この項目では、島嶼について説明しています。本島嶼が所在する笠岡市の大字については「白石島 (大字)」をご覧ください。
白石島
白石島空撮
所在地日本(岡山県)
所在海域瀬戸内海
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度24分5.7秒 東経133度31分2.1秒 / 北緯34.401583度 東経133.517250度 / 34.401583; 133.517250
白石島(しらいしじま)は、岡山県笠岡市にある笠岡諸島に属する、面積2.86km2、最高点169m(立石山)、人口750人(2001年)の島で全島が国の名勝に指定されている。 笠岡港より南約12kmの瀬戸内海国立公園笠岡諸島にあり、北木島の北、高島の南に位置している。 源平合戦(治承・寿永の乱)の戦死者を弔うために始まったと伝えられている(実際の成立時期は近世とみられる)白石踊は国の重要無形民俗文化財に指定されており、毎年8月14日から16日に行われる。弘法大師・空海ゆかりの開龍寺
概要
江戸時代初期、白石島を含めて笠岡諸島は全て備後福山藩の領地で、その頃、離島には珍しく干拓が行われている。
片岡義男の代表作『彼のオートバイ、彼女の島』に登場する「瀬戸内海の小島(主人公コウの彼女であるミーヨの故郷)」とは白石島のことであり、ミーヨの本名も白石美代子となっている。 笠岡の伏越港からの航路があり、三洋汽船の運航する白石島行きのフェリーと、瀬戸内中央観光汽船の運航する白石島経由北木島行きのフェリー「金風呂丸」があるが[4]、三洋汽船の笠岡―白石島フェリー航路は2023年(令和5年)12月31日で運休となる(同年7月7日に中国運輸局に無期限休止を届出)[5]。
地勢
島嶼
白石島 - 当地唯一の有人島、小属島あり
梶子島 - 無人島(ただし施設があり)、小属島あり
沖の白石島 - 無人島
コゴチ島 - 無人島
弁天島 - 無人島
カナリ島 - 無人島、笠岡諸島最西
山岳
立石山 - 笠岡十名山のひとつ(別格名山)
文化
白石踊り - 賽の河原、石童丸、山田の露など、哀調を帯びた口説き唄(長編の叙事歌謡を同じ旋律の繰り返しにのせて歌うもの)で踊る優美な盆踊り[1]。男踊り、女踊り、娘踊りなど13種類の踊りがある[2]。元禄の頃を想定した揃いの着物で踊る衣装の踊りと、浴衣で踊る盆踊りとがある[3]。1930年前後に島外で披露したのをきっかけに全国的に高評価を受け[3]、岡山県三大踊りのひとつとなり、国の重要無形民俗文化財にも指定された。
交通
小説