとの形をしていたことから、いつしか「代馬岳(しろうまだけ)」と称された。それがやがて「白馬岳(しろうまだけ)」に変化し、「はくばたけ」と音読されるようになり、麓の村や鉄道駅の名称ともなった[2]

今日の白馬村の中心地である白馬町の一帯は、糸魚川街道の開通に伴い、集落が築かれた明治時代には固有の名称がなく、地籍名の「平川」、あるいは現在の八方口のかつての呼称・四ツ屋(四ツ家とも)に由来する「四ツ谷」と呼ばれた[3]。明治から大正時代にかけて平川や松川の氾濫が相次いだことから、平川という名が水害を招く要因ではないかと忌避され、四ツ谷の呼び名が年を追って盛んになった[4]。四ツ谷の名称は、昭和以降も使われたが、太平洋戦争によって中断していた国鉄大糸線中土駅?小滝駅間の開通工事再開によって、新潟県側の平岩に新設される駅の名に白馬の名が推されると、平岩に白馬の名を取られては困ると考えた四ツ谷住民は、区総会によって1954年(昭和29年)6月1日、区名を「白馬町」に変更。町内の駅を「白馬駅」と改称するように国鉄当局に陳情した。1957年(昭和32年)8月15日に大糸線は開通したが、白馬駅の名称はいずれの駅でも使用されず、1968年(昭和43年)になって信濃四ツ谷駅が白馬駅に改称され、今日に至る。
地理

村の西側には標高2,900メートル (m) 前後の山々が連なる後立山連峰、東側には1,500 m前後の小谷山地があり、山塊に挟まれた白馬盆地は南北に細長い形をとっている。

盆地内を姫川がほぼ南北に縦断している。村内で松川、平川などの大きな支流が姫川に合流し、複合扇状地を形成している。

長野市、小谷村、大町市、小川村、富山県黒部市朝日町と隣接するほか、隣接区間はわずか200 mほどではあるが、新潟県糸魚川市とも接している(道路はないため、登山以外で新潟県との県境を通過することは不可能。また、富山県との県境は地形が険しいため道路がなく、車両による往来は不可能で、最短ルートは糸魚川経由となる)。

夏は冷涼。冬は寒冷で大量の降雪がある「特別豪雪地帯」であることから、スキーを軸とした観光業が盛んである。

山: 白馬岳杓子岳鑓ヶ岳(白馬鑓)、唐松岳白岳、岩蕈山、一夜山

河川: 姫川松川、平川、楠川、犬川

湖沼: 八方池

気候

年間を通じ冷涼で、豊富な降水に恵まれる。冬に日照が短く、多量の積雪を見る日本海側気候と、通年で気温の日較差が大きい中央高地式気候ならびに大陸性気候の特徴をあわせもつ。ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候(Cfa)に属するが、最寒月の平均気温は氷点下2.8℃であり、湿潤大陸性気候(Dfa)に近い気候となっている。

以下に観測記録を列挙する。

気温 - 最高36.21994年(平成6年)8月16日)、最低-18.7℃(1981年(昭和56年)1月31日

最大日降水量 - 188ミリ1995年(平成7年)7月11日

最大瞬間風速 - 25.0メートル(2010年(平成22年)3月21日

最深積雪 - 187センチ1980年(昭和55年)12月28日

夏日最多日数 - 100日(2013年(平成25年))

真夏日最多日数 - 49日(2023年(令和5年))

猛暑日最多日数 - 1日(1994年(平成6年))

熱帯夜最多日数 - 0日(1978年(昭和53年) - )

冬日最多日数 - 149日(1995年(平成7年))

白馬の気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
最高気温記録 °C (°F)13.2
(55.8)16.9
(62.4)22.8
(73)28.6
(83.5)32.3
(90.1)33.1
(91.6)34.6
(94.3)36.2
(97.2)33.8
(92.8)27.7
(81.9)24.2
(75.6)18.3
(64.9)36.2


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