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『白い秘密』(しろいひみつ)は、1976年(昭和51年)10月1日から1977年(昭和52年)4月1日まで、TBS系列で放送されたテレビドラマ。田宮二郎主演の「白いシリーズ」第4作である。製作、松竹株式会社・TBS。全25話。 本作は、田宮二郎演じる三村京介医師が手術の失敗で、ある女性患者を死なせ、城東医科大学の有能な脳神経外科医の道を捨て、日本からブラジルへ渡り、コーヒー園で働き始める。しかし、友人の医師が急死したことを手紙で知り、ブラジルから日本へ一時帰国する。一度は捨てた医師の世界から再び脳神経外科医に戻る作品である。東海大学医学部付属病院の全面的な協力を得ていることが特徴。 田宮二郎が『白い影』以来の白衣の医師を演じる。「白い」シリーズ第4弾だが、本作の後、片平なぎさ主演で『白い波紋』がスタートし、のちに本作は「片平なぎさ「白い」シリーズ」第1弾と位置づけられた。 失明にも両親を亡くした事にもめげずに明るく生き抜こうとする孤独な少女・宗方夕子(むなかたゆうこ、片平なぎさ)と脳神経外科医・三村京介医師が織りなす愛の物語。宗方夕子は頭蓋咽頭腫が原因で失明する5年前、手術ミスで母を死なせた医師・三村京介の顔を覚えていた。ある日、夕子は事故に遭い、病院に運ばれる。ところが皮肉にも担当医は三村京介だった。
概説
あらすじ
登場人物・キャスト
三村京介
演 - 田宮二郎城東医科大学の元脳神経外科医、有田外科医院勤務医。のちに城東医科大学第一外科医局員となる。独身。喫煙者。好きな食べ物は、クラムチャウダー、鶏の丸焼き。5年ぶりに、ブラジルからパンナムのジャンボジェット機、ボーイング747で、日本へ5年ぶりに帰国する。大親友だった有田まさゆきの急死を、妻の有田しず子からエアメールで連絡を受けたからである。羽田空港からタクシーで有田外科へ到着した三村は、有田外科医院の前で、爆音を轟かせてオートバイで通院患者の来院を妨害していた栄治と乙吉を排除する。そして、有田まさゆきの仏前で拝む。ある日、栄治が夕子を誘い出し、バイクで外に出掛けるが、道路の真ん中でサッカーボールで遊んでいた男の子を避けようとしたところ、バイクが転倒し、夕子は怪我をしてしまう。すぐさま、夕子は栄治のバイクで有田外科に運ばれ、緊急処置を施そうとするが、大の医者嫌いであったため処置は難航したが、三村の説得で頭部レントゲン写真を撮影し、緊急処置を施す事が出来た。三村医師は、その少女(宗方夕子)の名前を聞き出すと、夕子は「宗方夕子です」と答える。三村は5年前に、手術の失敗でひとりの患者を死なせた。その患者の名前が宗方奈美江だったため、夕子に家族の名前を聞き出し、母は城東医科大学付属病院で5年前にある医師に殺されたと発言する。そして父のことを聞くと、「父はいません」と答える。三村は、すぐにその少女(宗方夕子)が5年前に手術の失敗で死なせた宗方奈美江の娘と知り、ショックを受ける。なぜなら、その医療事故で死なせたことが原因でブラジルに渡り、医師の道を捨てたからだ。夕子が叔父の宗方健一郎が交通事故死したショックで、死ぬことを覚悟で北海道へ栄治と逃避行したことを知り、羽田空港から全日空のジェット機(DC-10)で新千歳空港まで追いかけて行く。城東医科大学病院の第2手術室で、宗方夕子の3回目の手術の第一助手として施術。この3回目の手術の執刀者は漆原道夫教授だが、漆原道夫教授に全幅の信頼を寄せられ、実質的には三村京介医師が最も主要な施術者である。手術前、三村は緊張し、まるで神にでも祈るような表情をし、3回目の宗方夕子の手術の執刀を開始。命だけは取り留め、なんとか成功する。手術後も夕子の検査を緻密に行い、「宗方夕子視力回復グラフ」を作成し、毎日の視力の変化を測定していた。恋人の栄治は5回ほど夕子の見舞いに訪れている。そして十数日後、夕子の視力が徐々に回復の兆候を示し、光を感じるようになり、そのまた数日後には夕子の視力が完全に回復する。その喜びと並行して、三村は大変不安な心境に満ちて来た。なぜなら5年前の夕子の母の手術の失敗で死なせたからである。夕子の視力が回復し、三村は夕子にすべてを告白しようと決心するが、栄治と城東医科大学付属病院の玄関で偶然会い、栄治に「夕子の目はもう見えるんだぜ。手のひらを顔のここまで近づけたら。先生大丈夫かよ?」と言われるが、三村はそれにも屈せずに夕子にすべてを告白しようと決心する。
宗方夕子
演 - 片平なぎさ藤森豪太郎・宗方奈美江の長女。昭和34年7月12日生まれ。5年前に城東医科大学付属病院で手術中に母を亡くす。そのときの執刀医は三村京介医師であった。手術室から出てくる、シーツを全身に掛けられた、死亡した母の載ったストレッチャーに駆け寄り号泣。それと同時に、執刀した三村の顔を涙しながら睨み付け、その顔はハッキリと目に焼き付き、ハッキリと覚えていた。2年前、ラッシュ時間帯の駅の階段で将棋倒しに巻き込まれ、その下敷きになり、すぐに区立第一病院に救急車で緊急搬送され、小泉医師の治療を受けるも、その甲斐も無く失明してしまう。その後、亡くなった母の叔父夫婦のもとに預けられ、BOUTIQUE 青い鳥で得意の編み物をし、その仕上げた編み物をBOUTIQUE 青い鳥で販売しながら、生活をしていた。ある日、栄治が夕子を誘い出し、バイクで外に出掛けるが、道路の真ん中で遊んでいた男の子を避けようとしたところ、バイクが転倒し、夕子は怪我をしてしまう。