痛快TV_スカッとジャパン
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痛快TV スカッとジャパン
ジャンル
バラエティ番組 / テレビドラマ
企画木月洋介(演出・プロデュース兼務、フジテレビ)
脚本森ハヤシ(ドラマ脚本
演出木月洋介(企画・プロデュース兼務、フジテレビ)
谷村政樹(フジテレビ)、大橋圭史(イースト・ファクトリー)
中澤智有(マウントポジション)
和田英智(LARGEST ARMY)
司会者内村光良ウッチャンナンチャン
出演者陣内智則
ほか
ナレーター茂木淳一
小坂由里子
オープニング東京スカパラダイスオーケストラカナリヤ鳴く空
エンディングAretha FranklinThink」、桑田佳祐SMILE?晴れ渡る空のように?
製作
チーフ・プロデューサー堀川香奈(フジテレビ)
プロデューサー木月洋介(企画・演出兼務、フジテレビ)
佐久間茂黒木彰一・寺田裕(フジテレビ)
田岸宏一(クロスエイト)、鈴木康祝(イースト・ファクトリー)
赤池洋文(フジテレビ、GP)
制作イースト・ファクトリー(協力)
製作フジテレビ

放送
映像形式文字多重放送連動データ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
回数265
公式サイト

レギュラー放送開始から2015年3月まで
放送期間2014年10月20日 - 2015年3月23日
放送時間月曜日 20:00 - 20:54
放送分54分
回数14

2015年4月から2018年3月まで
放送期間2015年4月6日 - 2018年3月26日
放送時間月曜日 19:57 - 20:54
放送分57分
回数107(121)

2018年4月から同年9月まで
放送期間2018年4月16日 - 9月24日
放送時間月曜日 19:57 - 21:00
放送分63分
回数20(141)

2018年10月からレギュラー放送終了まで
放送期間2018年10月15日 - 2022年3月21日
放送時間月曜日 20:00 - 21:00
放送分60分
回数123(265)

復活特別番組
放送期間2023年2月20日
放送時間月曜日 19:00 - 21:00
放送分120分
回数1(266)
特記事項:
放送時間は制作局・フジテレビのもの。
2018年4月以降、一部地域は20:54飛び降り。
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『痛快TV スカッとジャパン』(つうかいティーヴィー スカッとジャパン)は、フジテレビ系列2014年10月20日から2022年3月21日まで月曜20時台にレギュラー放送され、以降は不定期で放送されているドラマバラエティ番組。通称は「スカッとジャパン」[1][2]

番組のコンセプトおよびキャッチコピーは「世の中の(あなたの)ムカッとをスカッとに変える」。

レギュラー放送時代には、2020年から通常の内容とは異なる『スカッとジャパン特別版』も不定期放送されていた。
概要

身の回りにいる身勝手な人たちによって「ムカッとした」ことに対して、機転やアイディアによって「スカッとした」話を募集し、それらをショートドラマ化して紹介するバラエティ番組[3]

ゲストパネラーはVTRを見て「ムカッと」した場合、テーブルの「ムカッとボタン」を連打してその度合いを背後のパネルに表示する。また、VTR終了後にはその結末に対してどれだけ「スカッと」したかを、「スカッとボタン」を押し込むことで判定する。2015年3月2日放送の第13回からは、完全に「スカッと」せずに「スカッとボタン」を半押しすると、「ちょいスカッ」と表示されるようになった[4]ほか、ショートドラマ案の投稿採用への賞金3万円[注 1]とは別に、悪役へのファンレターなどが紹介されれば賞金3千円が贈呈されるようになった[5]。なお、データ放送で視聴者も「ムカッと」「スカッと」を押せた[注 2]

MCの内村がフジテレビの月曜20時台にレギュラー番組を担当するのは、1994年4月 - 同年9月放送の『ゲッパチ!UNアワー ありがとやんした!?』以来20年ぶりで、単独では初となった。また、フジテレビのプライムタイムのレギュラー番組を担当するのは2009年4月 - 2010年9月放送の水曜22時台に放送されていた『爆笑レッドシアター』以来の4年ぶりとなった。

