白山大賞典
第37回白山大賞典の勝利馬インカンテーション
開催国 日本
主催者石川県(2018年)
競馬場金沢競馬場
創設1981年9月27日
2018年の情報
距離ダート2100m
格付けJpnIII
賞金1着賞金2100万円
出走条件サラブレッド系3歳以上(指定交流)
出走資格も参照
負担重量グレード別定(本文に記載)
出典[1]
テンプレートを表示
白山大賞典(はくさんだいしょうてん)は、金沢競馬場で施行される地方競馬の重賞競走(ダートグレード競走、JpnIII)である。農林水産省が賞を提供しているため、正式名称は農林水産大臣賞典 白山大賞典と表記される。競走名は金沢競馬場のある石川県と岐阜県に跨ってそびえる白山に由来。
副賞は、農林水産大臣賞、石川県知事賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、(一社)石川県馬主協会長賞(2018年)[2] 1981年に第1回が開催され、以後金沢競馬場最大の競走として長らく親しまれている。 1997年にダートグレード競走のGIIIに認定され、2100mに距離短縮となった。本競走を前哨戦としてJBCクラシックへ向かう出走馬も多い。 1998年以降、2000年・2002年・2004年・2006年・2010年・2012年・2014年と地方競馬所属馬が2着に食い込む健闘を見せており、特に2004年以降の2着に入った地方馬は全て地元金沢所属である。地元所属馬の優勝が遠ざかっているのが課題であるが、それでもダートグレードレースとしては比較的地元も含めた地方所属馬が活躍している(金沢所属馬については地元の重賞も比較的長距離が多いために、近年ダートの長距離に適性がある中央馬が転入している事も影響している)。なお、後述の理由で2007年は地元金沢所属馬が優勝している。 2003年優勝馬イングランディーレが翌年春の天皇賞勝利、2004年優勝馬タイムパラドックスが翌月のジャパンカップダート勝利と2年連続でこのレースの勝ち馬がG1勝利馬となった。それ以後も、スマートファルコンやニホンピロアワーズといった後のGI級競走優勝馬を輩出している。 中央競馬・地方競馬全国指定交流競走に指定された1997年以降 回数総額賞金 ※ここで示される総額賞金には、着外賞金は含まれていない。着外賞金は2015年が10万円[4]、2016年と2017年は21万円[5][6]。 回数施行日距離優勝馬性齢所属タイム優勝騎手管理調教師馬主
目次
1 概要
1.1 条件・賞金(2018年)
1.2 過去の賞金額
2 歴史
2.1 歴代優勝馬
3 出典
3.1 各回競走結果の出典
4 関連項目
概要
条件・賞金(2018年)
条件
サラブレッド系3歳以上、フルゲートは12頭で、出走枠は金沢所属馬が原則3頭、金沢以外の地方競馬所属馬が原則4頭、JRA所属馬が5頭と定められている。
負担重量
別定。3歳52kg、4歳以上54kg、牝馬2kg減(南半球産3歳2kg減)を基本とし、更に以下のように斤量が課せられる[3]。ただし2歳時の成績を除く
本年9月28日以前のGI/JpnI競走1着馬は5kg増、GII/JpnII競走1着馬は3kg増、GIII/JpnIII競走1着馬は1kg増。
上記重量に加え、G/Jpn競走通算3勝以上馬は1kg増、更に2勝ごとに1kg増。
負担重量の上限は3歳58kg、4歳以上60kg、牝馬2kg減。
賞金額
1着2,100万円、2着483万円、3着252万円、4着189万円、5着126万円、着外21万円[1]。
過去の賞金額
(万円)1着賞金
(万円)2着賞金
(万円)3着賞金
(万円)4着賞金
(万円)5着賞金
(万円)
第17回(1997年)6,1253,5001,225595455350
第18回(1998年)5,950542.5402.5280
第19回(1999年)525385315
第20回(2000年)
第21回(2001年)5,1003,0001,050450330270
第22回(2002年)
第23回(2003年)
第24回(2004年)
第25回(2005年)4,2502,500875375275225
第26回(2006年)
第27回(2007年)56040092362012
第28回(2008年)4,2502,500875375275225
第29回(2009年)
第30回(2010年)3,1502,100483252189126
第31回(2011年)4,6503,100713372279186
第32回(2012年)
第33回(2013年)
第34回(2014年)3,1502,100483252189126
第35回(2015年)
第36回(2016年)
第37回(2017年)
歴史
1981年 - サラブレッド系4歳(現・3歳)以上による重賞競走・白山大賞典が創設され、金沢競馬場・ダート2300mで施行。
1982年 - 施行距離をダート2600mに変更。
1997年
中央競馬・地方競馬全国交流競走に指定。
ダート競走格付け委員会によりGIII(統一GIII)に格付け。
施行距離をダート2100mに変更。
2003年 - 出走条件を「サラブレッド系3歳以上10歳以下」から「サラブレッド系3歳以上」に変更。
2007年 - 10月9日に予定されていたが、馬インフルエンザの影響でダートグレード競走としては実施せず、金沢競馬所属馬限定戦として行われた。優勝賞金も2500万円から400万円に減額となった。
2008年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴う重賞の格付け表記の変更により、統一グレード表記をJpnIIIに変更。
歴代優勝馬
第1回1981年09月27日2300mスメラギウイン牡5金沢2分27秒2東方高行藤木一男
第2回1982年09月26日2600mスパニツシユボール牡5金沢2分54秒0大瀬戸豊藤木一男
第3回1983年09月25日2600mローラーキング牡6金沢R2分50秒7平床良博中川一男中村和夫
第4回1984年09月23日2600mサクラハイデン牡7金沢2分53秒7寺田茂藤木一男稗田達雄
第5回1985年09月22日2600mオサイチミカド牡6金沢2分53秒1吉井敏雄喜多壽野出長一
第6回1986年09月28日2600mオサイチミカド牡7金沢2分56秒0吉井敏雄喜多壽野出長一
第7回1987年09月27日2600mワカオライデン牡7金沢2分56秒4吉井敏雄桑野進小塚美近
第8回1988年09月25日2600mチカラキング牡4金沢2分55秒0大瀬戸豊勝田穂小坂宏明
第9回1989年09月24日2600mシナノジヨージ牡7金沢2分53秒3桑野等桑野進木村龍彦
第10回1990年09月23日2600mリワードパンサー牡8金沢2分53秒8吉井敏雄吉井一良宮崎忠比古
第11回1991年09月22日2600mカミノムサシ牡7金沢2分54秒5渡辺壮伊東昭二山口讓治
第12回1992年09月27日2600mサリュウスキー牡5金沢2分54秒1渡辺壮勝田穂山田重夫
第13回1993年09月26日2600mサンパワーホーラー牡6金沢2分56秒4渡辺壮桑野進村木峰子
第14回1994年09月25日2600mキタシバスペイン牡8金沢2分55秒7桑野等鷹尾雄治大井山榮治
第15回1995年10月01日2600mミスタールドルフ牡6金沢2分55秒2安部竜司田嶋進杉本久義
第16回1996年10月20日2600mハヤテサカエオー牡7金沢2分53秒0渡辺壮寺田茂畑中政雄
第17回1997年10月10日2100mキョウトシチー牡6JRA2分15秒7松永幹夫中尾謙太郎(株)友駿ホースクラブ
Size:34 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef