白金の夜明け
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『白金の夜明け』
ももいろクローバーZスタジオ・アルバム
リリース2016年2月17日
2016年8月13日(アナログ盤・LPレコード
時間63分22秒
レーベルEVIL LINE RECORDS
チャート最高順位


オリコンチャート

デイリー1位[1]

週間1位[2]

2016年度年間41位


Billboard JAPAN

Billboard Japan Hot Albums

週間1位

2016年度年間66位


Billboard Japan Top Albums Sales

週間1位

2016年度年間46位



ゴールドディスク

ゴールド(日本レコード協会

ももいろクローバーZ アルバム 年表

5TH DIMENSION
(2013年)

【コンピレーション】
入口のない出口
(2013年)AMARANTHUS
&
白金の夜明け
(2016年)【コンピレーション】
MCZ WINTER SONG COLLECTION
(2016年)

MOMOIRO CLOVER Z BEST ALBUM「桃も十、番茶も出花」
(2018年)

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『白金の夜明け』(はっきんのよあけ)は 2016年2月17日に発売された、ももいろクローバーZの4thアルバム(3rdアルバムと同時発売)。

音楽業界では珍しい、オリジナルフルアルバムの2作同時リリースという試みが行われ生と死とファンタジー≠テーマに計20曲もの新曲が含まれる[3]。本作はその2枚目にあたる。

両アルバムはオリコンランキングで1位と2位を独占。自身2度目の達成であり、女性アーティストとしては初の快挙となった[2][4]。日本レコード協会・ゴールドディスク認定(累計出荷10万枚以上25万枚未満)[5]

アルバムの世界観を再現するため、グループ初の全国ドームツアー『MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK 2016 “AMARANTHUS/白金の夜明け”』を行った。
両アルバムの世界観

3rdアルバム『
AMARANTHUS
起きて見る夢がテーマで、人の一生を扱う。生演奏の比重が高く、リアルな人生を表現。

4thアルバム『白金の夜明け』(本作)
寝て見る夢がテーマで、ファンタジーを扱う。打ち込みの比重が高く、妄想世界を表現。詳細な比較については「AMARANTHUS#両アルバムの世界観」を参照
本アルバムの概要

専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
ミュージックマガジン』(原田和典)
(同氏の平均評点は7.05)[6]
Billboard JAPAN(杉岡祐樹)肯定的[7]

『白金の夜明け』は、時間軸を超えたパラレルワールドやファンタジーを描いたアルバム。メンバーの玉井詩織は「現実ではあり得ないような世界観だけど、どこか現実と通じるものもある」としている[8]

タイトルの「白金=プラチナ」は、決してさびないものの象徴であり、5人で末永く続くグループへの幕開けとしての意味合いがある。

収録曲の作家陣は、ORANGE RANGEのNAOTO、ヒップホップ集団KING OF DIGGIN' PRODUCTIONを率いるMURO、米国ロックバンドのKISSなど幅広く、アルバム最後のトラックは、シンガーソングライターとしてのキャリアもある、KinKi Kids堂本剛による作詞作曲で、ジャニーズ事務所所属タレント以外への提供は、これが初めて[9]

アルバム発売前には、ももいろクローバーZと縁のある著名人達が、本作の収録曲を試聴している様子を視聴することが出来る「試聴×視聴ビデオ」が公開された。
収録曲

映像外部リンク

白金の夜明け - YouTubeドキュメンタリー・ミュージックビデオであり、早見あかりが在籍していたころの映像も使われている。

マホロバケーション - YouTube監督は田辺秀伸

希望の向こうへ(ライブ映像) - YouTube『ももクロ夏のバカ騒ぎ2020 配信先からこんにちは』より

愛を継ぐもの(ライブ映像) - YouTube『MomocloMania2018 -Road to 2020-』より

個のA、始まりのZ -prologue-作詞:只野菜摘 / 作曲・編曲:NARASAKI

3rdアルバム『AMARANTHUS』からのつながりをイメージして作られ、「HAPPY Re:BIRTHDAY」のメロディが引用されている。


桃源郷(とうげんきょう)作詞:森由里子 / 作曲・編曲:NARASAKI
歌詞・動画 - 歌ネット

桃源郷とは理想の世界を意味する。


白金の夜明け(はっきんのよあけ)作詞:前田たかひろ / 作曲・編曲:横山克
歌詞・動画 - 歌ネット

2023年には、「白金の夜明け -ZZ ver.-(ダブルゼータ バージョン)」を、2018年以降のメンバー4人体制バージョンとして制作。配信限定アルバム『ZZ’s III』に収録された。


マホロバケーション作詞:六ツ見純代 / 作曲・編曲:invisible manners
歌詞・動画 - 歌ネット

本アルバムのリード曲

タイトルは造語で「マホロバ(素晴らしい場所)での休暇」という意味。作詞の六ツ見純代は、「きっとファンの方にとって、ももクロちゃんのライブはそういう場所であろうという発想から」だとしている[10]

間奏の英語は“Ladies & Gentlemen! The most exciting space show you've ever witnessed. Become a brand new exciting recreation artist group of heaven. Appearing live! Momoiro Clover Z!”

2021年には、「マホロバケーション -ZZ ver.-(ダブルゼータ バージョン)」を、2018年以降のメンバー4人体制バージョンとして制作。配信限定アルバム「ZZ’s II」に収録された。


夢の浮世に咲いてみな作詞:岩里祐穂 & ポール・スタンレー / 作曲:ポール・スタンレー & グレッグ・コリンズ / 編曲:KISS & グレッグ・コリンズ
歌詞・動画 - 歌ネット

13thシングル


ROCK THE BOAT(ロック ザ ボート)作詞:岩里祐穂 / 作曲・編曲:ニコール・モリエ & グレッグ・カースティン
歌詞・動画 - 歌ネット

ブリトニー・スピアーズが"Dangerous"というタイトルで歌う予定であった楽曲を、デモ段階で制作を保留してもらい譲り受けた経緯がある。

作曲のグレッグ・カースティンはグラミー賞受賞作家であり[11]、2015年に手がけたアデルの"Hello"は世界的ヒット曲になった。

タイトルは「波乱を起こす」という意味。


希望の向こうへ(きぼうのむこうへ)作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:佐藤晃
歌詞・動画 - 歌ネット

高城れにをフィーチャーした楽曲で、ソロコンサートで発した「私からみんなを手放したりはしない」というメッセージが歌詞に反映されている。


カントリーローズ -時の旅人-(カントリーローズ ときのたびびと)作詞・作曲・編曲:NAOTO
歌詞・動画 - 歌ネット

イマジネーション作詞・作曲・編曲:清竜人
歌詞・動画 - 歌ネット

もう1枚の『AMARANTHUS』でも清竜人の提供曲が9曲目となっており、両アルバムを繋ぐ役割となっている。


MOON PRIDE作詞・作曲・編曲:Revo
歌詞・動画 - 歌ネット

12thシングル


『Z』の誓い作詞:森雪之丞 / 作曲:NARASAKI / 編曲:NARASAKI・ゆよゆっぺ
歌詞・動画 - 歌ネット

15thシングル


愛を継ぐもの(あいをつぐもの)作詞・作曲:前山田健一 / 編曲:Tom-H@ck
歌詞・動画 - 歌ネット

楽曲中に出てくる年号は、B.C.2million→アウストラロピテクス、B.C.69 to 30→クレオパトラ、A.D.1793→マリー・アントワネット、A.D.1997→マザー・テレサを意味している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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