2015年1月12日放送の第8回は19:00 - 20:54枠で初の2時間スペシャルを実施。当時月曜日の19:00 - 20:00枠はローカルセールス枠となっており[注 3]一部系列局では20:00 - 20:54枠に収まるように再編集(一部エピソードなどをカット)した短縮版が放送された。それ以降も、回によっては同様に短縮版が放送されていた。なお、2015年6月22日には19:57 - 21:48に異なる時間帯での2時間スペシャルも放送した。

2015年4月からは当番組の前に放送されている『ネプリーグ』がネットワークセールス化され、3分拡大して19:00 - 19:57の放送となり、当番組と『ネプリーグ』の間に放送されているミニ番組『ネプ小リーグ』が廃枠となるため、当番組も3分拡大して19:57 - 20:54の放送[6]、同時に『ネプリーグ』との接続はステブレレスに変更した。これにより、フジテレビの月曜日から日曜日まで20時台の番組がステブレレス接続・フライングスタートとなる。そしてスペシャル放送も全局開始時間が統一される。フジテレビの月曜20時台の番組がフライングスタートとなるのは1983年4月から1987年11月まで放送されていた『月曜ドラマランド』(19:30 - 20:54)以来で、「19時50分台開始」「バラエティー番組」では初。

同年11月3日より、同局で毎週火曜日 19:57 - 20:54に当番組の司会である内村が当番組同様に司会を務めていた『優しい人なら解ける クイズやさしいね』がレギュラー放送を開始した[注 4][注 5][注 6]。これに伴い、内村はフジテレビの月曜・火曜の2日連続で20時台のバラエティ番組の司会を務めることになった。

2016年1月4日には18:30 - 20:54に初めて2時間を超える2時間半スペシャルを放送[注 7]

同年2月29日、コーナー「胸キュンスカッと」がコミカライズされ、フジテレビオンデマンドにて配信開始される[1]

2016年7月23日・24日に放送された『FNS27時間テレビフェスティバル!』(『FNS27時間テレビ』)では、MCリレーメンバーに当番組の司会の内村が選ばれ、初の生放送で行われた。番組内では23日の夜と24日の夜の二部構成で当番組のコーナーが行われて、「番組対抗スカッとジャパン 国民投票フェス」と題して他のフジテレビの番組とコラボレーションして、その番組MCがスカッとドラマに参戦して当番組が誇る悪役俳優と共演する形で放送された。さらに、それぞれのドラマの「スカッと」度を視聴者がデータ放送パソコンスマートフォンなどを使うインターネット投票により、“最もスカッとする話”を決定した。さらに、同番組内で24日の夕方に放送された「サザエさん」では当番組とのコラボレーションが行われ、当番組の司会の内村(本人役)、主要キャラクターで悪役の“イヤミ課長”こと馬場智明を演じる木下ほうか、“悪女エリカ”を演じる菜々緒、“迷惑おばさんコンビ”を演じる山村紅葉夏川加奈子、“眼鏡のおばさん”を演じる宍戸美和公が声の出演で声優を務め、同アニメにゲスト出演[7]

同年10月3日には19:00 - 21:54に初の3時間スペシャルを放送。

2017年1月2日には18:30 - 22:00に3時間半スペシャルを放送、MCの内村がショートドラマに初出演[8]

2017年7月5日には「胸キュンスカッと」で使用された劇中歌を収録したCDアルバムが発売された[9]

2018年4月からは当番組の後に放送されていた『THE NEWSα Pick』(20:54 - 21:00)が終了し、20時台のスポットニュースが廃止され、6分拡大して19:57 - 21:00の放送となった[注 8]

2018年10月からは19:57のフライングスタートが廃止されて、約3年半ぶりに20:00開始となり、毎週月曜日 20:00 - 21:00(JST)に放送されていた。

なお、『ネプリーグ』がネットワークセールス枠に昇格してからしばらくの間、隔週で本番組と『ネプリーグ』が交互に2時間スペシャル(19・20時台)の放送を行う傾向があった。

2020年4月27日、放送200回を迎えた[10][11]
レギュラー放送終了へ

2022年1月12日掲載の『NEWSポストセブン』の記事を通じて、2022年3月での終了が決定したことが明らかになった[2]。この報道時点ではフジテレビ広報宣伝部は『NEWSポストセブン』の取材に対し、「改編情報に関してはお答えしておりません」と回答していたが、のちに終了を正式発表した[12]。番組終了に伴い2月7日から3月7日までは『ネプリーグ』と隔週で2時間スペシャルを放送した。

