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やノートページでの議論にご協力ください。登山(とざん、英: mountain climbing, mountaineering, alpinism)は、山に登ることに楽しみを求め、登ること自体を目的とすること[1]。そのようなスポーツ[1]。 登山は山に登ることではある。だが、登山は登山そのものを目的とし、そこに最大の喜びを見出し、自分の人生に活かしてゆくことである[2]。山菜や動物を採集したり、地質調査のため等々のために山に入ってそこを登ることは登山自体を目的としておらず、異なっている[2]。 狩猟や信仰のための登山は古くから行われているが、これらは今日的な意味での登山からは除外される[3]。山頂から景色を眺めることがしたくて登山をした、という今日的な意味の登山へとつながる登山をした最初の記録はイタリアのペトラルカ(14世紀の詩人)のものである[3]。→#歴史 山に登ることそのものを目的とする登山とその思想(英: alpinism, アルピニズム, 近代登山)が18世紀後半のヨーロッパで始まった[1][4][5]。この意味での登山はスポーツの一種とされる[1][4][5]。 英: alpinism(アルピニズム) は広義には登山全体を指すが、特に近代登山(近代的なスポーツ登山)とその思想を指す[4]。18世紀後半を始まりとする近代登山は[注 1]、山に登ること自体に喜びを見出し、登山が精神や肉体に与えるものを重視し、人生のうるおいとすることを目的とする[5][4]。アルピニズムはまた、登山の知識と技術を総合的に養い、全人格的に山に対していこうとする思想でもある[4]。登るという行為以外に目的がない点で近代登山はスポーツの一種であり、この点において宗教的な登山[注 2]や戦争、狩猟、測量、研究などのための登山と異なっている[5][1][4]。 登山を広く捉えると、スリーシーズンの(雪が無い時期の)ハイキング、トレッキング、縦走登山といった比較的平易なものから、雪山登山、山スキー、沢登り、藪漕ぎ、岩登り(ロッククライミング)、アイスクライミング、フリークライミング、他にもトレイルランニングなどと登山の難易度が高く技術や経験が必要なものまで、登山の形態は、方法、技術、難易度、季節、時期などによって多岐にわたる。 近代登山が始まる以前の段階(近代登山から見れば一種の「前史」に当たるもの)から解説する。 山を登るということは先史時代から行われていたようである。イタリアとオーストリアの国境にて約5,300年前の男性のミイラであるアイスマンがエッツ渓谷(海抜3,210m)で発見された。アイスマンがここまで登った理由は不明であるが、山に登ったことは確かである。他にも、狩猟などでも登山は行われていたが、これらは今日の登山とは除外される。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}また、多くの宗教で山は崇拝や信仰の対象とされ、神そのものであるとされる場合もあったことから、様々な聖典や伝説で登山が記録されている。[要出典]。 宗教で山に登った記録としては、旧約聖書にあるモーセの十戒に関連するシナイ山、新約聖書の山上の垂訓などがある。 日本では縄文時代の早い段階から黒曜石を求めて登山したことが長野県の星糞峠黒曜石原産地遺跡や栃木県の高原山黒曜石原産地遺跡群などから確認されている(当項目の「概要」および「発掘調査の歴史」を参照)ことから資源目的の登山は石器時代から行われていた。 15世紀の南アメリカのインカ帝国の都市遺跡であるマチュ・ピチュは王家の別邸説が有力であり、常に住むものではなかった[9]こと(インカの首都クスコの方が標高は高く、首都に戻る過程で登山につながる)からも登山は確認できる。
概説
アルピニズム
日本では戦後に登山者が増加した[8]。高年齢の登山者や女性も多くなり、登山は野外スポーツとして定着しているとされるが、遭難の続発は社会問題となっている[8]。高齢になって始めた登山者が、体力や技術を過信したり、気象変化を軽くみがちで、それが原因となって遭難し、山岳救助を要請する事態となっている。
歴史
先史時代
ヨーロッパ
中世以前アルプス山脈を越えるハンニバルの軍
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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