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痛みに耐えてよく頑張った!感動した!おめでとう!(いたみにたえてよくがんばったかんどうしたおめでとう)は、2001年5月27日、大相撲平成13年5月場所
(以下、2001年5月場所)で幕内最高優勝を果たした貴乃花光司に対して、内閣総理大臣杯を授与した小泉純一郎が残した言葉である。貴乃花は2001年5月場所14日目(5月26日)の武双山正士との一番で右膝を負傷しており、優勝争いでは単独首位ながら、千秋楽(5月27日)は休場必至と思われていた[1]。しかし、貴乃花は右膝をテーピングで固定した姿で千秋楽も強行出場した[1]。千秋楽結びの一番で組まれた武蔵丸光洋との一番は突き落としに敗れたが、優勝決定戦で武蔵丸と再び対戦し、今度は上手投げで勝利。13勝2敗で自身22度目の幕内最高優勝を果たした。しかし、この怪我の影響により、貴乃花は次の場所から7場所連続の休場を余儀なくされることになった[2]。また、貴乃花にとってはこれが最後の幕内最高優勝ということにもなった[3]。 ジャーナリストの枡田勲は、「喜怒哀楽を素直に表現するスタイル。小泉首相がメディア向きの政治家であることを、よく表している場面だった。」と評した[4]。 株式会社マツモトメソッドの松本和也は、「普通の人は『痛みに耐えて頑張る姿に私は本当に感動しました。心からおめでとうと言いたいと思います』と言うのですが、これだと名文句にならないですよね。小泉純一郎元総理が言った言葉には余計なことが一切省かれています。しかも一つの文章に一つの意味しかない。主語さえありません。これくらい一つ一つの文を短くすることで話し言葉は相手に強いインパクトを与えます。」と評した[5]。 桂春蝶は、「あの名ゼリフ、『痛みに耐えてよく頑張った! 感動した! おめでとう!』。あれを言わせてしまうのも、『貴様』のすごさなのですよ。」などと評した[6]。
評価
出典^ a b 佐藤祥子「千代の富士が叫んだ「貴乃花、痛かったらやめろ!」あの伝説の“貴乃花vs武蔵丸”のウラ側…「エイ、ヤーッ!」治療師の声が聞こえた前日
^ 「【平成の証言】「痛みに耐えて、よく頑張った。感動した!」(13年2月?6月)