マンネリ化による視聴率低迷を受け、2022年3月21日の放送をもって7年半の歴史に幕を下ろしてレギュラー放送を終了。後継番組も引き続き内村が続投し、同年4月からは自身の冠番組である『あしたの内村!!』を同枠で放送を開始した[13][14]。レギュラー放送時代の放送回数は265回だった。なお、レギュラー放送終了後も引き続き不定期放送の単発特別番組として継続して放送されると発表された。しかし、看板コーナー「イヤミ課長シリーズ」に出演していた木下ほうかが性加害疑惑で不祥事を起こした影響で、以降の出演が不可となった。
復活

レギュラー放送終了から約1年ぶりに復活特別番組として2023年2月20日に放送された[15]
出演者

※「▲」はVTR出演経験者。
MC


内村光良ウッチャンナンチャン)▲
2015年11月3日から2017年3月21日まで『優しい人なら解ける クイズやさしいね』と兼任。
レギュラー


陣内智則

準レギュラー


三田寛子

春日俊彰オードリー)▲[16]


主なシリーズ作品
基本ストーリーショートドラマの内容は至ってシンプルである。比較的まともな感性の持ち主である主人公がある日(もしくは日常的に)迷惑行為を働く、相手を罵倒するなどの悪行をしている人(以下、便宜上悪役と記す)に出会うところから始まる。悪役の行為に主人公や主人公と近い感性を持つ周囲の人達は嫌悪感を抱いており、時間経過とともにその悪行はエスカレートしていく。[17]その後、証拠となる記録の提示や、機知に富んだ第三者の介入、悪役自身の行いが裏目となってしっぺ返しがくるなどにより、天罰の如く手痛い目に遭ったり、悪役にとって不利な状況が出来上がる。辱めや天罰を受けた悪役はバツの悪い表情を浮かべたり、悔しさを顕にして逃げる様にその場を去っていく、または素直に反省して謝罪する、後日然るべき(解雇、降格、離婚、退学など)制裁・処分が下されるなどの結末を迎える。一方、解放された主人公側は胸のすく思いでいつも通りの行動を始める。

各ショートドラマは単発作品となっており、それぞれにつながりはないものの一部シチュエーションやキャストが共通するシリーズ物も制作されていた。
単発作品
イヤミ課長シリーズ
木下ほうかが上司や取引先の重役などの目上の人間には媚びへつらい、部下には尊大に接したり、嫌みを言い放ったり、面倒事を押し付けたり、手柄を横取りしようとする、通称「イヤミ課長」こと馬場智明(ばば ともあき)を演じるシリーズ。愛用の「肩たたきつき孫の手」を使いながら部下に嫌みな言動をしていくが、最後は行きすぎた嫌みや嫌がらせが原因で自ら墓穴を掘ってしまったり、部下からの復讐に遭うなどして、最終的に痛烈なしっぺ返し(上司や取引先の重役等に自身の不徳行為がバレて、降格、減給、罰金、人事異動、解雇などの懲戒処分や取引停止を言い渡されてしまう等の進退窮まる状況に追い込まれたり、直接身体的・精神的ダメージを負う等)を受け、そのショックで失神・卒倒するのがお決まりのオチである。おなじみのフレーズは「はい論破!」である。主な直属部下は山下亘(やました わたる 演:大重わたる)、笹原豊(ささはら ゆたか 演:原田文明)、三原優奈(みはら ゆうな 演:八重樫琴美Chubbiness))、武内菜美(たけうち なみ 演:小島梨里杏)であり、部下及び他課に勤務する会社員は玉村麻里(たまむら まり 演:市橋直歩)がいる。当番組の“顔”とも呼ぶべき存在として、視聴者からの人気は高く、2015年4月20日放送の第16回ではシリーズ本編の放送とは別に、馬場課長へのファンレターも紹介された[18]。また、同年5月4日放送の第17回ではシリーズ本編の放送とは別に、木下が山下役の大重と共に視聴者宅を訪問するロケ企画「新企画!イヤミ課長のお宅訪問」も行われた[19]


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